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2006年07月27日

簾寸話その5 -琵琶湖の葭のお話 その3-

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現在では中国より輸入された葭が使われる事も多くなっています。
昔の日本人の智恵によって作り上げられたすだれを失わない為にも、
琵琶湖の水が美しく豊かである必要があるのです。

実は、日本で初めて、自治体単位で合成洗剤の環境汚染を訴え、洗濯用粉石鹸を推奨したのは滋賀県でした。
自治体から各家庭に強制は出来ないため、合成洗剤をお使いの家庭ももちろんまだまだあります。
ですが、現在
粉石鹸使用率は全国一だそうです。

こういった試みがある事を御存知いただき、皆様に少しでも環境についてお考えいただけたらと思います。

2006年07月20日

簾寸話その4 -琵琶湖の葭のお話 その2-

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前回お話しました「葭群落」。そこは無数のいのちが育つ場所なのです。
フナ、コイ、ホンモロコなどが産卵し、外敵から身を守る隠れ場所として役立ちます。
鳥たちにとっても、巣作りや休息の場として、ヨシ群落は欠かせないものなのです。
実際、ある調査では、葭や水草についている魚の卵の数は1平方メートル当たり最高10万粒にも及んだといいます。
また、葭群落のある湖岸には、無い湖岸の3倍の種類、7倍の数の鳥たちが生息していることがわかりました。
日本の美しい景色・日本固有の魚や鳥、その他の生物を守る為にも、葭は大きな役割を果たしているのです。そこで、減少した葭群落を守るために日本で初めて葭群落保全条例が制定され、(ドイツでは、葭群落保全法がある。)保全をはかっています。

2006年07月11日

簾寸話その3 -琵琶湖の葭のお話 その1-

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今回は、簾の材料となる、(よし)のお話です。
実は、1本のヨシが伸びる為には1トンもの水が必要なのです。 きれいで豊富な水が良質な葭を育てます。 そして、いったん葭が育てば、今度は葭自身が自らを生み出した“水環境”を守り始めるのです。
水を清め、湖を守り、そこに集う生物たちのいのちの水場となって恩返ししてくれているかのように。

まず、葭の群落が打ち寄せる波からの湖岸の侵食を防ぎます。
そして、水中茎の微生物が水の中の有機物を分解、さらにヨシ自身が窒素やリン酸を栄養分として取り込んでくれます。 清らかな水の中に林立するヨシの間には、マコモやウキヤガラ、柳やハンノキなどが育ち、これらが一体となった「葭群落」に育つのです。

2006年07月03日

簾寸話その2 -現代建築にすだれ-

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日本家屋にすだれがマッチするのはもっともな事で、夏を迎えるとやはり暑さをしのぎたいと、すだれを利用する事を考えます。
皆さんすだれと言うと、だいたい想像される色は薄い色のものかもしれません。それだと現代家屋やマンションに合わないとお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

が、すだれの素材はいろいろあり、茶色っぽい色、黒っぽい色のものもあるんですよ!上手に和洋折衷すれば、素敵に利用できると思います!いろいろと工夫をこらしてみましょう。

日本古来の智恵で暑さをしのぐ事で、なるべく冷房器具の使用を避け、こういった所から地球温暖化を防ぐ試みを始めてみても良いのではないでしょうか。

ちなみに、以前、関西テレビ『探偵ナイトスクープ』という番組で、打ち水で本当に気温が下がるのかということで、町内で一斉に打ち水をし気温を計った所、本当に気温の変化が見られました。
打ち水をするのには、他にも理由はありますが、いずれにせよ、昔からやり続けている事には、ちゃんとした理由があるのですね。