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簾寸話その3 -琵琶湖の葭のお話 その1-

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今回は、簾の材料となる、(よし)のお話です。
実は、1本のヨシが伸びる為には1トンもの水が必要なのです。 きれいで豊富な水が良質な葭を育てます。 そして、いったん葭が育てば、今度は葭自身が自らを生み出した“水環境”を守り始めるのです。
水を清め、湖を守り、そこに集う生物たちのいのちの水場となって恩返ししてくれているかのように。

まず、葭の群落が打ち寄せる波からの湖岸の侵食を防ぎます。
そして、水中茎の微生物が水の中の有機物を分解、さらにヨシ自身が窒素やリン酸を栄養分として取り込んでくれます。 清らかな水の中に林立するヨシの間には、マコモやウキヤガラ、柳やハンノキなどが育ち、これらが一体となった「葭群落」に育つのです。

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