簾寸話その4 -琵琶湖の葭のお話 その2-
前回お話しました「葭群落」。そこは無数のいのちが育つ場所なのです。
フナ、コイ、ホンモロコなどが産卵し、外敵から身を守る隠れ場所として役立ちます。
鳥たちにとっても、巣作りや休息の場として、ヨシ群落は欠かせないものなのです。
実際、ある調査では、葭や水草についている魚の卵の数は1平方メートル当たり最高10万粒にも及んだといいます。
また、葭群落のある湖岸には、無い湖岸の3倍の種類、7倍の数の鳥たちが生息していることがわかりました。
日本の美しい景色・日本固有の魚や鳥、その他の生物を守る為にも、葭は大きな役割を果たしているのです。そこで、減少した葭群落を守るために日本で初めて葭群落保全条例が制定され、(ドイツでは、葭群落保全法がある。)保全をはかっています。