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念珠の話10 -様々な念珠-

腕輪念珠

 今まで見てきた様に、念珠は百八の玉を繋いだものが基本であるということが、宗派が違っても変わりませんでした。しかし、時代が下るにしたがって大きな変化が見られるようになります。持ち易いように、百八の輪を半分の五十四に割ったり、その半分の二十七(つまり四分の一)に割ったりして、手のひらを一回りする寸法の輪のいわゆる片手念珠が作られ、用いられる様になって来ました。
 元々、僧侶用にも半繰念珠、四半繰念珠と呼ばれるものはありましたが、多くの一般在家が念珠を持つ様になると、持ち易いこの片手念珠が主流となってくるのです。現在では、宗派を問わず持てる略式念珠として男女でこの片手念珠が多く持たれます。また女性用としては、宗派を問わず持てる二連の念珠として、真言型の念珠が用いられます。 略式の念珠としてその他に腕輪念珠があります。最近はブレスレット感覚、或いは御守り感覚で気軽に若い人も求める人が多くなりました。これは、両手に道具を持ち念珠が持てない時に、腕に輪を小さくした念珠をつけたのが始まりといわれています。
 念珠の形の中の日本仏教の歴史を、お分かり頂けたでしょうか。

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