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    <title>御用達市場ブログ</title>
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    <updated>2008-02-29T22:30:40Z</updated>
    <subtitle>臨黄ネット御用達市場　店舗主人などによる徒然日記。
－臨黄ネット－
－御用達市場－</subtitle>
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    <title>佐波理</title>
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    <published>2008-02-29T22:30:00Z</published>
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    <summary> 荘厳具の中にあって、梵鐘などの鳴り物は...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="鏧匠 嶋村文吉" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/shimamura_bunkichi.jpg" width="300" height="299" /></p>

荘厳具の中にあって、梵鐘などの鳴り物は心底響く妙なる音色に癒される思いが致します。
鐘は古代インドにおいては大衆を集める為に用いた物らしい。妙心寺にあるのが日本最古（紀年銘六九八）の梵鐘ですが、その後、鋳造がさかんで各時代を通じ、全国各寺院の鐘楼に納められました。鐘は主に青銅の鋳造で銅と錫、亜鉛の合金です。その混合比率や形状によって多様な音色を響かせます。

銅に亜鉛を３割混ぜた合金が真鍮（しんちゅう）です。色が黄色いので黄銅とも呼ばれ、加工がしやすい金属で数多くの仏具類が真鍮製の地金で作られています。
銅に錫を混ぜた合金が青銅（ブロンズ）と呼ばれる硬い金属です。特に錫が多く含まれている地金を佐波理（さはり）と呼ばれています。古代インドの音読みを漢字表記で佐波利、砂張、沙張などと書かれており、とても良い音がする金属なので響銅、鳴金とも呼ばれています。古くに渡来した正倉院御物の荘厳品などにも佐波理の製品が見られます

禅宗寺院で多く用いられる鏧子や妙鉢は、薄板状の鋳造した地金に鍛造を加え叩き出す。固くなりすぎると割れてしまうので、火を入れては焼きなまし冷却して、少しずつ地金を回し、徐々に槌を打っては形を作っていく。とても気の長い操作をくりかえし最後に漆を刷付け焼きながら着色して完成となる。このような技術を伝承する工房は現在は皆無に近く、古来の伝統技術製法による本手打の鏧子や妙鉢など、後世に残る荘厳品を制作する名誉を大本山南禅寺様からご依頼を賜り、平成17年に鏧子を平成19年には直径一尺四寸の大妙鉢一双を完成しお納めすることができました。

<p align="center"><img alt="「佐波理」妙鉢" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/sahari-myohachi.jpg" width="380" height="332" /></p>

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    <title>常華師とその妻</title>
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    <published>2008-01-10T07:46:41Z</published>
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    <summary> お寺のご本尊には、金色の木蓮華「永遠に...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center">
<img alt="常華" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/jyouka.jpg" width="266" height="455" /></p>


お寺のご本尊には、金色の木蓮華「永遠に枯れず、常に咲き続ける花」常華が供えられています。

「曾祖父の栗山治三郎は、様々な常華の様式を今日の形態に確立し日本一の常華師と呼ばれていました。一本の木から華や葉を彫り出し、曲木の技法で茎を曲げ、葉脈などの下地を施し漆を塗って金箔で仕上げる。伝統工芸の技を駆使するんです。蓮華の本数や大きさ、バランスなどを研究し今日伝わる様式を確立し、全国のお寺さまに常華を普及させました。治三郎は腕の立つ職人でしたが、四十代で早世しました。その治三郎の仕事を支えたのが妻とく（曾祖母）でした。幼子をおんぶしながら、多くの職人さんたちのご飯を大釜で炊き、仕事に欠かせない膠（にかわ）の火加減を絶えず見る一方で、僅かに手を休めた夫に阿吽の呼吸でお茶をだす。夫亡き後も、お寺さまの御用は絶やしてはならんと女手ひとつで切り盛りし多くの子供やお弟子さんを育て上げました。偉い人やったんです」

と父親から伝え聞いていますから、ご先祖の思いに恥じない仕事をして全国のご寺院様に御満足いただけるよう日々研鑽を重ね努力していく所存でございます。

◇栗山三佛堂（くりやまさんぶつどう）

　江戸末期頃、美濃の国より入洛した初代・栗山吉之助が豊田毒湛老師より御用達大仏師として拝命を受け嵯峨の工房にて創業。二代目栗山治三郎より現在地で営業。各派大本山御寺院の荘厳具をはじめ、仏像、仏具、位牌、仏壇などの製作や修理に携わる。
（所在地：京都市中京区三条通千本一丁東入）


◇栗山貴詞（くりやまたかし）

昭和53年生まれ、IT関連企業に勤務後、平成16年9月に五代目栗山三佛堂を継承。
「あるお寺で、先祖代々が手がけた荘厳の仕事を初めて見た時より、栗山三佛堂を継ぐことに強い誇りと責任を感じています。」


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    <title>おかげさま</title>
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    <published>2007-12-02T22:30:00Z</published>
    <updated>2007-12-02T22:31:10Z</updated>
    
    <summary> 仏具屋の仕事には、ご家庭用のお仏壇や仏...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center">
<img alt="金波羅華" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/071203.jpg" width="420" height="255" /></p>

仏具屋の仕事には、ご家庭用のお仏壇や仏具の販売だけでなくお寺様の御用があります。お寺様の御用というのは、御本尊や須弥壇、御本堂内陣など一切の荘厳具の製作や修復を受け賜りお納めする仕事です。うちは代々「決して安直な商売をしてはなりません、信用と実績を大切にして、お寺様への御用に誇りを持ってやりなさい」と言われてきました。初代は美濃国の祖父江から京都嵯峨に出てきた御所侍でしたが、ときの天龍寺管長猊下の計らいで第四代南禅寺派管長、豊田毒湛老師に出会い、同郷の従兄弟にあたる事が分かったのが仏縁となり、刀を捨てお寺様の御用を勤めるようになりました。そして此の仕事を唯一無二のものとしなさいという老師の教えを守り続けて五代目の私共に至るまで大本山御用達京佛匠の看板を戴いております。

自分は二十六歳でこの仕事を継ぐまで、父や祖父がどんな仕事をしてきたのか、よくは知りませんでしたが、仕事を始めるにあたりご挨拶に伺うと、初めてお会いする方々から「あんたんとこのおじいさんや、ひいおばあさんには、よう世話になった」とよく言ってもらえました。そのような言葉を頂戴して「ご先祖のおかげで仕事をさせていただけているんや」と実感しました。
継いだばかりの頃はITの導入とか、何か新しいことをしようと肩に力が入っていました。でも、無理に自分の色を出そうと焦ることはない。栗山三佛堂が代々一所懸命にやってきた仕事を僕もきっちりと素直にやっていけばいいと気づき気持ちが楽になりました。

仏教の精神は私たちの日常生活の中に自然な形で生きていると思います。例えば「ありがとう」、「いただきます」、「ごちそうさま」と自然に手を合わせますよね。自分はこの仕事を通じてそうした素直な感謝の心を伝えていきたいと感じています。仏様の前で手を合わせるって、いいものですよ。色々なことに気づかされたり、気持ちが落ち着いたり、豊かな時間を過ごせます。そういう心や時間を自分の次の代まで末永く伝えていけるよう、今の自分にできることを精一杯やっていきたいと考えています。

<a href="http://shop.rinnou.net/shop/RIN037/oQ1iSMY6x/grplist" a target="_blank"
栗山三佛堂</a>　栗山貴詞
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    <title>栗山三佛堂様</title>
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    <published>2007-11-30T09:03:10Z</published>
    <updated>2008-01-10T07:55:31Z</updated>
    
    <summary> 〓臨黄ネット事務局より〓 １２月３日よ...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center">
<img alt="栗山三佛堂_のれん" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/noren.gif" width="410" height="410" /></p>


－臨黄ネット事務局より－
１２月３日より、３回に亘って、栗山三佛堂五代目、栗山貴詞氏にご寄稿いただきます。
是非ご高覧下さい。

◆<a href="http://shop.rinnou.net/shop/RIN037/oQ1iSMY6x/grplist" a target="_blank">栗山三佛堂</a>（くりやまさんぶつどう）
　江戸末期頃、美濃の国より入洛した初代・栗山吉之助が豊田毒湛老師より御用達大仏師として拝命を受け嵯峨の工房にて創業。二代目栗山治三郎より現在地で営業。各派大本山御寺院の荘厳具をはじめ、仏像、仏具、位牌、仏壇などの製作や修理に携わる。
（所在地：京都市中京区三条通千本一丁東入）


◆栗山貴詞（くりやまたかし）
昭和53年生まれ、IT関連企業に勤務後、平成16年9月に五代目栗山三佛堂を継承。
「あるお寺で、先祖代々が手がけた荘厳の仕事を初めて見た時から、栗山三佛堂を継ぐことに強い誇りと責任を感じています」。
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    <title>念珠の話１１　－最終話－</title>
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    <published>2007-05-01T02:39:14Z</published>
    <updated>2007-05-01T02:44:29Z</updated>
    
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        <![CDATA[<p align="center">
<img alt="安田社長" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda11.jpg" width="400" height="300" /></p>

　現在、私共の店で念珠を買われるお客様の半数以上が、お葬式の道具として念珠を買い求められます。それはそれで意味のあることだとは思いますが、私は本来はそうではないのではという思いが強くあります。
　ある方が「宗教は「溺れる者は藁をも掴む」の藁である。」と云われました。溺れる者の様に何かに縋りたいと手を差し出す手に触れる藁こそ宗教だというのです。もし、この方が云われる様に人間の宗教（仏教）に対する基本的なパフォーマンスが、溺れる者の様に藁に縋りたいと手を差し出すということであるなら、現実的にそのパフォーマンスに応え手のひらが握り締めるものは念珠であり、そして握り締めた手のひらに何かしらの温もりが感じられる、念珠はそんな存在であって欲しいと、私は思います。そして、そんな念珠を作り、皆様に販売することが出来れば、こんな幸せはないと思うのです。]]>
        
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    <title>念珠の話１０　－様々な念珠－</title>
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    <published>2007-03-31T22:30:00Z</published>
    <updated>2007-03-31T22:45:07Z</updated>
    
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="腕輪念珠" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda10.jpg" width="400" height="300" /></p>

　今まで見てきた様に、念珠は百八の玉を繋いだものが基本であるということが、宗派が違っても変わりませんでした。しかし、時代が下るにしたがって大きな変化が見られるようになります。持ち易いように、百八の輪を半分の五十四に割ったり、その半分の二十七（つまり四分の一）に割ったりして、手のひらを一回りする寸法の輪のいわゆる片手念珠が作られ、用いられる様になって来ました。
　元々、僧侶用にも半繰念珠、四半繰念珠と呼ばれるものはありましたが、多くの一般在家が念珠を持つ様になると、持ち易いこの片手念珠が主流となってくるのです。現在では、宗派を問わず持てる略式念珠として男女でこの片手念珠が多く持たれます。また女性用としては、宗派を問わず持てる二連の念珠として、真言型の念珠が用いられます。　略式の念珠としてその他に腕輪念珠があります。最近はブレスレット感覚、或いは御守り感覚で気軽に若い人も求める人が多くなりました。これは、両手に道具を持ち念珠が持てない時に、腕に輪を小さくした念珠をつけたのが始まりといわれています。
　念珠の形の中の日本仏教の歴史を、お分かり頂けたでしょうか。
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    <title>念珠の話９　－浄土真宗・日蓮宗の念珠－</title>
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    <published>2007-03-01T01:34:45Z</published>
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="浄土真宗の念珠" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda09-1.jpg" width="400" height="300" /></p>

　浄土真宗の念珠は基本的には天台型を踏襲します。ただ、我々が裏と呼ぶ房玉のない房の軸の形が少し変わります。蓮如結びと呼ばれる独特の形になります。荘厳念珠や布教用念珠と呼ばれる簡略化した紐房の念珠も、この独特の蓮如結びを施されます。蝶々が羽を開いた様に見えるこの結びが、浄土真宗の念珠を特徴付けます。
　日蓮宗の念珠は、天台型を基本として大きく手が加えられます。天台型の表の房（二十一個の房玉の入った方）はそのままで、反対側の房に真言型の様に十個の房玉が入り、加えて数取りという房玉十個の入った房を一本付け足すのです。この宗派の特徴として、お題目を唱えたりする時など、念珠を擦り合わせて音を立てます。また一般在家の方も必ず略式ではなく正式の日蓮宗の念珠を用います。この点は他の宗派に比べて際立った特徴といえます。念珠を販売する側としては、この点に非常に注意を払います。つまり、日蓮宗の檀家の方に片手念珠は販売出来ないからです。宗派によって、念珠に対する考え方は大きく違うといえます。

<p align="center"><img alt="日蓮宗の念珠" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda09-2.jpg" width="400" height="300" /></p>

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    <title>念珠の話８　－臨済宗・曹洞宗の念珠－</title>
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    <published>2007-02-01T05:05:03Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:33:02Z</updated>
    
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="臨済宗" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda08-2.jpg" width="400" height="300" /></p>


　臨済宗、曹洞宗は共に看経念珠を用います。看経念珠とは、念珠の原型に近い非常にシンプルな形をしています。親玉が一個で百八の玉を打紐と呼ばれる組紐で繋ぎます。我々が普段よく見る片手念珠の原型といえます。曹洞宗では、この看経念珠に金属の輪の入ったものを用います。臨済宗のものには入りません。曹洞宗の金属の輪の意味は、いろいろな方に尋ねてみましたがいまだに分りません。
　臨済宗が用いる荘厳念珠の出頭用念珠は切り房で、他の宗派が撚り房を用いるのと比べ大きな違いを示します。また、房色も朱赤、白が基本に、宗派によってはオレンジ、紫紺、金茶等と非常に多彩になります。個人的な話になりますが、私はこの出頭用念珠の製作にいつも取り組んでいます。全て手作りで、一連仕上げるのに約一時間半掛かります。体力の要る仕事ですが、喜びもあります。修理を預かって、その品物が先代の手のもので、それを仕上げた出来が先代のものと同様であることを確認できた時です。いつかは、父を越えたいと思っています。

<p align="center"><img alt="曹洞宗" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda08-1.jpg" width="400" height="300" /></p>

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    <title>念珠の話７　－浄土宗の念珠－</title>
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    <published>2007-01-10T04:12:51Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:32:36Z</updated>
    
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="念珠の話７　浄土宗" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda07.jpg" width="400" height="300" /></p>


　浄土宗は、非常に個性的な念珠を考案しました。日課念珠といいます。法然上人の弟子の阿波之介という人物が考案されたと伝えられています。
　南無阿弥陀仏と念仏を唱え、その唱えた数を数える道具として考案されたのです。（念珠の起源が思い起こされます。）男女で数が違うのですが、男性用の三万繰日課念珠は二つ輪が輪違いで繋がり一方が２７個、もう一方が２０個、玉があります。そして、房が一つ下がり、丸い房玉が６個、平たい房玉が10個入ります。
　念仏を一回唱える毎に玉を一個爪繰り、全ての玉を掛け合わせると、２７×２０×６×10＝３２，４００回（１０８の３００倍）念仏を唱えられるのです。三万繰という名は３２，４００回から来ています。女性用は六万繰日課念珠といい、男性用の２倍　６４，８００回念仏を唱えるのです。
　
　南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、・・・・・と何万回も念仏を唱え、西方浄土に極楽往生する。
　まさに、日課念珠は浄土宗の教義を表しているといえます。

安田念珠店社長　安田容造
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    <title>念珠の話６　－天台と真言の念珠－</title>
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    <published>2006-11-24T02:16:26Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:32:06Z</updated>
    
    <summary> 　それでは、天台型と真言型とはどの様に...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="平玉念珠" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda06.jpg" width="400" height="300" /></p>


　それでは、天台型と真言型とはどの様に違うのでしょうか。
　念珠は百八の玉を一つに繋ぎ、その輪の両側に房が二つ付くというのが基本的な形です。
　天台型は片側に二十一個の房玉が入り、反対側には房玉が入らない形のことをいい、真言型は片側に十一個、反対側には十個の房玉それぞれに入る形のことをいいます。

　天台宗ではこの形のものは荘厳念珠しか用いませんが、真言宗では荘厳用、普段用、ほぼ全てこの形の念珠を用います。
　一方天台宗では、通常は独特の平たい玉を繋いだ片房の平玉念珠を用います。
球形以外の玉を用いるのは天台宗以外の宗派では見られません。
何故平玉を使うのかというと、念珠を擦り合わせた時に出る音が丸玉の時より大きく、この擦り音を重視するからです。

　比叡山を巡る行をする回峰行者が持つ幅五分五厘（約１６．５mm）の大玉の念珠が擦られるときに出る音は非常に大きなものです。
　山の峰、峰を巡りながら、「我はここにあり」とその存在をアピールするのでしょうか。念珠の形は、その宗派の教えや考え方によって大きく変わってくるということを示しています。

安田念珠店社長　安田容造]]>
        
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    <title>念珠の話５　－念珠の形－</title>
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    <published>2006-11-01T05:40:15Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:31:32Z</updated>
    
    <summary>　今までは、主に念珠の起源を見てきました...</summary>
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        　今までは、主に念珠の起源を見てきましたが、これからは念珠の形を見て行きたいと思います。

　先に述べました様に、念珠は仏教と共に大陸から日本に伝わりました。その日本仏教の発展の軌跡を辿る様に形を進化させて行きます。
　その進化の原点となるのが、平安時代初期の最澄（伝教大師）による天台宗の開宗、空海（弘法大師）による真言宗の開宗です。ここで、念珠は天台型と真言型の二つに分化します。そして、鎌倉時代に天台宗から浄土宗、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗が生まれ、念珠もそれぞれに様々な形式が生まれます。
　しかし、重要な法要に用いられる荘厳念珠に限ってみれば、天台型、真言型の二つの流れは今も変わりません。鎌倉仏教の開祖達は、自らが修行した天台宗の形を取り入れ、新しい宗派の念珠の形の基礎としたのです。
つまり、念珠の形は日本仏教の歴史を物語っているといえます。

安田念珠店社長　安田容造
        
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    <title>念珠の話４　－１０８の珠の意味－</title>
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    <published>2006-10-17T04:03:39Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:30:43Z</updated>
    
    <summary> 　念珠は、基本的には「百八」の珠を繋い...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="美しい念珠の房" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda04.jpg" width="400" height="300" /></p>

　念珠は、基本的には「百八」の珠を繋いで形作られます。これは、どの様な意味があるのでしょうか。
　よく言われるのは、煩悩の数を表わしているというものです。

　大晦日の除夜の鐘も煩悩の数、百八回鐘を撞くことは、小さな子供でも知っていますが、その煩悩の数「百八」が念珠の基本を形作ると言うのは正しいと思います。
　しかし、念珠に幼い時から慣れ親しんできた念珠屋の跡取り息子には、「百八」という数字にそれ以外の何かロマンを感じられずにはいません。
　１０８は、１２×９なのです。１２は1ダース。１年は１２ヶ月。１分は６０（１２×５）秒。同じく１時間は６０分。１日は２４（１２×２）時間。等々。この１０進法の世の中に、根元の部分に１２進法（？）が居座っているのです。
　つまり、年月、時間もそうですが、天体の動きに関する数字に１２の倍数（「百八」に関連のある「７２」や「３６」等の数字）が多く現われます。私は、「百八」という数字に、人類の過去の記憶に纏わる何かの意味を感じざるを得ないのです。これは、念珠屋の親父の思い過ごしでしょうか。

安田念珠店社長　安田容造]]>
        
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    <title>念珠の話３　－念珠とは－</title>
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    <published>2006-10-02T02:44:54Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:30:09Z</updated>
    
    <summary> 　念珠は、元来どの様な使い方をされたも...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="数珠曼荼羅" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda03.jpg" width="400" height="285" /></p>

　念珠は、元来どの様な使い方をされたものなのでしょうか。
　これは、元来「カウンター（COUNTER）」として用いられました。つまり、数を数えてその数を忘れないようにする道具（数取り）として用いられました。では、何を数えたのでしょう。元々古代バラモン教では神々の名を唱え、それを数えたと言われますが、仏教では、真言、神呪、陀羅尼と呼ばれる、いわゆるマントラ（呪文）を数えたのです。
　時代を経るに従い、念珠の数取りとしての意味は薄れ、象徴的な意味合いが濃くなってきます。礼拝の時に持つ道具であり、時には珠と珠を擦り合わして音を立てることを目的とするようにもなります（鎌倉時代に成立した日本の代表的な仏教宗派である浄土宗の日課念珠は、念仏の数を数える道具として、新たに体裁を整えます）。
　現在では、一般的に自らの信仰を象徴するものとして、或いは、仏事の時の装飾品として用いられているといえるでしょう。

安田念珠店社長　安田容造]]>
        
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    <title>念珠の話２　－念珠の起源－</title>
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    <published>2006-09-15T04:55:29Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:28:59Z</updated>
    
    <summary> 前回は私共の店の起源をお話し致しました...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="様々な数珠_安田念珠店" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/yasuda02.jpg" width="400" height="287" /></p>
前回は私共の店の起源をお話し致しました。今回は、念珠の起源についてお話したいと思います。

今、私達が使う念珠は、仏教の伝来とともに大陸から伝わり、日本の仏教の歴史と共に進化し今日に至っています。その起源は、仏教と同じく古代インドにあります。ご存じの様に、仏教はお釈迦様によって、紀元前六世紀頃（諸説があります）成立しました。その時、仏教は、当時古代バラモン教が使っていたと思われる念珠の原型であるものを取り入れました。それが、仏教における念珠の起源です（キリスト教で使われるロザリオもインドから伝わったといわれています）。

その後、北伝仏教と共に念珠の原型は北インドから中央アジア、そしてシルクロードを経て中国に伝わり、その後朝鮮半島を経て紀元六世紀にその終点の日本に伝わります。そして、日本仏教の発展の歴史の中で進化を遂げ、現在我々が見る様々な様式の念珠が出来上がるのです。言い換えれば、世界中で最も進化した念珠が日本で見られるといってもよいのです。

安田念珠店社長　安田容造]]>
        
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    <title>念珠の話１ －安田念珠店の歴史－</title>
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    <published>2006-09-05T00:30:59Z</published>
    <updated>2007-02-05T01:28:28Z</updated>
    
    <summary> 私共の店、安田念珠店は江戸時代の初期　...</summary>
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        <![CDATA[<p align="center"><img alt="安田念珠店" src="http://blog.rinnou.net/mall1/img/01.jpg" width="280" height="400" /></p>

私共の店、安田念珠店は江戸時代の初期　天和三年（西暦１６８３年）に現在の住所（京都市中京区寺町通六角角）で、初代　藤屋宗次郎が創業致しました。
江戸時代初期の京都の名所案内の書物、「京雀」　「京羽二重」には、『寺町通誓願寺に珠数屋がある』と記されています（江戸時代の初期、現在の六角通は、誓願寺通と呼ばれていました）。

当時、誓願寺は京都でも有数のお参りの多いお寺で、多くの参詣客で溢れていたのでしょう（現在、誓願寺は、浄土宗西山深草派の総本山として、京都一の繁華街　新京極の真ん中に位置します）。
その参拝客を相手に念珠を商い始めたのが、私共の店の起源であろうと思われます。

以来三百二十余年、同じ場所で、同じ商品を、十代にわたって作り、商って参りました。
明治以降も日本の仏教の首都であった京都だからこそ、この歴史と伝統を保ってこられたのだと思います。
安田念珠店社長　安田容造]]>
        
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