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2008年05月07日

東京国際ブックフェア

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先日、出張で久々に東京に行ってきた。八重州口に降り立ち、昨年出来たばかりの大きなツインタワーを見上げながら、東京は行くたびによく風景が変わるものだと感心する。のどかな田園に囲まれた寺を出て、約3時間後には大都会の真っただ中にいるわけだから、田舎者にとってはそのギャップは甚だしい。
午前中書店での営業を済ませ、午後に有明にある東京ビッグサイトに向かう。毎年7月にここで東京国際ブックフェアが開催されるが、今回のフェアに当研究所は初めて出展するのである。本日は出展者向けの説明会があり、分厚いマニュアルを手渡されスピーディーな説明を受けてきた。
小さな研究所が単独のブースを作り出展するのは少々冒険かもしれないが、書店、図書館、そして来場者の方々への当研究所の活動や出版物のアピールには格好の場になると思う。
どうか多くの方々のご来場をお待ちしたい。


第15回東京国際ブックフェア
会期 2008年7月10日(木)~13日(日)
会場 東京ビッグサイト

今回は人文社会系の出版社の出展は過去最大になるそうです。
このブログをご覧になって、ご関心のある方に招待券を進呈します。
禅文化研究所ホームページ左下「お問い合わせ」ボタンより、「東京国際ブックフェア招待券希望」と書いて、住所電話番号などご記入漏れの無いようにお申し込みください(但し数量に限りあり)。

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2008年01月22日

永源寺を訪ねて

新緑の頃の永源寺山門

禅僧のことばのDVDシリーズ収録も、第一弾の予定は、残すところ大本山永源寺管長、篠原大雄老師だけとなった。 先日、その事前打ち合わせの為に、撮影監督の映像工房サンガの児玉氏とともに、冬の永源寺を訪れた。

永源寺派の本山である、瑞石山永源寺は滋賀県東近江市、名神高速八日市インターから車で約10分の山間にある。新緑の季節、あるいは紅葉の季節には、とても多くの拝観客が来られるこの永源寺ではあるが、この冬の時期には、附近の民間駐車場や土産物屋も閉ざされており、境内には文字通り人っ子一人見えない。

管長老師との約束の時間より少々早く到着したので、誰もいない山内を散策した。何度も永源寺には来たことがある私だが、この季節、そして人のいない境内を歩くのは初めてのことだった。
やはり禅寺はこうでないと……、きれいに掃き清められている上に、誰もいない深閑とした冷たい空気。
開山の寂室元光禅師は、この山紫水明な仙境をことのほか愛されたというのがわかるようである。
何度か兵火にかかり、伽藍は焼失して再建されているが、江戸期に建立された山門は美しく、文化財に指定されている。

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2008年01月07日

謹賀新年

ねずみ_西村惠信

雪舟等楊が備前宝福寺の小僧さんであった頃、和尚さんに叱られて本堂の柱に括りつけられたとき、涙で描いたネズミの絵があまりにもリアルであったので、和尚さん思わず「しっ、しっ」と追い払ったという話がありましたね。
私は子供の頃、お寝便して本堂床下の道具部屋に閉じ込められたとき、ふとこの話を思い出して真似してやろうとしたのですが、涙も枯れ果ててさっぱり絵にならなかったのです。そのうち師匠が心配して本堂にやってきて、扉の外から呼びかけたのですが、私はジッと黙って無言の抵抗をし続けました。すると和尚は驚いて鍵を外し扉を開こうとしたので、私は素早く飛んで出て難を逃れました。
あれからすでに七十年、そしてふとあの時描きたかったネズミの絵を今描いてみようと思ってこんなのを描いてみたのですが、さあ私の創作「窮鼠猫を噛む」、はたして師匠を驚かせ得たかどうか。どうぞ皆さん今年もひとつ、こんな気魄で一年を過ごしませんか。

所長 西村惠信

2007年12月26日

この一年、ありがとうございました

2007も暮れ行きますね

本日12/26より新春1/6まで、禅文化研究所は冬期休業に入らせていただきます。
この一年も、禅に関する事のみならず、職員のつれづれ日記のようなこのブログをご覧いただき、誠に有難うございました。感謝申し上げます。

この一年を振り返りますと、我が国日本は、あまりにも様々な事件が起こりすぎて、1つ1つを思い出すには心苦しいほどですが、それも全ては一人一人の「気」・「こころ」が原因となって、大きな問題へと発展しているように思われます。
『~の品格』という本がベストセラーとなるあたり、国民も何らか不安を抱き、このままではいけないと思う気持ちが確かにあるのでしょう。
禅文化研究所としては、初代所長の山田無文老師の著作にもあるように、改めて『自己をみつめる』事が必要なのではないかと考えます。
文明の発達した国の民が、社会の価値観、周りの価値観に囚われて、自己をみつめる事無く流されて生きた時、物質的には充たされていても、何だかわからないままに空虚感・喪失感を抱くのではないでしょうか。
日々常々、自己をみつめつつ、ものに囚われず、真摯に生きていきたいものだと思います。

さて、次回ブログ更新日は、1月7日となります。
少し間があきますが、どうかお忘れ無く、来年もご高覧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2007年12月11日

年末年始休業について

年末年始のお知らせ

禅文化研究所は、12月26日から1月6日までを年末年始の休業といたします。
1月7日より通常通り業務を行ないます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

なお、書籍等は25日14時までにご注文いただきましたら、年内に発送させていただきます。
お急ぎのご注文はお早めにお願い致します。

2007年11月02日

教育とは 季刊『禅文化』より

秋の実り

社会や家庭における様々な事件が連日報道され、人々の心の荒廃が浮き彫りになっている昨今。
「教育とは」という事を議論し、子供達のためにと考えぬいて「ゆとり教育」というものが実践されてまだ数年。しかしそれももう立ち返って見直される必要性に迫られているとか。

「生死事大、無常迅速、時人を待たず、謹んで放逸すること勿れ」。禅仏教は生死を第一番の大問題にとらえています。そして、その大問題に取り組むために、禅門には師弟間の厳しい教育が存在します。
禅文化研究所でも、この禅仏教がもつ教育方法や人生観をふまえた上で、禅と教育といったテーマで提言していかねばならないところです。
そこで今回、季刊『禅文化』206号には、職員Kの大学時代のゼミ担当教授で、教育哲学が専門であられる松田高志先生に、-教育の前提としての三つの「信」-をご寄稿いただきました。

松田高志先生は、以前に禅文化研究所の哲学研究会にも所属されており、研究所ともご縁が深く、次号以降にも御自身と禅との関わり、京都大学学生時代の居士会(智勝会/於:相国寺僧堂)などについてをお書きいただく予定となっております。
松田先生は、「あぁ、そうなんだ」…と、当たり前のようであってなかなか気付かない事に気付かせてくださいます。しかも、その真理をつく文章は、深く温かくやさしく、素直に心にストンと落ちてくるのです。
是非皆様にご紹介したく、ブログにてとりあげました。

以下、季刊『禅文化』206号より抜粋--

 そもそも教育は、親や教師が頑張れば頑張るほどうまくいかないということが少なくありません。逆に、とても教育(あるいは教師)とは思えないのに、子どもは生き生きと育つということがあります。これは、「教育の逆説」と言ってもよいものですが、特に今の時代は、そういうことが多いように思います。しかしそうであれば、教育としてどこに力を入れていいのか分からなくなります。
 これまで教育についていろいろ考えてきましたが、このような「教育の逆説」を受けとめると、結局教育のやり方よりも、教育以前の、教育の前提となるものが先ずもって大事なのではないか、という気がしてきました。それは、安心して力を入れていいものであり、それが満たされると教育はやりやすくなり、又力を入れてもいい教育(の方向)が見えてくるが、それが満たされないと、教育はやればやるほどおかしくなる、そういう前提です。そしてそういうものとして、少なくとも三つ位あるのではないか、と思うようになりました。それらは、いずれも「信」と言えるものですが、具体的には次のようなものです。…(以後は本誌にて)
-教育の前提としての三つの「信」- 松田高志(神戸女学院大学名誉教授)

2007年09月22日

西村惠信所長といく“禅と文化”の旅 ご案内

禅と文化の旅_秋

恒例の、【禅文化研究所 日帰りバスツアー】のお知らせです。
今回は、秋の奈良へ皆様をお連れしたいと思います。
非公開の禅の寺を見学したり、惠信先生のお話を拝聴し、共に学びましょう。
詳細は下記のとおりです。

日時    :平成19年11月9日(金) 午前9時~

集合場所 :JR京都駅八条口1階 観光バスプール脇コンコース(通路)

集合時間 :午前8時45分(同時に受付)

参加費   :お一人様 16,000円 (後援会員様は13,500円) 

募集人数 :先着40名(最少催行30名・店員に満たない場合、中止の場合あり)

申込方法 :こちらの申込フォームから

コース   :(9:00)京都駅八条口===(10:30)奈良:円照寺〔所長の講演〕
        ===(12:30)菊水楼(昼食)===(14:00)大和文華館
        ===(17:00頃)京都駅八条口
        ※時間はおおよその予定です。交通事情その他により変更となる場合があります。

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2007年09月07日

研究所の蔵書

研究所の蔵書1

当研究所には、寄贈を受けたり購入したりした蔵書が相当数ある。近代以降の洋装本が主であるが、江戸時代を中心とする和装本もかなりの量にのぼる。

江戸時代の出版物は、当時の物価から考えても、かなり高価なものだったようだ。それにもかかわらず、さまざまな書物の出版がなされ、需要もあったことを考えると、江戸時代の文化水準ははなはだ高かったと感じざるを得ない。
 
明治以降あまり顧みられることのなくなった文献も、江戸時代の人はその価値を見抜き、苦労して出版した。そして実に丹念に読んでいる。

それは、行間の書き込みなどからもうかがえる。昔の学者の解釈には、現在の研究水準から見ても全く遜色ないものも多々ある。 

仕事上、これらの和装本のお世話になることが多い。江戸時代の出版者や学者の恩恵を肌身で感じる毎日である。

研究所の蔵書2


2007年08月10日

お盆休み -夏期休暇のおしらせ-

お盆

本日、8月10日(金)より19日(日)まで、夏期休暇とさせていただきます。
この期間中に、オンラインショップより本をご注文いただきましたお客様には、誠に申し訳ございませんが、発送させていただくのが20日以降となります。ご了承下さいませ。

研究所職員には、禅宗の僧侶、その他在家の者もおります。
お坊さん達はこの猛暑の中、檀家さんのお参りなどで大忙し。この夏に何キロも痩せてしまう人も。
在家の者は在家の者で、家庭においてご先祖さまをお迎えする準備にかかります。
皆さんの地域では、どのようなお盆をお過ごしでしょう。
関東やその他では7月にお盆を終える地域もあるようですね。
地域の風習は違えど、ご先祖さまをお迎えする心は同じことでしょう。
また、御地の事など色々お聞かせ下さいね。

ブログは休暇中もいつもどおり発信(平日のみ)いたします!
ご高覧下さいませ。


2007年07月03日

無文老師のことば

無文老師

仏教、禅のことを勉強したい。
禅ってなに? 仏教って?  信仰って?
本を読んでみたいけど何から読めば・・・。

なんとなぁく、仏教、あるいは禅のことに触れてみたいな・・・と思われた時、その時の行動が後々自分の行く末や考え方、人生を変えるきっかけになるかもしれません。
ですが、自分が何から手をつけたらいいかわからない・・・。
そんな時はまず、無文老師のことばを読んでみて下さい。
“良いもの”に出会って下さい。

「第一歩」として、研究所HPの「読む」の欄には、無文老師のお話を掲載しています。
非常にわかりやすく物事の真理をお話し下さるため、力強いことばながらもとても優しく暖かく、読み進めやすく、心にじーんと響きます。是非。

こちらからどうぞ
無文老師のことば

「わたくしは坐禅をするようになってから、坐禅こそ真のいのりであると思うようになった。絶対者の前に正しく自己をすわらせること・・・」
「甘いものを食べすぎると虫歯になるように、甘い教育を受けて育った人間は、精神的に虫ばまれてしまいます・・・」
「われわれの人生も永遠に途中であって、もうこれでいいという終点はないと思います。お互いの人格も、いかに修行をしてみても、もうこれでいいという終点はないでしょう」
「何もすることがないという人間などございません。人間は死ぬまで何かができる、何かを作っていかねばならん」

2007年06月28日

栞いろは歌「禅のことをもっと…」

栞いろは歌_ら 栞いろは歌_た

禅文化研究所は、「臨済宗・黄檗宗連合各派合議所(臨黄合議所)」の事務局も兼ねています。 例えば、浄土宗であれば、総本山知恩院といって、浄土宗をとりまとめる頂点ともいえる本山があるのをご存じですよね?

じつは、よくお尋ねになる方もおられますが、我が臨済宗・黄檗宗には総本山というものはありません。
臨済宗には大本山が14、黄檗宗には1つあり、あわせて15の本山があります。
しかしどこも同じ臨済禅の本山であり、修行僧(雲水)は別の本山の下にある道場においても修行することが認められていますし、各地方では、本山の異なるお寺同士でも密接におつき合いがあるということも少なくありません。
そこで、これらの本山の横の連携、つながりを持つ為に構成されているのがこの臨黄合議所なのです。

各本山についてはこちらから
臨済宗・黄檗宗本山
この、臨黄合議所の公式HPを、-臨黄ネット-といいます。いわば、臨済禅の公式サイトです。
禅宗寺院を訪れる皆様に、より広くこのサイトをお知りいただきたい、また、拝観した寺院にて、建物や庭の他に、より禅というものに触れていただきたいという思いから、各派本山と一部拝観寺院において、拝観された皆様に小さな栞をお配りしております。
この栞、一昨年の秋には「いろはにほへと ちりぬるを」の12種類であったものが、さらに「わかよたれそ つねならむ う」の12種類が加わり、全24種類となりました。
栞の裏には、それぞれの頭文字から始まる禅語とその説明が書かれています。
特に外国の方には珍しい写真が多いようで、わざわざこれが配られている事を目当てにお寺に訪れる方もいらっしゃるほどだそうです。
全て集めると、24種類の写真つきの禅語集のようになりますよ!
*この栞の写真は、写真家、水野克比古さん・水野歌夕さん・田口節さんらによるものです。

詳細についてはこちら。
栞いろは歌「禅のことをもっと…」

2006年09月30日

西村惠信所長といく -禅と文化の旅-

吾唯知足

恒例の、【禅文化研究所 日帰りバスツアー】のお知らせです。

紅葉で混み合う京都を避け、今回は滋賀(甲賀・信楽)を訪れます。
京都と同じく歴史深い近江の里で、美しい自然と美術に触れ、禅の寺にて
西村惠信先生のお話を拝聴し、共に学びましょう。
詳細は下記のとおり。

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