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2008年11月12日

堀内宗心宗匠 卒寿記念展 -東京・京王百貨店-

堀内宗心宗匠

東京の京王百貨店(西新宿)6階 京王ギャラリー にて、11月13日(木)から11月19日(水)まで、
「堀内宗心 卒寿記念展」が開催されます。
卒寿を迎えられるのを記念して、宗心宗匠のお手造り作品や、表千家ゆかりの作家による宗心宗匠のお好みものなど、数々の作品が展示即売されます。
弊所から刊行の『歩々清風-科学する茶禅の人-』も置いていただいております。

長年、科学・茶・禅の研鑚を積まれてきた宗匠の真髄が見てとれるかのような作品展かと存じます。
お近くの方は是非、お運びください。

『歩々清風-科学する茶禅の人-』堀内宗心著

2008年10月20日

早朝の南禅寺 

早朝の南禅寺

来年春、装い新たに(ムック形式になります)再刊を予定している-禅の寺-の撮影の為、お天道様が登った直後の南禅寺を訪れました。
朝早いというのに、既に境内には散歩をする人、独自の体操をしている人、様々に気持ちの良い朝を過ごされているようです。京都に住まう者は、本当に贅沢ですねぇ。
朝早くに行かないと見られない光景ですが、あれだけの落葉樹が植わっている境内、私たちが歩かせていただく道がきれいなのは、毎朝僧堂の雲水や南禅寺の本坊の和尚さん達が総出で掃除されているからなのです。

早朝の南禅寺 疏水

気持ちのよい秋晴れ。見上げると爽快な気分に。
南禅寺といえば疏水も有名ですが、皆さんこのように前から見ているだけではありませんか?
実は上へと登って見ると……

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2008年10月02日

鈴木大拙の故郷 能登半島 蛸島

蛸島

国泰寺を後にして、ふと思い立ち、能登半島の先端近くにある蛸島へ向かった。
なぜなら、ここはあの鈴木大拙博士が若きころに住んでいたことがある町なのである。
なんということはない、とても辺鄙な小さな田舎町である。
もとは塩業が盛んであった町で、のと鉄道能登線の終点・蛸島駅があったが2005年に廃線になってから鉄道もない。

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2008年09月19日

禅語カレンダー2009年 -関清拙 画賛-

禅語カレンダー2009年

禅文化研究所の来年のカレンダーは、昨年と同じく、天龍寺第7代管長を務められ、天龍寺僧堂師家として多くの雲水の指導にあたられた関精拙老師(1877-1945)の画より選りすぐりました。
毎月、精拙老師の画や賛と、それにあわせた禅のことばを楽しんでいただけます。

年始年末のご挨拶、お返し等としてご利用いただける、お求めいただきやすいお値段です(1部\525)。
50部以上、100部以上のお申し込みにつきましては、1部あたりの価格も割引き価格となり、50部以上からは、カレンダー下部に寺名や社名などの刷込み印刷も承ります(100部以上なら刷込み無料)。

詳しくはこちらから

【表紙・牛図】

はずかしき 牛のおしりを かいま見て
悟りと思えし われぞはずかし

空手にして鋤頭を把り、歩行にして水牛に騎る
人 橋上より過ぐれば、橋は流れて水は流れず

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2008年09月12日

『訓注 雲居和尚語録』・『雲居和尚墨跡集 続』のご紹介

訓注 雲居和尚語録 雲居和尚墨跡集 続

松島の瑞巌寺(臨済宗妙心寺派)では、雲居希膺禅師350年遠諱を記念し、全国の関係寺院・機関・個人の協力を得て、昭和60年発行の『雲居和尚墨蹟集』に掲載されなかった墨跡など、130余点を収録した、『雲居和尚墨跡集 続』と、『訓注 雲居和尚語録』が発刊されました。
特別頒布品として、少部数ながら禅文化研究所にてお買い求めいただけます(上記リンク先からどうぞ)。

なお、現在、瑞巌寺の宝物館・青龍殿にて、雲居和尚展が開催中です。
松島におでかけの際は是非お立ち寄り下さい。

雲居和尚展_瑞巌寺

2008年09月01日

盤珪禅師逸話選

禅文化研究所の禅僧逸話シリーズの中の、『盤珪禅師逸話選』が-読書のすすめ-のHPで紹介されました。
-読書のすすめ-は、とてもユニークな本屋さんです。一度のぞいてみてください!


こちらから

2008年08月28日

季刊『禅文化』209号

季刊『禅文化』209号

季刊『禅文化』209号。ネットショップよりお買い求めいただけます。

もくじ
追悼 山田宗敏和
枯淡の人 先師功山宗敏和尚を偲ぶ/山田宗正
金毛窟の日々 真珠庵、功山和尚を追悼す/柳楽義道
善財童子の求道ものがたり(十一)―栴檀林の教育者・ニルゴーシャ聖仙/小林圓照
西田直門 片岡仁志先生 (一)/北野裕通
叢林生活の安定(下之上) 要説・中国禅思想史/伊吹敦
禅宗語録入門読本1 禅の語録と中国語/小川隆
三十三観音の物語 馬郎婦観音と魚籃観音/藤田琢司
回想―鈴木大拙先生―その九/北西弘
雪舟―禅宗の絵画 その六/金澤弘
至道無難禅師と正受老人の初めての相見/中嶋徳三
人間、この矛盾存在 三余居窓話(五十七)/西村惠信
大聖武/泉田宗健
旅人かへらず/平塚景堂
こんな夢を見た/安永祖堂
いのちの讃歌 サヌカイト音禅/福井友榮
グラビア 寺宝探訪 京都・慈済院
合気道の面白さ どうして武道が合気(愛気)なのか/松田高志
和尚さんの身体講座 (十九)/樺島勝徳
まつがおか日記―夏/井上米輝子
世界に拡がる、隻手の音声/松下宗柏
柿の実一つの豊饒―中城ふみ子の食物の歌/佐伯裕子
表紙解説/藤元 裕二
いっぷく拝見
編集後記〈禅文化漫筆〉
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本


研究所HPには、いくつかの掲載記事をご紹介しています。
是非ご覧になってみて下さい。

2008年08月06日

お遍路の地へ

穏やかな四国の海

出張で四国(愛媛)へ行っていました。
連日35度を超える猛暑だというのに、真っ黒に日焼けした顔に白装束のお遍路さんをおみかけしました。
さすがこの時期に歩いてまわろうとされる方達。お1人で歩いておられる方がほとんどでした。
お1人といえども、お隣には同行二人、弘法大師さんがついていてくださる。もくもくと歩き続けるそのお姿に、本当にお大師さまが一緒についておられるような心強さを見た気がしました。
私もいつか、歩いてまわれたらなぁ…と夢見る今日この頃です。

溢れる緑、お大師さん縁の数多くの寺、霊峰、青く穏やかな海。澄み渡る空。温泉にみかん畑。砥部焼。日本てやはり美しいなぁ…と心底思える地、愛媛です。

緑溢れる地

2008年07月23日

嬉しいお便り -『子育てのこころ』-

子育てのこころ

禅文化研究所の本は、金閣寺や龍安寺など、禅宗の拝観寺院の売店などで取り扱っていただいています。
今回お便りいただきましたのは、龍安寺を拝観された際に、『子育てのこころ』(盛永宗興著)をご購入いただいた若いお母さんからです。

1歳の息子のしつけに悩んでいた時に、この本が目にとまり買い求めました。とても読みやすく、これからの子育ての迷いが消え、とてもはっきりしました。有難うございました。
お友達にもプレゼントしたいと思って申し込みました。

とのことで、お友達への2冊の注文が、このお便りとともに研究所に届きました。
皆さまからこういったメッセージが届きますと、職員一同とても嬉しく思っております。

2008年07月18日

第15回 東京国際ブックフェアを終えて

会場入口

7月10日(木)より13日(日)まで、東京ビッグサイトにて開催されました、第15回東京国際ブックフェアのご報告です。

今回、初出展という事もあって手探り状態の中、前日9日に準備を始めました。
「禅文化研究所に行くと、本屋のように本が並んでいるのですか?」とのご質問を受ける事があります。研究所にて直接お買い求めいただく事は可能ですが、本屋さんのように本をディスプレイしているわけでもなく、ディスプレイ経験初めての職員3人で、「あぁでもない、こうでもない」と言いつつ、暑い中、本を並べていきました。

準備中

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2008年07月10日

東京国際ブックフェア 本日より

東京国際ブックフェア
(この写真は東京国際ブックフェア公式サイトよりお借りしました)

本日、7月10日(木)より13日(日)まで、東京ビックサイトにて、第15回東京国際ブックフェアが開催されます。

今年は禅文化研究所、初出展させていただきます。職員3名が東京でお待ち申し上げております。
書籍も、約2割引にてご購入いただけます。
京都からは他に、コトコト・思文閣出版・本願寺出版社・光村推古書院・ミネルヴァ書房、宮帯出版社が出展されます。
お近くの方は是非お立ち寄り下さい。

2008年06月13日

禅僧が語る DVD発売

禅僧が語る DVD

以前よりこのブログでも取材記録などをお伝えして参りましたが、6月10日(火)にようやく発売させていただきました。

★禅僧が語る DVD★
5本セット 6,300円(1本分お得)
各 1,575円
それぞれ約50分・冊子付き

――――――――――――――――――――――――
○妙心寺第677世 東海大光老師 「一筋がよし寒椿」
○萬福寺第60代堂頭 仙石泰山老師 「手を放て」
○永源寺第142世 篠原大雄老師 「恨みにつく」
○相国寺第132世 有馬賴底老師 「瞬間を生きる」
○建仁寺第487世 小堀泰巌老師 「一つになれ」
――――――――――――――――――――――――
詳しくはこちらからどうぞ

***
日本は豊かな国のはずでした。それが次世代を支えるはずの若者の間では様々な問題が起こっています。心が豊かでない証拠が、どんどんと目に見えて起こってきています。
物には恵まれているはずなのに、生きていきにくいこの世の中、これから私たちはどう生きるべきか、どうあるべきか…。今生きている今世は、皆さん一回きりのものです。老師方の言葉の端々から、今世を生きるにあたって本当に大事なことは一体何なのか…皆さまに受け取っていただきたいと思います。
「禅」についての見解もそれぞれお話いただいております。必ず、皆さんにもこれからの人生においてヒントになるお言葉があるかと思います。
また、各老師の来し方、出家の機縁なども語っていただきます。出家していない我々(今日ブログを書かせていただいております職員は、在家の者です)には、僧堂での様子などはなかなか知る機会がありませんが、老師方とそのお師匠様との深い関わり合い、禅僧らしいエピソードなど、禅ファン、禅僧ファンにはたまらないお話が盛りだくさんです。
お買い求めいただき、ご高覧いただければ幸いです。

2008年06月06日

開甘露門の世界-お盆と彼岸の供養 【新刊紹介】 

開甘露門の世界 -お盆と彼岸の供養

5月27日に発売された新刊のご案内です。

『開甘露門の世界-お盆と彼岸の供養』 野口善敬編著
3,360円 A5判上製・284頁

臨済宗の檀信徒の方はよく御存知でしょうが、お盆やお彼岸に-施餓鬼会-が行なわれます。
さて、その施餓鬼会で唱えられる経典、「開甘露門(かいかんろもん)」にはどのような意味があるのでしょうか。
今回、この本ではその意味を解明し、現在知り得ることを全て収めた意義ある内容となっております。表紙カバーに使われているのは、東京国立博物館蔵の「地獄草紙」(国宝)の部分です。

詳しくはこちらから

皆さま方のお家のご先祖様は、子孫である皆さま方から常に手厚いご供養を受けておられる事かと存じますが、多くの精霊のなかには誰からも供養されず、餓鬼道に堕ちて苦しんでいる霊もたくさんあるでしょう。
また、その餓鬼道に堕ちて苦しんでいる霊も、我々や我々のご先祖様とは無関係とも言い切れないでしょう。
「開甘露門」は、そのような餓鬼道におちて苦しんでいる多くの精霊を供養し、済度するためにお唱えするものです。
最近ないがしろにされてきていると言っても過言ではない「供養」。
これは決して我々が怠ってはならない大切な古からの智慧なのだと思います。
目には決して見えないかもしれませんが、こういった事を大事にする「こころ」が、人を育てるのだと思う今日この頃です。

臨黄ネットより_施餓鬼会

上の写真は、臨済宗黄檗宗公式ページ 臨黄ネットよりお借りしました。施餓鬼会の写真です。
2005年8月の禅語より

2008年05月30日

十牛図 もうひとつの読み方 -西村惠信 著・画-

十牛図 もうひとつの読み方

禅文化研究所所長・花園大学前学長の西村惠信先生の本が6月25日に発売されます。

『十牛図 もうひとつの読み方』
2,415円
(本体価格:2,300円 消費税:115円)
46判上製・320頁


今回は、『無門関プロムナード』、『臨済録をめぐる断章』に引き続き、一般の方々にもわかりやすく十牛図を読んでいただきたいとの企画で、惠信先生流に十牛図を解釈いただき、皆さまに語りかけるように執筆された本となっております。
また、十牛図の絵の解釈にとどまらず、古今東西、先生の人生体験から色々なお話をエッセイ風にまとめています。

是非、生き方のヒントにしていただきたい一冊です。
ご予約、承っております。

>詳しくはこちらから

2008年05月07日

東京国際ブックフェア

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先日、出張で久々に東京に行ってきた。八重州口に降り立ち、昨年出来たばかりの大きなツインタワーを見上げながら、東京は行くたびによく風景が変わるものだと感心する。のどかな田園に囲まれた寺を出て、約3時間後には大都会の真っただ中にいるわけだから、田舎者にとってはそのギャップは甚だしい。
午前中書店での営業を済ませ、午後に有明にある東京ビッグサイトに向かう。毎年7月にここで東京国際ブックフェアが開催されるが、今回のフェアに当研究所は初めて出展するのである。本日は出展者向けの説明会があり、分厚いマニュアルを手渡されスピーディーな説明を受けてきた。
小さな研究所が単独のブースを作り出展するのは少々冒険かもしれないが、書店、図書館、そして来場者の方々への当研究所の活動や出版物のアピールには格好の場になると思う。
どうか多くの方々のご来場をお待ちしたい。


第15回東京国際ブックフェア
会期 2008年7月10日(木)~13日(日)
会場 東京ビッグサイト

今回は人文社会系の出版社の出展は過去最大になるそうです。
このブログをご覧になって、ご関心のある方に招待券を進呈します。
禅文化研究所ホームページ左下「お問い合わせ」ボタンより、「東京国際ブックフェア招待券希望」と書いて、住所電話番号などご記入漏れの無いようにお申し込みください(但し数量に限りあり)。

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2008年04月30日

4月のしまなみ海道

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雲居禅師350年遠忌記念事業の一環として、松島の瑞巌寺より承った『雲居禅師墨蹟集』の撮影で四国へ。
伊予の地は、雲居禅師生誕の地でもあるから、比較的墨跡などがよく残っている。
今回は、広島にある臨済宗大本山、佛通寺の撮影を終え、しまなみ海道を渡って四国へ。
穏やかな青い海に、ぽっかりと浮かぶ島がたくさん見えるこの辺りの景色は、人の心までまぁるくするようだ。

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まるで海を悠々と泳ぐような鯉のぼり! 桜も満開でなんとも美しい日本の風景です。

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2008年04月28日

臨済宗大本山佛通寺の撮影

川を渡って佛通寺へ


絶版となっていた『禅の寺』を復刻する事となりました(今秋発売予定)。
臨済宗の本山全てをこのような形で紹介した本もなかなか無い事や、「もう買うことはできないのですか?」とのお問い合わせをいただく事もしばしばあり、今回はカラー写真を増やし、文章にも少し手を加え、皆さまに手にとっていただきやすいようにと考えています。むろん、しっかりと各本山の歴史や宝物などもご紹介する、本格的な本山紹介の本であるのは言うまでもありません!

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2008年04月18日

生きることは 一筋がよし 寒椿

生きることは 一筋がよし 寒椿
各派管長老師のインタビュービデオの制作が進んでいる。 妙心寺管長の東海大光老師のDVDビデオのタイトルは、「一筋がよし 寒椿」というタイトルに決まった。 これは、初代の「伊豆の踊り子」を撮った映画監督・五所平之助(1902~1981)の

  生きることは 一筋がよし 寒椿

という句を、東海大光管長が好んでいると言われているためだ。

一旦、自分がこれと決めたら、とにもかくにも一心不乱で突き進んでいくことが尊い。見事な俳句である。
東海大光老師のお話からは、この句を好んでおられるのがよくわかる力強い気迫が伝わってくる。在家から小僧になり、迷うことなく真っ直ぐに突き進んできた結果が今の自分になっているとおっしゃっている。

現在、大本山妙心寺は、平成21年の開山無相大師650年の遠諱に向けて全国からの参拝法要も多く、また各地へ赴いてのご親化もあり、管長として多忙な毎日であろうと思うが、その中のわずかな閑を見つけては、陶芸や山登りといった本格的な趣味も楽しまれている。


DVDのジャケット(未確定)

現在編集中のDVD「禅僧が語る」シリーズ、「一筋がよし 寒椿」(妙心寺第677世 東海大光老師)予価1575円(税込)をお楽しみに。

2008年03月21日

あなぐま寺庭の講演 於:妙心寺

あなぐま寺庭の講演

建仁寺派瑞陽寺の寺庭である伊賀奎子さん(弊所発行『あんたはあんたのままでいい 寺庭奮闘記』の著者)が妙心寺本山で行なわれた寺庭婦人研修会で講演を行なった。
伊賀さんは住職と共に山口県の過疎地にある山寺を守る傍ら、旺盛な好奇心でユニークな活動を行なっている。
「女が寺で生きていくとき」と題した講演で伊賀さんは、老物理学者と羊飼いの少年とが宇宙の真理を語り合う夢枕獏の短編『羊の宇宙』の一文を朗読し、都会のスピードとは無縁な過疎地のスローな暮らしぶりや寺に集う人々を紹介した。

お寺があるからみんなが元気を出して輝いていられるという伊賀さんは、過疎地や限界集落のことを開放区であり自由集落と呼び、お金もない寺であってもできることは見つけられる、お寺は都会から田舎に帰ってきた人たちの心の拠り所としてなくてはならない存在で、寺庭がみんなを引きつけていけるよう力をつけてほしいと熱く語った。
講演後は著書のサイン会を行ない、購入者一人一人に「頑張ってね」と声をかけられていた。
「京都に来て田舎が活性化できる企画を一つ思いついたわよ」と明るく語る伊賀さん。70歳とは思えないエネルギッシュな女性である。

2008年03月06日

オーラが良くなる読書フェア -紀伊国屋新宿店-

紀伊国屋新宿店ブックフェア

紀伊国屋 新宿本店5階 宗教書コーナーにて
【成幸する人は読んでいる!清水克衛オススメオーラが良くなる読書フェア】が開催されています。

これは、『ブッダを読む人は、なぜ繁盛してしまうのか。』(現代書林)(清水克衛 著)の刊行にあわせて開かれている読書フェアで、この著書の中で紹介されている25冊の図書を一同に集められたものなのです。この25冊の中に、禅文化研究所の出版物、『愛語』(原著・山田無文)が選ばれているため、店頭でも並べていただいています。

東京近郊にお住まいの方、おでかけになられる方は是非お運び下さい。清水氏の選ばれた魅力的な本が1コーナーに並んでいます。

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2008年02月01日

『歩々清風 -科学する茶禅の人-』 雑誌掲載

-金沢を愛するすべての人のためのハイクオリティーマガジン-『金澤』の2月号、「今月の見もの聞きもの読みもの」のページに、堀内宗心著『歩々清風 -科学する茶禅の人-』が紹介されました(画像をクリックすると記事をご覧いただけます)。

堀内宗心宗匠とは、茶の湯をたしなむ者にとっては、同じ時代に生まれてこられた事に心から感謝したい気持ちになるような存在です。
僧侶の修行でもそうですが、人が何かひとつの道に精進を重ねるためには、大いなるお手本というのでしょうか…決して近づく事はできないような大きな存在であっても、少しでもあの境地、境界に近づけたら…と思えるような絶対的存在が必要な気がします。
人生において、それほどの存在に何人出会えるでしょうか。
是非この本で、宗匠のお人柄、お考えに触れていただきたいと思います。

今回、『歩々清風』をご紹介くださった雑誌『金澤』は、美味なる物、美しいもの、古都の町並みや文化が好きな方、また新しい金沢を発見したい方、ご旅行をお考えの際にも是非おすすめしたい雑誌です。

『金澤』2月号 『歩々清風』堀内宗心著


2007年12月18日

北京での仕事 -中国2-

電飾の天安門広場

今回の訪中は、主に2つの仕事のためである。 その一つは、研究所が事務局を兼ねている、臨済宗黄檗宗の公式サイト、臨黄ネットホームページの中国語版を作成するため、その翻訳についての打ち合わせである。 既に、英語版ページは去年の冬からオープンしているが、今度は中国に向けても発信しようということになっている。そもそも禅は中国から渡ってきたわけであるから里帰り的ではあるが、日本と中国の友好を深める意味もある。

もう一つの仕事は、研究所が日本国内で発行発売している書籍の中国語版の出版についてである。現在、予定に上がっているのは、禅僧の修行生活を絵をつけて書かれた『雲水日記』、山田無文老師の説話集『和顔』および『愛語』。この3種類である。

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2007年12月14日

禅僧のことば -黄檗宗 萬福寺管長-

東方丈_萬福寺

晩秋の終わりが近づいた一日、宇治市にある黄檗山萬福寺を訪れた。京都市内の紅葉で名高い寺院は、この時期は朝早くから参拝者で賑わっているが、ここ萬福寺はそれほどではなく、早朝の凛とした空気が心地よい。

切妻造りの総門から境内に入ると、三門、天王殿、大雄宝殿と中国風の伽藍が建ち並び異国情緒に溢れている。天王殿には弥勒菩薩の化身とされる布袋和尚が中央に祀ってあり、でっぷりとした腹を突き出した姿は仏像とはいえ実に微笑ましい。茶室有聲軒近くにある黄檗の木は山号の由来となった樹木であるが、病気のためか幹の途中から切り取られ、今は僅かな枝を残すのみである。
さて、今回の訪問の目的は、以前にもお伝えした臨済宗黄檗宗の各派管長に出演いただくビデオの収録のためで、初回は仙石泰山黄檗宗管長である。撮影には境内奥にある東方丈を使用させていただいたが、庭の紅葉は今が見頃で白砂とのコントラストが美しい。

黄檗宗管長

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2007年12月07日

2008年 禅語カレンダー

以前にもご案内申し上げましたが、年も暮れてきたところで再度ご紹介を。
2008年の研究所発行禅語カレンダーです。
お値段も手ごろですので、年末年始のご挨拶・贈り物と一緒にいかがでしょうか。

禅語カレンダー08

今年は、天龍寺第7代管長、また天龍寺僧堂師家として多くの雲水の指導にあたられた関精拙老師(1877-1945)の画より選りすぐりの12枚。
毎月、精拙老師の画や賛と、それにあわせた禅のことばを楽しんでいただけます。

50部以上、100部以上のお申し込みにつきましては、1部あたりの価格も割引き価格となり、50部以上からは、カレンダー下部に寺名や社名などの刷込み印刷も承ります(100部以上なら刷込み無料)。

詳しくはこちらから

【表紙・ねずみに乗った大黒天】
手に持てる 打ち出の小槌 振り回し
何を出すやら 大黒の天
布袋頭、解開し了わり
十方世界、蕩蕩として辺無し

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2007年11月16日

『日本にのこる達磨伝説』

お達磨の桜から眺めた月山(左)と葉山

 日本の伝説には、著名な高僧たちがしばしば登場する。それら高僧たちは各地を行脚し、困った人を助け、村人に恵みをもたらす。その中でも代表的な人物は、やはり弘法大師空海であろう。  水に不自由をしている村人のために、大師が杖で地面を突くと、そこからこんこんと泉が湧き出した、という「弘法清水」の伝説は全国に分布する。弘法大師のかわりに慈覚大師や泰澄大徳、あるいは蓮如上人などが主人公となっている地方も多い。いずれも庶民のあいだに広く知られたヒーロー的人物である。

 さて、達磨大師がそのような伝説の主人公となっている地が山形にある。「お達磨の桜」という桜の木もあるという。関連書籍やインターネットから手に入るのは断片的な情報ばかりである。
 もう半年以上前になるが、桜の咲く季節に、はるか山形の地まで出かけた。11月20日に新刊発売する『日本にのこる達磨伝説』の取材のためにである。本書は、こういった日本における知られざる達磨伝説を集成したものだ。

 山形県と聞いて、ある年代以上の人なら、テレビドラマの「おしん」を思い浮かべるのではなかろうか。貧しいながらも懸命に生きる人々の姿は視聴者に大きな感動を与え、雪深い山形の地は日本人の郷愁をさそった。
 また、山形の代名詞ともなっているのが、月山・湯殿山・羽黒山の出羽三山である。修験道の聖地として多くの宗教者が集まり、山岳修験のメッカとなった。同じく修験で有名な鳥海山や葉山、さらには山寺と呼ばれる立石寺などもある。宗教的雰囲気の色濃くただよう土地である。
 山形駅からJR左沢線の列車に乗る。朝と夕方は通学の高校生の声がガヤガヤと喧しいが、その時刻以外は静かなローカル線である。「左」を「アテラ」とは、なかなか読めまい。広大な田園地帯の中、しばらく列車にゆられると羽前長崎駅に着く。そこが達磨伝説の地、中山町である。


お達磨の桜


 「お達磨の桜」は、最上川の支流である須川のほとりにあった。その地は、かつての山形街道の渡し場の位置にあたるともいわれる。そこからは月山と葉山を望むことができる。なだらかで女性的な月山と、ごつごつと男性的な葉山が、まるで夫婦のように肩を並べる姿は雄大である。
 「お達磨の桜」とは、三株のエドヒガンの巨木の総称であるが、残念ながら一株は落雷により焼失してしまい、一株は枯死寸前である。残りの一株は幸いに樹勢盛んで、美しい花を咲かせていた。現在では町によって公園として整備がなされ、周辺にも多くの桜が植えられて桜の名所となっている。
 この桜には、名前の由来ともなった、不思議な伝説が伝わる。 

 この伝説の内容について知りたい方は、禅文化研究所発行の『日本にのこる達磨伝説』をご覧ください。


『日本にのこる達磨伝説』


2007年11月02日

教育とは 季刊『禅文化』より

秋の実り

社会や家庭における様々な事件が連日報道され、人々の心の荒廃が浮き彫りになっている昨今。
「教育とは」という事を議論し、子供達のためにと考えぬいて「ゆとり教育」というものが実践されてまだ数年。しかしそれももう立ち返って見直される必要性に迫られているとか。

「生死事大、無常迅速、時人を待たず、謹んで放逸すること勿れ」。禅仏教は生死を第一番の大問題にとらえています。そして、その大問題に取り組むために、禅門には師弟間の厳しい教育が存在します。
禅文化研究所でも、この禅仏教がもつ教育方法や人生観をふまえた上で、禅と教育といったテーマで提言していかねばならないところです。
そこで今回、季刊『禅文化』206号には、職員Kの大学時代のゼミ担当教授で、教育哲学が専門であられる松田高志先生に、-教育の前提としての三つの「信」-をご寄稿いただきました。

松田高志先生は、以前に禅文化研究所の哲学研究会にも所属されており、研究所ともご縁が深く、次号以降にも御自身と禅との関わり、京都大学学生時代の居士会(智勝会/於:相国寺僧堂)などについてをお書きいただく予定となっております。
松田先生は、「あぁ、そうなんだ」…と、当たり前のようであってなかなか気付かない事に気付かせてくださいます。しかも、その真理をつく文章は、深く温かくやさしく、素直に心にストンと落ちてくるのです。
是非皆様にご紹介したく、ブログにてとりあげました。

以下、季刊『禅文化』206号より抜粋--

 そもそも教育は、親や教師が頑張れば頑張るほどうまくいかないということが少なくありません。逆に、とても教育(あるいは教師)とは思えないのに、子どもは生き生きと育つということがあります。これは、「教育の逆説」と言ってもよいものですが、特に今の時代は、そういうことが多いように思います。しかしそうであれば、教育としてどこに力を入れていいのか分からなくなります。
 これまで教育についていろいろ考えてきましたが、このような「教育の逆説」を受けとめると、結局教育のやり方よりも、教育以前の、教育の前提となるものが先ずもって大事なのではないか、という気がしてきました。それは、安心して力を入れていいものであり、それが満たされると教育はやりやすくなり、又力を入れてもいい教育(の方向)が見えてくるが、それが満たされないと、教育はやればやるほどおかしくなる、そういう前提です。そしてそういうものとして、少なくとも三つ位あるのではないか、と思うようになりました。それらは、いずれも「信」と言えるものですが、具体的には次のようなものです。…(以後は本誌にて)
-教育の前提としての三つの「信」- 松田高志(神戸女学院大学名誉教授)

2007年10月17日

禅僧のことば

禅僧のことば

今、研究所の出版企画で、臨済宗黄檗宗の各派管長とお会いしている。これは「禅とは何か」や「いのちの在り様」などのテーマをもとに各老師に語ってもらい、それをビデオに収録してDVD化するための出演依頼である。
映像に残るということで最初は難色を示された老師も、趣旨を説明すれば最後にはご理解いただき、今のところ交渉は順調に進んでいる。
第二次世界大戦後、長い歴史の中で培ってきた価値観を見失ってしまった日本人に、「人として生きることの意味」を禅僧の立場から語ってもらおうというのが企画側の意図であるが、お話しを伺う中で、老師の側からも、これほど人のいのちが軽視される今の社会に向けて、何かメッセージを発信しなければならないという意識も感じられた。
これまでお会いした老師方は、それぞれに個性は違うが禅僧としての魅力がある方々ばかりである。実際の収録ではどういった言葉を発していただけるか、今から楽しみである。

2007年08月28日

NHKラジオ深夜便 -トーマス・カーシュナー師-

雨の日の托鉢 除夜の鐘つき


2月11日に、NHK教育テレビ「こころの時代 宗教・人生 -人生の荷物は少ないほうがいい-」に出演された、トーマス・カーシュナー師。
テレビの反響とはさすがにすごいもので、たくさんの本(『禅僧になったアメリカ人』)をご注文いただいた。

研究所としては、無名に等しいアメリカ人禅僧の私記が、一体どれだけの人に読んでもらえるのか想像もつかず、そうではあっても、今の時代だからこそ、彼のような人がいる事を皆さんに知っていただきたいと思っての出版であった。
そして、また先日(8/11)のNHKラジオ深夜便に彼が出演し、たくさんの本をご注文いただいた。

研究所の職員は皆彼の事を知っているため、テレビやラジオで紹介され、彼の真摯な真面目すぎるほどにまっすぐな生き方、今までの困難な道のり、そして様々な事を乗り越えて今がある事などが多くの方の知るところとなり、心に響いたのだと思うと、とても嬉しく思う。

感想を下さる読者の皆様のお言葉からも、この本に力づけられた事が伝わってくる。ブログを読んでいただいている皆様にも、是非オススメしたい一冊である。
皆様からのご感想

*上の絵は、本文中の挿絵です。カーシュナー師によるものです。

2007年08月14日

季刊『禅文化』

禅文化205号

研究所では、春夏秋冬と、年に4回(1,4,7,10月の25日)季刊誌を発行している。
僧侶をはじめ、研究者、禅に興味ある在家の方など、読者は様々だ。
その内容も多岐に亘り、語録の解説もあれば、禅の美術について、また読みやすいエッセイや掛軸拝見、日本達磨伝説、チベット紀行文、和尚さんの身体講座なども。
表紙はいつも編集者が吟味に吟味を重ね、良い画を探して決めている。むろん、その解説付。
次号では、教育に関しての記事も掲載する予定だ。

禅に関心をお持ちの方は、バックナンバーのもくじを一度ご覧下さい。

季刊『禅文化』


2007年08月06日

2008年 禅語カレンダー

禅語カレンダー08

禅文化研究所の来年のカレンダーは、天龍寺第7代管長、また天龍寺僧堂師家として多くの雲水の指導にあたられた関精拙老師(1877-1945)の画より選りすぐりました。
毎月、精拙老師の画や賛と、それにあわせた禅のことばを楽しんでいただけます。

年始年末のご挨拶、お返し等としてご利用頂ける、お求めいただきやすいお値段です(1部\525)。
50部以上、100部以上のお申し込みにつきましては、1部あたりの価格も割引き価格となり、50部以上からは、カレンダー下部に寺名や社名などの刷込み印刷も承ります(100部以上なら刷込み無料)。

詳しくはこちらから

【表紙・ねずみに乗った大黒天】
手に持てる 打ち出の小槌 振り回し
何を出すやら 大黒の天
布袋頭、解開し了わり
十方世界、蕩蕩として辺無し

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2007年06月29日

『語録のことば 唐代の禅』

語録のことば 唐代の禅

7月に出る新刊の一冊。駒沢大学教授小川隆先生の著書です。
本書は、唐代禅宗文献の思想史的解読を試みられているもので、主に馬祖系と石頭系の禅について、伝統的な読みとは異なった解釈をされています。
これは、小川先生があとがきでも書かれているように、ご本人が禅文化研究所の景徳伝灯録研究会の一員で、入矢義高先生のご存命の頃から長年にわたり参加されており、その中で入矢先生が開拓されてきた、「多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結びつけながら読み解いてゆく」という手法のもとに著されたものであるからです。

『語録のことば 唐代の禅』
定価2,415円
(本体価格:2,300円 消費税:115円)

小川 隆著
平成19年7月12日発売予定
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015

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2007年06月26日

『内なる風景へ -禅の現在型をさぐる』

内なる風景へ -禅の現在型をさぐる

相国寺塔頭養源院住職 平塚景堂師によるエッセイ集。
季刊『禅文化』に掲載されたものが、一冊の本となりました。
東京芸大を卒業した異才の禅僧である著者は、絵を描き、作曲もされる。本書のカバーも著者の絵。
その時その時の話題や時事問題について書かれたエッセイは、禅のことだけに留まらず、音楽・美術・科学・神道その他にいたるまで様々な内容に関連し、そして現代を生きる我々に問いかけ、人間が本来持っているはずの「様々な事を知る喜び」、そして自分でそれについて「考える喜び」を与えてくれます。

『内なる風景へ -禅の現在型をさぐる』
2,415円
(本体価格:2,300円 消費税:115円)

平塚景堂著
平成19年7月19日発売予定
四六判・336頁
ISBN978-4-88182-226-5 C0015

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2007年06月08日

『清骨の人 古月禅材』

新刊_古月禅材


6月11日発売予定の、『清骨の人 古月禅材』。
能仁晃道著  A5版上製本348頁 税込3,465円

「鎮西の古月・東海の白隠」とは言われながら、白隠の巨大な陰に隠れがちな古月の禅風。
本書は、近世禅宗史上に果たしたその古月禅材の役割を探ろうと試みたものであります。

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2007年05月30日

「禅文化の継承」 花園大学創立記念日にて

現在、禅文化研究所では、今年の秋には発刊を予定している堀内宗心宗匠の『歩々清風』という禅と茶についての書籍の編集をしている。
そんな折、とても興味深い催しが花園大学の創立記念日において催された。去る5月25日、花園大学無聖館でのこと、『禅文化の継承 -茶道家と俳優滝田栄の語らい-』と題したパネルディスカッションである。
パネラーは、表千家から堀内宗心宗匠、裏千家から金沢宗維宗匠、俳優の滝田栄さん、そして花園大学 阿部浩三学長であった。コーディネーターは花園大学の芳井副学長。


禅文化の継承 -茶道家と俳優滝田栄の語らい-


花園大学には、大学としては珍しく本式の茶室があるが、そこでは、表千家は堀内家、また裏千家は金沢家から宗匠方にお見えいただいて、学生たちが茶道を学んでいる。

さて、最初にパネラーの諸氏がご挨拶されたが、冒頭に阿部学長が堀内宗心宗匠との出会いについて語られた。
阿部学長は在家から出て禅僧になられた方であるが、花園大学在学中に茶道部に在籍し、そこで当時ご出講いただいていた堀内宗心宗匠について手習いされたということであった。
学長老師は、当時抱かれた宗心宗匠の印象を表わすエピソードをお話しになったが、それは今、私たちが感じる宗匠の素晴らしいお人柄とまったく合致するもので、とても共感した。
そこで、事後、学長老師にお願いして、その当時の思い出深いエピソードを『歩々清風』のまえがきにさせていただくようにお願いしたので、詳しくは『歩々清風』のまえがきをお読みいただきたいと思う。

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2007年04月25日

DVD自宅で坐る/DVD禅の庭 龍安寺

禅文化研究所では、以前よりビデオテープ商品を何点か発売してきたが、4月24日より、その中の『自宅で坐る』『禅の庭 龍安寺 -時光陰-』の2商品をDVD商品として改めて発売を開始した(ビデオのマスターテープからDVD化したもの)。
あわせて価格も1000円(税別)と改訂した。


DVD 自宅で坐る


DVD 禅の庭 龍安寺

また、この2商品には「香老舗 松栄堂」のサンプルのお香2本が封入されている。DVDを見ながら自宅で坐禅をしてみる時に、また、龍安寺石庭の四季の様子をご覧になるときに、このお香を焚いてみてはいかがであろうか。

また新たにこの春から、金閣寺、東福寺、天龍寺の庭を1年間を通してハイビジョン撮影し、「DVD 禅の庭シリーズ」として来春発売の企画をしており、すでに桜の時期を撮り終え、咲き出した躑躅(つつじ)の撮影も進行している。

一般拝観のわずかな時間だけではなかなか知ることができないが、禅院の庭は、禅のもつ精神や自然観が表現されているといえる。
巡り来る季節と流れ行く時間の中で見せる禅の庭の本当の意味を、このDVDで少しでも伝えていくことができないだろうか……。