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2007年12月26日

この一年、ありがとうございました

2007も暮れ行きますね

本日12/26より新春1/6まで、禅文化研究所は冬期休業に入らせていただきます。
この一年も、禅に関する事のみならず、職員のつれづれ日記のようなこのブログをご覧いただき、誠に有難うございました。感謝申し上げます。

この一年を振り返りますと、我が国日本は、あまりにも様々な事件が起こりすぎて、1つ1つを思い出すには心苦しいほどですが、それも全ては一人一人の「気」・「こころ」が原因となって、大きな問題へと発展しているように思われます。
『~の品格』という本がベストセラーとなるあたり、国民も何らか不安を抱き、このままではいけないと思う気持ちが確かにあるのでしょう。
禅文化研究所としては、初代所長の山田無文老師の著作にもあるように、改めて『自己をみつめる』事が必要なのではないかと考えます。
文明の発達した国の民が、社会の価値観、周りの価値観に囚われて、自己をみつめる事無く流されて生きた時、物質的には充たされていても、何だかわからないままに空虚感・喪失感を抱くのではないでしょうか。
日々常々、自己をみつめつつ、ものに囚われず、真摯に生きていきたいものだと思います。

さて、次回ブログ更新日は、1月7日となります。
少し間があきますが、どうかお忘れ無く、来年もご高覧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2007年12月25日

杭州 銭塘江と六和塔 -中国3-

西湖

北京での業務を終え空路2時間弱、杭州へ。 杭州には李建華さんの友人で、今回の邦訳のお手伝いをしてくださる王さんがおられる。 空港まで愛車でお出迎えいただき、さっそく市内のホテルに移動して打ち合わせを行なった。

西湖 花港観魚

西湖の遊覧

さて、実は杭州には初めて来た私としては、ちょっとした観光時間も楽しみにしていた。 私は滋賀県に住んでいるので、湖があり緑も多い杭州は、北京や上海と違い、とても落ち着いた気持ちになった。 街の西にある西湖は、美しい景観を楽しむことができる名勝区であり、数々の文化財もある。

六和塔

また市内中心を銭塘江という大河が流れている。この河は海からの波でよく氾濫するそうで、その潮を鎮めるために「六和塔」という木像の塔が北宋時代に建てられた。高さは約60m。ここに上ると、銭塘江の美しい風景を眺めることができる。

六和塔より眺める銭塘江

六和塔より眺める銭塘江の夕暮れ

しかし、李さんの話では、杭州も昔と比べかなり近代的都市になったということである。銭塘江の向こう側にみえる高層ビル群も以前は全くなかったらしい。 昔の杭州の方がもっとよかったと、呟く李さんであった……。

2007年12月21日

ヒムロー織り -インド・オーランガバード-

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オーランガバードは、織物の産地として知られています。
アジアを旅すると必ず織物をチェックする私は、今回ももちろんのこと、タクシーの運転手任せではありますが、織物工場へ。
特にここで有名なのはヒムローと呼ばれる織物。交渉すれば安くなるでしょうが、最初に言われた値段でだいたい90ドル~100ドル前後。織りあげるのにかかる手間と、シルクだという事を考えればやはりそれくらいはするでしょうか。
ただ、きらっきらの派手な(色々な物があるのかもしれませんが)ヒムロー織りのサリー、日本での利用方法が思い付かず、ただ着るだけ着て写真を撮らせて欲しいとお願いすると、なかなかいい料金を言ってきましたが、着る機会も無いだろうということで着させてもらうことに。
今回インドで、サリーを着るだけ着て写真を撮りたいと、そういう店が無いか探したのですがみつかりませんでした。観光客には受けると思うんですが誰かそういう店を始めないものでしょうか…。

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インドでは、地方により様々な織物、染め物などがあり、遺跡のみならずそういった文化を見て歩くのも楽しそうです。次回インドを訪れる際は、本格的な更紗工房を訪れる予定です。

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町にはサーカスが来ていて、あちこちで宣伝していました。私達も行ってみる事に…。
にしても、人はこんなにたくさん集まっているのに、開演時間を書いたボードもなく、どうなっているのか意味不明です。

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サーカスを見に来たわけでもないの?というくらい、外で皆さん楽しそうに談笑中。

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チケットを求めて中に入っていく人達もいるのですが、静まり返っている内部。本当に始まるのでしょうか? よくわからないところがインドらしくまた楽しいのでした。

2007年12月20日

禅僧のことば -妙心寺管長-

妙心寺法堂

平成21年に開山無相大師の650年遠諱を迎える妙心寺は、連日のように地方からの団体参拝者を受け入れている。法堂には五色幕が吊るされ法要ムード一色である。3400の末寺を擁する妙心寺は塔頭だけでも46を数える。勅使門から三門・仏殿・法堂と一直線に建ち並ぶ伽藍の偉容と広い境内は、さすがに臨済宗最大の本山の趣きがある。

妙心寺管長 東海大光老師

さて、今回のビデオ収録は、その妙心寺派の管長である東海大光老師である。管長となられて1年半、多忙な公務の合間を縫って、早朝の法堂での撮影から始まり、長時間にわたるインタビューや墨蹟揮毫のシーンなど、ほぼ1日の収録にご協力いただいた。 在家のご出身で、幼少の頃より僧侶になると公言されていたという老師には、修行時代の師匠との思い出や禅の本質は何かなど、多方面にわたる内容を語っていただいた。学徒動員での長崎の被爆体験もある老師のことばからは、現代を生きる人間が何を大切にしなければならないかが伝わってくる。 少年時代から好奇心が旺盛で、時計など分解してみないと気が済まなかったという老師。山登りに陶芸や写真など多彩な趣味を持っておられるが、今は自由になる時間がなかなか取れないとのこと。収録後、スタッフが老師の陶芸作品を撮影している間、興味深くモニターをご覧になっている姿には、機械いじりが大好きな少年の面影があった。

収録中の様子

*各派管長、老師との対談は、来春にDVDにて禅文化研究所より発売予定です。

2007年12月19日

Flowers and Plants in Tibet -№14-

チベットの草花

禅文化研究所客員研究員・李建華さんのご子息、叡(えい)さん による、チベットの草花の写真です。
硬そうな土、栄養分や水分などは含まなさそうな大地から力強く生えて、赤い実をみのらせています。

専門家さえその品種を特定するのが難しい植物もあるとの事で、植物の詳しい説明は避けたいと思います。どうか、写真をお楽しみ下さい。
尚、チベットの植物について詳しい方がいらっしゃいましたら、どんどんコメント宜しくお願い致します。

追伸:お父さんの李建華さんによるチベット紀行もご覧下さい。
チベットの厳しい自然の写真は、ご覧いただくだけでも価値あり!です。

2007年12月18日

北京での仕事 -中国2-

電飾の天安門広場

今回の訪中は、主に2つの仕事のためである。 その一つは、研究所が事務局を兼ねている、臨済宗黄檗宗の公式サイト、臨黄ネットホームページの中国語版を作成するため、その翻訳についての打ち合わせである。 既に、英語版ページは去年の冬からオープンしているが、今度は中国に向けても発信しようということになっている。そもそも禅は中国から渡ってきたわけであるから里帰り的ではあるが、日本と中国の友好を深める意味もある。

もう一つの仕事は、研究所が日本国内で発行発売している書籍の中国語版の出版についてである。現在、予定に上がっているのは、禅僧の修行生活を絵をつけて書かれた『雲水日記』、山田無文老師の説話集『和顔』および『愛語』。この3種類である。

中国の大手出版社である北京三聨書店に出向き、担当者と協議の結果、まずは『和顔』『愛語』を1冊に纏めて『和顔愛語』として刊行することになった。翻訳するのは、北京在住の禅文化研究所研究員、李建華さん(季刊『禅文化』のチベット紀行でおなじみ)と、その奥さんの楊晶さん。


李建華さん 後ろは社員の魯さん


李建華さんは、北京の王府井にて、「北京同心社文化有限公司」という会社を経営し、日本語と中国語の通訳、翻訳、コンサルティングをされて活躍中。私が北京滞在中は、ほぼずっと同行していただいたが、携帯に電話やメールが頻繁に届いていた。楊晶さんも、日中政財界交流において、とても有名な通訳者である。


北京同心社文化有限公司


『雲水日記』の方はまだ出版社が未定だが、三聨書店の担当者とのご縁から、中国の有名な某寺院住職にお願いして、中国と日本の禅僧の生活の違いなどを解説する文章を加えていただき、出版しようという方向で話がすすむことになった。
中国出張、まずまずの成果である。

2007年12月17日

大徳川展-東京国立博物館-

大徳川展

来場者が40万人を超え、大成功のうちに終了したという大徳川展。
ちょうど出張中に行く事ができました。
「二度とない!」の文句に、平日でもものすごい賑わいでした。
日本人ならどれだけ歴史音痴でも知らない人はいない徳川家康。
その家康を頂点とする徳川の各御家のお宝がおでましとあれば、日本人としてはさほど興味が無くとも出向いてしまいそうです。
少し前から司馬遼太郎にはまって読み続けている私にも、リアルに当時を想像できる様々なものがお出ましで、非常に興味深く楽しむ事ができました。
日本史を、つめこみの勉強としてしかとらえられない学校の授業(私がそうであっただけかもしれませんが)が、こういった展覧を観る事によって、楽しくてもっともっと知りたいものになれば…と思いました。

2007年12月14日

禅僧のことば -黄檗宗 萬福寺管長-

東方丈_萬福寺

晩秋の終わりが近づいた一日、宇治市にある黄檗山萬福寺を訪れた。京都市内の紅葉で名高い寺院は、この時期は朝早くから参拝者で賑わっているが、ここ萬福寺はそれほどではなく、早朝の凛とした空気が心地よい。

切妻造りの総門から境内に入ると、三門、天王殿、大雄宝殿と中国風の伽藍が建ち並び異国情緒に溢れている。天王殿には弥勒菩薩の化身とされる布袋和尚が中央に祀ってあり、でっぷりとした腹を突き出した姿は仏像とはいえ実に微笑ましい。茶室有聲軒近くにある黄檗の木は山号の由来となった樹木であるが、病気のためか幹の途中から切り取られ、今は僅かな枝を残すのみである。
さて、今回の訪問の目的は、以前にもお伝えした臨済宗黄檗宗の各派管長に出演いただくビデオの収録のためで、初回は仙石泰山黄檗宗管長である。撮影には境内奥にある東方丈を使用させていただいたが、庭の紅葉は今が見頃で白砂とのコントラストが美しい。

黄檗宗管長

山号の由来となった木

10時から始まった収録は、インタビュアーの質問にお答えいただく形式で進み、生い立ちや出家の動機、修行時代の思い出などと共に、自殺の問題や若者に伝えたいこと、さらに人が生きていく上で一番大切にしなければならないことなどを、2時間にわたって語っていただいた。
戦中を生き抜き、長い修行生活を経て、今なお多くの若い修行僧を指導されている老師ならでは言葉には実に重みがあるのだが、質問のたびに、「私は大したことをしてこなかったから……」と微笑みながら仰る姿が印象的であった。

撮影風景


*各派管長、老師との対談は、来春にDVDにて禅文化研究所より発売予定です。

前回のブログ記事-禅僧のことば-はこちらからどうぞ。

2007年12月13日

ビービー・カ・マクバラー -インド・オーランガバード-

ビービー・カ・マクバラー

久々にインド旅行記です。
17時間の列車の旅にて到着したオーランガバードの街を散策。
タージマハールをモデルにして建てられたというビービー・カ・マクバラーへ。
タージマハール建設ほどの国費を使うわけにはいかず、大理石が使われたのは墓標周辺とドームのみ。アウラングセーブ帝の妃の廟墓で、1678年に息子のアザム・シャーが建てたとの事。

デカン高原に唯一残るムガル王朝の建造物とのことで、見逃すわけにはいかないはずが、海外からの観光客はほぼ見られず、地元の人、あるいはインド人旅行者ばかりでした。ツアーで来ると、おそらくオーランガバードでの滞在は、アジャンタ・エローラ遺跡の観光の為のみで、このような遺跡には足を運ばないのかもしれません。
タージマハールと比べられ、貧相であるなどと言われるようですが、私はこちらはこちらで大変気に入りました。総大理石のタージマハールが素晴らしく美しいのは当たり前ですが、こちらはこちらで寂びていてまた良かったのです。日本人的な感覚で見れば、「総大理石ではないし、タージマハールより小さくてつまらない」とはならないはず…だと私は思います。

廟より見る雄大な景色

廟からは雄大な景色が広がっています(デカン高原)。雨期のため、緑も美しく素晴らしい眺めです。タージマハールはアグラの町中にあるので、こうはいきません。アジャンタ・エローラの石窟観光の為オーランガバードに滞在する方は、お時間があれば是非こちらにも行かれる事をオススメします。

レリーフも美しく…

1つ1つを見ていくと、美しくて楽しくなってきます。

扉

扉の細工も精緻で、時を経た趣に惹かれます。

内部

内部もこのとおり。外からの光が美しいです。

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人なつっこい大家族。長老のおじいちゃんに連れられ旅行のようです。ここでも一緒に写真を撮ってくれとわいわい、がやがや。

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世界一小さな睡蓮の花でしょうか? とてもかわいらしい花を咲かせています。

時間を気にする事なく、ゆっくりと散歩気分で歩くビービー・カ・マクバラー。廟の前は広い公園のようになっており、お弁当を広げる家族も。「こっちへ来て一緒に食べよう」と手招きしてくれたり…。
今回の旅行でもかなりお気に入りの場所となりました。

2007年12月12日

表千家北山会館 -元伯宗旦展-

元伯宗旦展

京都北山にある表千家北山会館では、12/20(木)まで、「350年遠忌記念 元伯宗旦展~残された手紙にみる生涯と茶の湯~」と題して、主に宗旦の手紙を中心とした展観が楽しめます。

宗旦ゆかりの道具などを単に見て感じるのみならず、実際に宗旦からその子息、江岑宗左に宛てた手紙、大徳寺の和尚方とのやりとりなどを拝読する事によって、宗旦の近辺の事、その思い、時代背景などが詳しく理解でき、展示されている消息全てに詳しい解説があるため、非常に勉強になる展示でした。
まるで歴史の教科書を詳しく勉強しているかのごとく、宗旦と交流のあった公家、武士、僧侶、町衆などが次々に登場し、歴史に詳しくない者にはいささか高度な内容であるかもしれません。
ですが、信長から秀吉、徳川へと急激に時代が動いたこの頃の、茶人を始めその周辺の才能溢れる人達の身辺が伺え、茶道や歴史が好きな者には、大変魅力的な内容でした。
なかなか自分自身で勉強するのが難しい内容かとも思われますので、このチャンスに是非足を運ばれると良いかと思います。

ちなみに、元伯宗旦とその子息、宗左については、現在『茶道雑誌』にて連載中の「掌のつむじ風」が大変読みやすくおもしろくて、毎月私は楽しみにしています。

2007年12月11日

年末年始休業について

年末年始のお知らせ

禅文化研究所は、12月26日から1月6日までを年末年始の休業といたします。
1月7日より通常通り業務を行ないます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

なお、書籍等は25日14時までにご注文いただきましたら、年内に発送させていただきます。
お急ぎのご注文はお早めにお願い致します。

MIHO MUSEUM -MIHOコレクション 大いなる時を超えて-

MIHOミュージアム

開館10周年記念特別展Ⅲ-大いなる時を超えて-(12/16まで)と題された展示を拝観しに訪れました。
まず最初に我々を出迎えてくれるのが、なんともいえない表情の犬の埴輪。教科書で学んだ物ともまた違う感じで、『日本書紀』には、野見宿禰(のみのすくね)が日葉酢媛命(ひばすひめのみこと)の墓へ殉死者を埋める代わりに土で作った人馬を立てることを提案したとあるようで、現代の考古学研究により、この説話は否定されているようだが、日本書紀を信じた方が、時の権力者の慈悲に触れられるようで、ロマンがあって良い(そういうものではないのかもしれませんが、お聞き流し下さい)。

秋晴れ

日本文化の変遷と、日本にも大きな影響を及ぼした各国の文化を代表する美しき物が蒐集されているこの美術館。1つの美術館を訪れただけなのに、あらゆることが学べます。自然に囲まれ、いつも清々しい気持ちで美術館を後にします。

秋色がトンネルに

森のお弁当

階段

2007年12月10日

オリンピックを迎える北京 -中国 1-

北京

星野監督率いる日本野球チームが、北京オリンピックの出場を決めた。 その激戦のころ、研究所の刊行物を中国語化して中国でも売ってもらおうと、短期間ではあるが、久しぶりに中国北京を訪れた。 来年の夏にはオリンピックが行なわれることで、いろいろと注目されている北京である。

オリンピックへのカウントダウン

かれこれ25年ほど前に短期留学で1カ月北京に渡ったことがあり、また10~15年以上前には、研究所の業務で基本典籍叢刊の索引シリーズを中国で印刷製本したり、もとは中国国家事業として始まった『漢語大詞典』という辞書の多効能索引を制作したりするため、たびたび中国には出張していた私だが、いくたびに北京の変わり具合には驚く。
北京空港の滑走路は1本増え、大きなターミナルビルも拡張されている最中。市街からの地下鉄もようやく空港にまで届くということだ。
あちこちのホテルはどこも改装中で、新しいホテルも建設されている。また道路にはタクシーがあふれ、北京だけでも8万台走っているという。銀輪で溢れていた道は、自転車の数は減り、自家用車が多くなった。
しかしである。中国は不思議な国だ。
相変わらずのクラクションの応酬と、運転マナーの悪さには驚く次第。またかなり排気ガスくさい。


美化環境 熱愛生活


バスは架線がある場所ではトロリーバスになるというような環境に優しい仕様になっているし、ご覧の通り、街には清掃人がせっせと常に掃除しているのにである。一般的な自動車などの規制はそれほど厳しくないのだろうか。
どうも我々島国日本人とは感覚が大いに異なるようだ。
マクドナルドにも立ち寄ってみた。ちなみに店は大はやり。日本のような笑顔はなかったが、少し辛子のきついものの、充分に慣れた味ではあった。


普通のハンバーガーのバリューセット(小)

2007年12月07日

2008年 禅語カレンダー

以前にもご案内申し上げましたが、年も暮れてきたところで再度ご紹介を。
2008年の研究所発行禅語カレンダーです。
お値段も手ごろですので、年末年始のご挨拶・贈り物と一緒にいかがでしょうか。

禅語カレンダー08

今年は、天龍寺第7代管長、また天龍寺僧堂師家として多くの雲水の指導にあたられた関精拙老師(1877-1945)の画より選りすぐりの12枚。
毎月、精拙老師の画や賛と、それにあわせた禅のことばを楽しんでいただけます。

50部以上、100部以上のお申し込みにつきましては、1部あたりの価格も割引き価格となり、50部以上からは、カレンダー下部に寺名や社名などの刷込み印刷も承ります(100部以上なら刷込み無料)。

詳しくはこちらから

【表紙・ねずみに乗った大黒天】
手に持てる 打ち出の小槌 振り回し
何を出すやら 大黒の天
布袋頭、解開し了わり
十方世界、蕩蕩として辺無し

カレンダー見開き

画部分縦20cm/カレンダー部分縦20cm/刷込みがある場合の刷込み部分縦2cm/横幅17.5cm
カレンダーには、予定なども書き込んでご利用いただけます。

1月 2月

1月 福寿海無量
12月 茶味禅味同一味、唯在空々寂々中

各派老師墨跡による禅語カレンダーも販売中です。

2007年12月06日

京都の紅葉 -大沢池-

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日本三大名月観賞池のひとつである大沢池に訪れた。
大沢池は大覚寺の東側にあり、離宮嵯峨院の庭池で日本最古の庭池だそうだ。

大沢池には散策路が整備されており、池の周囲をぐるっと散策することができる。
この日も紅葉を楽しむ人たちがたくさん訪れていた。

風が吹くたびに紅葉した葉がひらひらと舞い落ち、色とりどりの落ち葉が秋色のじゅうたんとなっていた。その光景はとても美しく、そしてどこか切なくも感じた。

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2007年12月05日

元伯宗旦と樂茶碗 -樂美術館-

樂美術館

以前にも書きましたが、今年は元伯宗旦(千利休の孫にあたります)350年忌の年にあたり、京都の美術館では、宗旦にちなんだ展観が数多く見られます。
樂美術館もその1つで、長次郎が作った茶碗の中で、宗旦書付のある名碗や宗旦好みの茶碗、また、樂家歴代の茶碗を拝見する事ができます。

宗旦といえば、熱心な参禅の徒であった事、どこの藩にも茶堂として身を置くことをしなかった事、侘びさびに徹底していたというイメージがあまりに強く、その好みの道具や書付の残る道具とは一体全体いかなるものかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、多くの美術館を訪れ、宗旦のまわりにあった様々な物を見ていると、それだけではない宗旦の色々な面が伺えて、さらにその魅力に惹きこまれます。今回の樂美術館の展示でも、宗旦の新たな面を垣間見させていただけました。

*樂美術館では、様々な所に生けてある花がいつもとても素敵です。それも毎回この美術館を訪れる際の楽しみなのです。

*宗旦については、11/29に弊所発刊の堀内宗心宗匠『歩々清風』に、-元伯宗旦の茶と禅-として、詳しく書かれています。

2007年12月04日

聚秀軒特別公開「第5回都伝統工芸の会-京町家で見る京の伝統産業-」

聚秀軒

11月23日(金)~11月25日(日)まで、京町家「聚秀軒」にて、秋の特別一般公開「第5回都伝統工芸の会-京町家で見る京の伝統産業-」と題する、都伝統工芸の会による特別実演が行われた。

この催しは、「京のみやこで古くから伝えられて受け継がれてきた『伝統産業』を多方面に紹介」するために、それらに携る職人さん方によって行われているもので、錺職〔錺屋 松田潔祀〕、京仏師〔村上湛雲〕、京表具〔矢口浩悦庵〕、そして組織(くみおり)〔綵巧〕など、和の建築や装いに彩りを添える逸品の数々を鑑賞しながら、それらを受け継ぐ方々の実演や説明がなされる、というなんとも贅沢な試みである。

秀なるものの展示


展示風景

都伝統工芸の会は、京の伝統産業に携る方々によって、平成15年に設立され、今出川特別名宝展との共催事業によって、毎年各寺院会場にて「今出川社寺工芸展」が行われているので、ご存知の方も多いと思われる。

会場となっている町家、聚秀軒には、京町家ならではの味わいがあるのみならず、床には若冲の海老図などがさりげなく掛けられ、そこに、これらの伝統工芸が一堂に会してそれぞれの主張をしながらも調和しているという、非常に興味深い空間であり、いつまで居ても飽きることはない。

その中でも、今回、特に圧巻だったのは、菅原さんの三軸組織(さんじくくみおり)の手織りによる正絹の段通で、まだ未完成とのことであるが、斜めに交差して表現される三軸組織特有の風合いのみならず、体重をかける度に聞かれる絹鳴りの音色が耳に心地よく、たいへん素晴らしいものであった。

ちなみに、この「聚秀軒」とは、相国寺の有馬管長猊下の命名なのであるが、名前通りの素晴らしい空間であり、催しであったと言えよう。

伝統産業に携わる人の数は、年々減少傾向にあるという。このような機会をきっかけに、素晴らしき伝統工芸品の数々が、少しでも後世に伝わっていくことを切に希うものである。

職人の技



実演模様


※なお、写真につきましては、都伝統工芸会様の許可のもと、聚秀軒WEBサイトより転載しております。

2007年12月03日

茶入・棗の名品 -香雪美術館-

香雪美術館

阪急御影駅ほど近くにある、香雪美術館(神戸市東灘区)を訪れました。
こちらは、朝日新聞創設者の村山龍平翁の蒐集品に加え、初代理事長の村山長挙(玉泉)翁の蒐集した物が所蔵され、春と秋に展示公開されます。
経済界で活躍され、茶の道にも通じた偉人の蒐集品を展示する私設美術館がことに好きな私ですが、それぞれの先人の楽しみ方、趣味趣向に触れられるのも、後々の人達の手によって、所蔵品が大切に受け継がれてきたからこそ。いつも有難く勉強させていただいています。
時を経てなお美しいく、斬新に思える意匠などもあり、茶入・棗の逸品を訪れる人もまばらな静かな美術館で楽しめました。

老爺柿

老爺柿。この時期ほんとうに小さな実をみのらせます。庭に秋の風情をもたらしてくれる植木です。
椿やさざんか、美術館の庭では色々な植物が楽しめます。

美術館周辺

閑静な住宅街を通って美術館へ。お隣には弓削神社。木々が多く静かなこの辺りは、器の店があったり、神戸らしく美味しいパン屋さんやケーキ屋さんがあったりと、ゆったり訪れるのに適した場所です。