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2008年06月30日

擔雪II法務管理「郵送先を別居している息子さん宛にする方法」

禅文化研究所HP、紹介ページへ

研究所が開発している寺院用ソフトフェア、宗教法人管理システム「擔雪II法務管理」では、各世帯の世帯主や住所の情報を管理する“世帯帳”から、年忌案内などの宛名をハガキや封筒に直接印刷することが出来ます。

その際、通常は世帯主宛に送付しますが、世帯主以外に送付したい場合があります。
例えば、年忌のお知らせを世帯主宛ではなく、別居している息子さん宛へ送付してほしいという内容です。

この例を元に、郵送先を世帯主宛から息子さん宛の住所に変更する手順をご紹介します。


1.法務管理メニューの「世帯帳」をクリックし、世帯帳一覧を開きます。

2.郵送先を変更したい世帯を選択して「編集」をクリックし、世帯帳編集を開きます。

3.「郵送に別名を使用」にチェックを付け、「別名郵送先」に息子さんの宛名を敬称付きで入力します。(入力例:山田 太郎 様)

4.「住所・メール・URL」タブをクリックします。

5.郵送先の枠にある「右の欄に複写」をクリックし、世帯主の住所をその他の枠にコピーします。その際、息子さんの住所と区別できるよう「住所区分」に“自宅住所”と入力します。

6.郵送先の枠に息子さんの住所を入力します。その際、世帯主の住所と区別できるよう「住所区分」に“息子住所”と入力します。

7.入力できましたら「保存」をクリックし、変更内容を保存します。


以上で手順を完了しました。
これで、宛名印刷や年忌案内印刷の宛先として、息子さん宛の住所が印刷されるようになります。

2008年06月27日

アジャンタへの道 -インド-

インドの国道

アジャンタ石窟寺院のご紹介を終わり、次回からはエローラのご紹介へ。
その前に…。

アジャンタ石窟寺院までは、アジャンタ・エローラ遺跡を観光する旅行者の拠点となるオーランガバードという町から車で約2時間ほど。

日本でいうところの国道でしょうか。緑溢れる中、よく整えられた道がまっすぐ走っています。
その道に沿って大きな大きな木がたくさん並んでいます。
この赤いライン、白いラインは何の意味があるのかドライバーに訪ねてみたところ、赤は伐採禁止樹木であることを示すそうで、白は夜運転する際、街灯の無いこの道で大活躍するそうな。確かに周りには何も無い道ですので白いラインはぼぉっと光って道しるべとなるのかもしれません?!

道端のシヴァ神 車窓より

そして道端にいきなり出現する真っ赤なシヴァ神(とドライバーが言っていました)。
度肝を抜かれる色をしていますが、ヒンドゥー教寺院を思うと、マリーゴールドやその他御供えの鮮やかな色をした花々に、原色を美しく着こなすインド女性のサリー、むろん宗教的な深い意味があるのかもしれませんが、インドの色々な風景を思うと、難しい事は考えずに素直に納得です。
ここは八百万の神の国日本人の私、道端のシヴァ神に旅行の無事を祈りつつ通りすぎます。

時に道端のシヴァ神やガネーシャなどにお参りする人々もみかけつつ…京都の至るところにあるお地蔵さんを拝むおじいさん、おばあさんをふと思い出したりしました。
生活に信仰が密着している姿というものは、どこの国へ行って目にしても嬉しく思います。

職員が訪れたインド旅 その他記事はこちら

2008年06月26日

甲斐 武田神社

武田神社の鳥居

研究所からの出張で、山梨県甲州市にある大本山向嶽寺を訪ねることになったので、その約束の時間前に、山梨市にある武田神社へ参詣した。
ご存じの通り、あの武田信玄公の居所であった居城(城と言っても平城で、城郭ではない)であった躑躅ケ崎館をもとに、信玄公をお祀りして武田神社として残っているものだ。
武田神社の参道とも言える通りには、山梨大学があり、ゆるい登り坂になっているが、この通りには電線や電柱がなく、とても美しい通りである。
この地の人たちが、如何に信玄公を大切に思われているかが、そのまま表われているようである。

武田神社本殿

回りには外堀や内堀もあり、武田のお屋形さまがおられたころを感じさせる。
大河ドラマ『風林火山』の影響で、きっと去年は沢山の観光客が来たのだろうが、今回、土曜日ではあったが、比較的ひっそりとしていて、おちついてお参りできた。
さて、まだ時間があるようなので、もう一つ、前から訪ねてみたかった恵林寺へ行くことにした。(つづく)

2008年06月25日

生誕100年記念 -浜松市秋野不矩美術館-

浜松市秋野不矩美術館

静岡に出張に行くのなら是非に……と、部下が勧める美術館を訪れた。
5月11日までは、京都の国立近代美術館。そして、6月7日~7月27日までは私が今回訪れた浜松市秋野不矩美術館にて、日本画家・秋野不矩さんの生誕100年を記念する展観が開催されている。
正直に言うと、今まで、この画家の絵を見たことがなかったと思うが、彼女のために作られたこの美術館で見た、彼女の彩色豊かな絵に心を引きつけられた。
特に、インドでの民家を描いた絵は、日差しの強さと、それでいてカラッとした空気をも感じさせ、インドに行ったことのない自分をインドへと誘うような絵だった。思わず図録を買い求めた次第。

浜松市秋野不矩美術館

浜松市秋野不矩美術館

2008年06月24日

「女」の幸せ

ひつじ草


平安時代、女性は罪深いものとされ、救済への道を閉ざされていた。女身は「垢穢」であり、一たび男性になってから成仏できるという『法華経』の「変成男子」は有名である。

自身の仏道修行への道を閉ざされた平安貴族の女性たちにとっての代替措置の一つに、息子を僧侶にするというのがあった。立派な高僧となった息子を媒介として自身も救済に預かろうとしたのである。

だから、彼女たちは、大変な教育ママであった。その典型、恵心僧都源信の母は「賢母」として有名だ。『今昔物語集』などによると、次のような人物であった。

幼くしてやんごとなき学生となった源信は、大后の御八講に召されて賜り物を受けた。その一部を故郷大和の母のもとに送ったところ、母は

「…名僧にて花やかにあるきたまはむは、本意に違うことなり。」

と戒めた。母の誡励をありがたく受け取った源信は、比叡山を下ることなく修行に励んだ。

そして年月が過ぎ、源信のもとへ、母危篤との知らせが舞い込んだ。何とか親の死に目に間に合った源信の導きによって母は念仏を唱え、息子に見守られながら安らかに浄土へと旅立った。

このような「女」の願いは、自らが達成できなかった宗教的願望を、息子に投影し補償させているにすぎないとも言えよう。フェミニズムの立場からも、このような母親像は当然批判の対象とされている。

しかし、立派な高僧に成長した息子に臨終の引導を渡してもらい、その腕の中でやすらかに息を引き取る、そんな理想には、子を持つ「母」としての偽りのない喜びが隠されていることも否定できない事実ではなかろうか。

2008年06月23日

琵琶湖の内湖 西の湖

西の湖

琵琶湖の東(湖東)の安土山には、戦国時代の雄・織田信長が天下統一の拠点として築いたという安土城があったのはご存じの通り。陸路をいかずとも、湖上を船で進めば大津にたどり着き、帝のいる京の都へも大変便利な場所である。

今は周辺が干拓された農地が広がっているのでなかなか想像がつきにくいが、当時の安土山も安土内湖という内湖(うちうみ)に突き出た半島であった。他にも、この安土や近江八幡周辺には沢山の内海があったらしい。
今も残るその内湖の一つが、この"西の湖(にしのこ)"である。
この朝、通勤途中に通りかかる(車で通勤するときには必ず通るルート)と、霧が立ちこめていて、なかなか幻想的であった。

平日でも釣人が

そして、今や西の湖は釣り好きたちの間ではブラックバス釣りのメッカ、土日ともなれば、バス釣のボートが沢山浮かぶ。また観光客には水郷めぐりで人気があるスポットである。
そしてちょうどこの写真の背面には、"大中の湖干拓地"で、広大な農地が広がっているのだ。

葦の原

そしてもう一つ、ここはご覧の通り、湖岸には広大な葭(ヨシ)の原があり、周辺の葭加工の原料となっているのである。
この辺では必ずと言っていいほど、どの家の軒先にも簾(すだれ)が下がっているのだが、ホームセンターで売られているような簾はほとんど外国産だという。国産品はコストがかかるので販売価格で差が出てしまうらしく、廉価品ではかなわないとのこと。
というわけで、国産葭製品は高級品になってしまった感がある。安土城の周辺で葭加工を生業としていた当時の人には考えもしなかったことであろう。

2008年06月20日

アジャンター石窟寺院その9 -インド-

今回は、インドで最大(全長約7m)のブッダ涅槃像がある第26窟をご紹介します。

第26窟

アジャンタ遺跡第26窟のゲートです。
大人気で、このような人だかり(休憩中?)ができていました。
私が訪れた8月はあまり海外からの観光客はなく、インド人の旅行者が多く見られました。
サリーの鮮やかな色がよく映えます。


ajanta9-2.jpg

アーチ型のチャイティヤ窓。禅宗寺院に見られる花頭窓の原形でしょうか?!とても似ています。
チャイティヤ窓の周りにはあらゆるブッダの像が彫られています。

ajanta9-3.jpg

内部も精緻な彫刻で溢れ、美しすぎます。

ここからは、お釈迦様の涅槃像をいろんな角度からおさめさせていただきましたのでご紹介を。

釈迦涅槃像

釈迦涅槃像 釈迦涅槃像

釈迦涅槃像

インドらしく、目鼻立ちはっきりした美しく安らかなお顔の涅槃像です。
お釈迦様が涅槃に入られた事により、生きとし生けるものが悲しみましたが、時を経て我々はこのお顔を拝見し、有り難く、心安らかにいられます。

ところで…皆さまはどちらの方角を向いて就寝されますか?
北向きはいけないと聞かされていたのに、「お釈迦様が涅槃に入られたのと同じ北向きで、さらに右耳の下に右手を敷いて寝ると一番落ち着いて眠りにつける」という説を最近よく耳にします。


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2008年06月19日

京都の水

井戸水

京都では、神社などで湧き水を頂戴できる所があります。
その1つ、私がたまに水を頂戴するとある神社です。
本殿に参拝した後、ありがたく少しずつ頂戴して行く方もいらっしゃれば、大きな車でやってきて、商売でも???というくらいに、後の人が待っているにも関わらずタンク何本にも水を入れて持って帰る方も……。

水は蛇口をひねればいくらでも出てくる物-ではなく、列記とした資源であって大切に大切に使わねばならない物のはずですが、こうして井戸水をもらいにくる方を何人か見ているだけでも、水に対する感覚は人それぞれのようです。
豊富だと言われる京都の地下水も、昨今の地球環境によっていつまで我々を潤してくれるかわかりません。

茶道を初めて間もない頃のことです。とある茶会での主菓子に、とてもみずみずしく、ほろほろと口で溶けるほどに水を含んだ、ある京都の老舗の菓子司のきんとんをいただきました。
一口いただいただけで、水が支える京都の文化の底力までをも思ったものです。あの感動は今もなお新鮮な記憶として私の中に残っています。

京都が誇る美味しいお茶、菓子、料理、酒、友禅染めなどなど、全て水がポイントです。
梅雨のこの頃、雨降る日をうとましくおもわず、天からの有難い賜り物という心持ちで、紫陽花の花でも愛でながら心軽やかに過ごしたいと思います。

2008年06月18日

第5回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅 その3(細見美術館・山田松香木店)

六盛へ

光雲寺をあとにするとちょうどお昼時。今回は六盛さんにて名物手をけ弁当と、季節のお料理をいただきました。
その後は歩いて細見美術館へ。今回の展観は「祈りの美・かざりの美-仏教美術と工芸-」。重要文化財「愛染明王」 や「春日神鹿御正体」、その他圧倒されるような立派な観音様のお軸なども拝見させていただきました。
また、今回はせっかく細見美術館にお邪魔するのですから、屋上の茶室「古香庵」を是非皆さまに体験していただきたく、お点前もしていただいて美味しいお抹茶と和菓子(末富製・銘「青梅」)を頂戴しました。

細見美術館茶室_古香庵

茶室での惠信先生

茶室での惠信先生。床に掛かっているのは大徳寺、立花大亀老師によるもので、「萬里目前境」。
床の花も季節の楚々とした茶花が生けられ、我々の目を楽しませてくれました。

細見美術館をあとにすると、この日最後の訪問先、山田松香木店さんへ。
社長さんよりお香・香木などについてお話いただき、伽羅などの聞香もさせていただきました。
また、色々なお香の原料も見させていただき香も試させていただきました。皆さん初めての体験ばかりで、楽しい学びの時間を過ごされたかと思います。
*企画した私がかなりはまってしまい、香道を習いたい衝動にかられています……。

社長による講義

お香の原料

源氏香_香室にて 志野流家元によるお軸

今回の旅は盛りだくさんすぎて?!皆さまややお疲れになられたかもしれません。
ですが、京都の禅宗寺院、美術、お香など、素晴らしい文化を多々体験いただけたかと思います。
次回はまた秋頃、ゆったりツアーを企画するつもりでおりますので、是非ご参加下さい。

2008年06月17日

第5回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅 その2(光雲寺)

光雲寺仏殿

しばし哲学の道の緑の中を歩き、臨済宗南禅寺境外塔頭の光雲寺へ。
哲学の道近辺には、気をつけていないと見落としそうになりますが素晴らしいお寺がいっぱいです。
光雲寺の歴史などについてはこちらからどうぞ。

仏殿

まずは仏殿にて般若心経を唱えます。

所長講演

その後、西村惠信所長による講演です。
今回は、「縁に結ばれて生きる」と題するテーマで、それぞれ下記について1時間お話いただきました。

1、仏教の根本教理としての「縁起説」
2、縁起説の二種
3、無我と縁起
4、自己存在も縁起である
5、禅の道は「専一に己事を究明すること」
6、現代における人間関係の崩壊と復権

講演後は光雲寺拝観です。
なんと驚く事に、特別に須弥壇上にあがらせていただけることに…。通常は在家の者が須弥壇に上がるという事はほぼあり得ない事です。
皆ありがたい気持ちいっぱいで本尊釋迦如来坐像、脇侍の阿難、迦葉の二尊者と東福門院の坐像などを拝ませていただきました。

須弥壇上へ

釈迦如来・阿難・迦葉・東福門院

その後、お庭を拝観させていただきました。

0611-16.jpg

ひつじ草も咲いていました。こちらはかの有名な小川治兵衛による作庭です。

鐘楼

鐘もつかせていただきました。それにしましても、どこを見ても美しく手入れされ、禅寺らしくぴしっと整い、凛とした空気流れるお寺で、心も清々しく光雲寺をあとにしました。

<明日へつづく>

蓮華寺 苔と青もみじ 

蓮華寺

梅雨の晴れ間、青もみじと雨にうたれて潤った苔の緑を拝みに蓮華寺へ。
大伽藍を持つお寺の拝観も良いものですが、こういうお寺に京都の良さを改めて感じます。

絵のような

緑一色の世界

白糸草でしょうか… 二人静

太陽に透ける青もみじ

2008年06月16日

第5回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅 その1(霊鑑寺)

雨の予報に心悩ませた6月11日(水)、皆さんの日頃の心がけが良いからか雨に降られる事もなく、無事に第5回“禅と文化の旅”を終える事ができました。
行程はこちら

霊鑑寺へ

まずは臨済宗南禅寺派に属する尼門跡寺院、椿で有名な霊鑑寺へ。こちらは紅葉の時期椿の時期にそれぞれ一週間ほど特別公開されるのみですが、今回は特別に緑美しいこの時期にお邪魔させていただきました。

緑濃い山がすぐ後ろに。「こんなところにこんなお寺があったのね!」と皆さまから…。少し北に行くと法然院、哲学の道を南に下がると南禅寺。近くには来たことがあるものの、ここは知らなかったという方が多かったです。
門をくぐると緑の海のような世界が。ツツジのピンクがよく映えます。

庭園

傾斜が庭の表情を素晴らしいものに

惠信先生

あまりの美しさに、惠信先生の足取りも軽やか♪♪

青もみじの大木

ため息が…。良い「気」をいただきました。

紫陽花

大好きな紫陽花が。

庵主様からのお話 謁見の間


庵主様より霊鑑寺の歴史などをお話いただきました。一同がいる部屋は、狩野派の絵師による襖絵の部屋。宮家や摂関家から仏門に入られた姫君がいらっしゃった寺ですので、絵師のサインはありません。この奥に謁見の間があります(右写真)。このように近くで拝見させていただけるのも、禅文化研究所の旅ならではです!
その他、仙人の間、応挙の間なども拝観させていただき、庵主様からのお声がけで皆さんで写真を撮る事に。参加者の皆さまでお写真ご希望の方は、メールに添付してデータをお送りしますのでおっしゃって下さい。☆こちらより 

羅漢のように…

皆さんまるで羅漢様のお像のようです。笑
一般公開時には、このように庭の中腹で写真を撮る事はとてもできませんし、とても良い記念になりました。

なごりおしくもありますが、時間の都合で、哲学の道を歩いて次の予定、光雲寺へ…。

哲学の道

緑の季節も良いものです。

〈明日につづく〉

2008年06月13日

禅僧が語る DVD発売

禅僧が語る DVD

以前よりこのブログでも取材記録などをお伝えして参りましたが、6月10日(火)にようやく発売させていただきました。

★禅僧が語る DVD★
5本セット 6,300円(1本分お得)
各 1,575円
それぞれ約50分・冊子付き

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○妙心寺第677世 東海大光老師 「一筋がよし寒椿」
○萬福寺第60代堂頭 仙石泰山老師 「手を放て」
○永源寺第142世 篠原大雄老師 「恨みにつく」
○相国寺第132世 有馬賴底老師 「瞬間を生きる」
○建仁寺第487世 小堀泰巌老師 「一つになれ」
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詳しくはこちらからどうぞ

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日本は豊かな国のはずでした。それが次世代を支えるはずの若者の間では様々な問題が起こっています。心が豊かでない証拠が、どんどんと目に見えて起こってきています。
物には恵まれているはずなのに、生きていきにくいこの世の中、これから私たちはどう生きるべきか、どうあるべきか…。今生きている今世は、皆さん一回きりのものです。老師方の言葉の端々から、今世を生きるにあたって本当に大事なことは一体何なのか…皆さまに受け取っていただきたいと思います。
「禅」についての見解もそれぞれお話いただいております。必ず、皆さんにもこれからの人生においてヒントになるお言葉があるかと思います。
また、各老師の来し方、出家の機縁なども語っていただきます。出家していない我々(今日ブログを書かせていただいております職員は、在家の者です)には、僧堂での様子などはなかなか知る機会がありませんが、老師方とそのお師匠様との深い関わり合い、禅僧らしいエピソードなど、禅ファン、禅僧ファンにはたまらないお話が盛りだくさんです。
お買い求めいただき、ご高覧いただければ幸いです。

2008年06月12日

光悦寺の青もみじ

光悦垣

お天気の良い日には、緑が心底気持ちよい光悦寺。
秋の紅葉の時以外は、訪れる人もまばらで、静かな時を過ごせます。

鷹峯

三山を眺められるベンチには、いつも少し長居します。川の流れの音が耳に心地よく、心洗われます。

門から続く青もみじ

秋ももちろん素晴らしいのですが、この青もみじの時期が私は大好きです。

2008年06月11日

鎌倉 長谷寺 -あじさいの寺- その2

境内の池
鎌倉 長谷寺の境内の続きである。 境内はとても手入れされていて、散策していても気持ちがいい。紫陽花が満開になると、かなりの拝観者が見えるらしく、境内では工事業者がその準備をしている様子。

楽しみにしていた観音様は、とても美しい十一面観音で、背丈も大きく、手を合わせた自分がほんとに小さく感じてしまった。そういえば、奈良の長谷寺の観音様はさらに大きな大仏で、その前でも頭を垂れた自分がいたことを思い出す。
また、阿弥陀堂の阿彌陀様や、弁天窟という洞窟には弁天様の石像があり、他にも諸堂宇があって、建物は建て替えられたようで古くはないが、お参りしてよかったと思った。
写真は撮れないので、是非、ご自身で拝観にお出かけになってほしい。

さて、この長谷寺には、境内のところどころに美しい石灯籠などがあったので、ご覧に入れたい。

石灯籠

石灯籠

五輪塔

お地蔵様も花の間に見え隠れしていらっしゃる。

お地蔵様

かわいらしい御地蔵さま

2008年06月10日

鎌倉 長谷寺 -あじさいの寺- その1

長谷寺の山門
仕事にて鎌倉の円覚寺・建長寺を訪れた後、少し時間があったので、鎌倉駅の観光案内所で、どこか花のきれいなお寺はないかと尋ねたところ、まだ満開には早いがあじさいで有名な長谷寺があると紹介された。 人気の江ノ電に乗って、3つほどの駅を行くと「長谷」という駅があり、駅から歩いて約5分に、その長谷寺はある。私はあまり知らなかったが、有名なお寺らしい。弘法大師にご縁がありそうな様子なので、奈良の長谷寺と同じ真言宗だろうか。帰ってから見たホームページにも、宗派のことは書かれていない。
咲きはじめたあじさい

咲きはじめたあじさい

それはともかく、ここの御本尊は、十一面観音さまで、観音さまが好きな私としてはうれしい限り。
まだあじさいの開花のピークには早いものの、境内には、いろいろな花が見えるようなので、写真におさめてきた。

IMG_4422.jpg IMG_4432.jpg IMG_4459.jpg IMG_4460.jpg

2008年06月09日

金戒光明寺 -紫雲の庭-

山門

5月の爽やかな陽気の日、浄土宗大本山の金戒光明寺を訪れてみました。
今回は、紫雲の庭の公開、そして、長らく修復で留守をなさっていた文珠菩薩様がこのたび修復を終え、御姿も新たにお戻りになられましたので、楽しみにでかけました。
立派な本堂にて初めて拝見する文珠菩薩様は、言葉に表わせぬ美しさで、ひと目見て魅せられてしまいました。

つつじと青もみじ 石楠花

青もみじも鮮やかで、つつじの目の覚めるようなピンクも美しく。
石楠花も満開でした。 いつの季節に訪れても、気持ちの良いお寺です。

紫雲庭

紫雲庭

茶室

茶室

茶庭

茶庭

池

美しい色のコントラスト

2008年06月06日

開甘露門の世界-お盆と彼岸の供養 【新刊紹介】 

開甘露門の世界 -お盆と彼岸の供養

5月27日に発売された新刊のご案内です。

『開甘露門の世界-お盆と彼岸の供養』 野口善敬編著
3,360円 A5判上製・284頁

臨済宗の檀信徒の方はよく御存知でしょうが、お盆やお彼岸に-施餓鬼会-が行なわれます。
さて、その施餓鬼会で唱えられる経典、「開甘露門(かいかんろもん)」にはどのような意味があるのでしょうか。
今回、この本ではその意味を解明し、現在知り得ることを全て収めた意義ある内容となっております。表紙カバーに使われているのは、東京国立博物館蔵の「地獄草紙」(国宝)の部分です。

詳しくはこちらから

皆さま方のお家のご先祖様は、子孫である皆さま方から常に手厚いご供養を受けておられる事かと存じますが、多くの精霊のなかには誰からも供養されず、餓鬼道に堕ちて苦しんでいる霊もたくさんあるでしょう。
また、その餓鬼道に堕ちて苦しんでいる霊も、我々や我々のご先祖様とは無関係とも言い切れないでしょう。
「開甘露門」は、そのような餓鬼道におちて苦しんでいる多くの精霊を供養し、済度するためにお唱えするものです。
最近ないがしろにされてきていると言っても過言ではない「供養」。
これは決して我々が怠ってはならない大切な古からの智慧なのだと思います。
目には決して見えないかもしれませんが、こういった事を大事にする「こころ」が、人を育てるのだと思う今日この頃です。

臨黄ネットより_施餓鬼会

上の写真は、臨済宗黄檗宗公式ページ 臨黄ネットよりお借りしました。施餓鬼会の写真です。
2005年8月の禅語より

2008年06月05日

鎌倉 建長寺

建長寺
円覚寺と文字通りならんでいる建長寺は、臨済宗建長寺派の本山で、鎌倉五山の第一とされる。北条時頼が蘭溪道隆禅師を招いて建立された名刹。 円覚寺と並ぶとはいえ、少し由比ヶ浜に近いせいか海の風も感じるため、どこか雰囲気が違う。 管長老師と建長寺僧堂の一室でお出会いし、DVDの件をご快諾いただいた後、山内を撮影にあるいた。
仏殿
ここも平日だというのに、多くの観光客と修学旅行の子どもたちである。少し驚いたのは、子どもたちが、我々に「こんにちわ」と挨拶をしてくることである。 本来あたりまえのこの挨拶が、今どきは驚きに変わるというのは、今更ながら困ったことかもしれない。 などと思いつつ、今までには行ったことがなかった、建長寺の奥の方にある半僧坊大権現に登ってみることにした。
半僧坊

15分ほどかけて、一汗かきながら登りきると、小高い山から海が見える。また、天気のいい日には富士山も一望できるという。
いろいろな願い事を聞き入れてくださるという権現様に、鎌倉をお訪ねの際には一度お目通り願ってはどうだろう。

2008年06月04日

鎌倉 円覚寺

鎌倉にある、臨済宗円覚寺派の大本山、円覚寺を訪問した。
管長方のDVD制作の一環で、円覚寺管長の足立大進老師にお会いするためであったが、私個人は、実は円覚寺を尋ねるのは初めてである。
鎌倉時代後期に、北條時宗が無学祖元禅師を招いて開創された寺である。

JR横須賀線の北鎌倉の小さな駅を降り立つと、すぐ近くに円覚寺へあがる階段がある。
今はどうやら修学旅行の季節らしく、子どもたちも多い。


円覚寺三門

またとくに最近は、年配の方が立派なデジタルカメラを抱えて、ファインダーを覗かれているのもよく見かける。デジタルカメラは今までの銀鉛フィルムとくらべ、フィルムが無駄にならないから、重宝されているのだろう。

この日は、初夏の日差しが眩しい日で、少し汗ばむくらいの陽気であった。
国宝の鐘楼があるらしいので、階段をのぼった。自分のカメラで写真もとらなければならないが、写真鐘楼前で並んでいる子どもたちにシャッターを押してくれと頼まれたりして、いろいろ忙しい。


円覚寺の国宝の鐘楼

鐘楼横の碑

境内は多くの木に覆われていて、清々しい気分になる。なんとなく京都の本山とは違うイメージがするが、小高い山にあるからだろう。

管長老師とお会いした後、今度は建長寺の管長老師とお出会いすることになっている。

2008年06月03日

山口伊太郎遺作 源氏物語錦織絵巻展 -相国寺・承天閣美術館-

源氏物語錦織絵巻

相国寺にある承天閣美術館では、-山口伊太郎遺作 源氏物語錦織絵巻展-が7月6日(日)まで開催中です。

西陣織で絵巻物???と、実物を目にするまではいまいち想像がつきませんでしたが、かな文字まで全てが織られています。縦糸と横糸?がどのようにあわさったらあのように精緻で美しい織物による絵巻物ができあがるのでしょう。理解の範囲を超えていましたので、ただため息をつきながら眺めるばかり。
源氏物語の登場人物の衣装などは、まさに織物なわけですから、様々な美しい色の重ね、文様1つ1つにまで心が込められており、日本を、京都を代表する職人の精神に感服しました。
特に、薄物をまとっている人物の手がうっすら透けて見えるのにはもう…。

このたび研究所から発売される、禅僧が語る(DVD)シリーズの中で、妙心寺管長がお好きな句だと語っておられた、

  生きることは 一筋がよし 寒椿

この句を思い出させる一人の職人の生き様を見させていただき、気持ちがひきしまる思いがしました。

*承天閣美術館に、十牛の庭が新たに作庭されていました。また、相国寺法堂や方丈なども公開中です。是非おでかけ下さい。

2008年06月02日

慈受院 -薄雲御所-

慈受院

臨済宗単立寺院、慈受院門跡が5/6まで特別公開されていましたので、伺って来ました。
非公開寺院でしたが、今回初めて公開されたかと思います。今後、春や秋の特別公開の時期には拝観できるようになるのかもしれません。またそのような情報はこちらのブログでもご案内させていただきます。

この門跡寺院は、1428年、亡夫である足利義満の遺言により、日野栄子が天皇家の菩提を弔うため建立されたそうです。それ以来、代々尼門跡により守られてきた為、薄雲御所又は烏丸御所、竹の内御所と呼ばれてきたそうです。
色々な尼門跡を拝観する私ですが、やはり尼門跡には尼門跡らしい風情があります。こちらのお庭もこじんまりとしていながらも気品高く、車が多く走る堀川通りから少し入った所とは思えない空気が漂っていました。
写真不可でしたので、ご覧に入れられませんが、また公開される事もあるかと存じます。
是非訪れてみてください。