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季刊『禅文化』216号発刊




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ブログでのご案内が少し遅れましたが、季刊『禅文化』の216号が4月25日に発刊されました。

職員でありながら一読者でもある私ですが、今回最もしびれましたのが(表現が不適切かもしれませんが本当にしびれました……)、弊所職員・藤田琢司による新連載(不定期連載です)、「禅僧の死に様(一) 都人よ、わが死に様を見よ-明庵栄西」です。

「都人よ、わが死に様を見よ」ですよ皆様!と、一人興奮していて申し訳ないのですが、その臨終の時は後世に語り継がれるべきものなのでした。こちらで内容をお話できないのが残念ですが、是非手に取っていただければと思います。

なかなかにマニアックな季刊誌と思われる事でしょうが、様々な方に読んで頂けるよう内容も工夫しております(下にもくじを載せておきます)。
禅の墨蹟がお好きな方などには、グラビアページもお楽しみいただけるかと存じます。
また、毎号の表紙も禅とは限らず仏教に関する面白い画を採りあげています。今月号は「放生会(ほうじょうえ)」。その解説も掲載しております。

季刊『禅文化』を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
お求めはこちらからどうぞ。

【216号 もくじ】

吾が師を語る――宗詮老師と松堂老師/阿部浩三
明僧渡来と本朝臨済禅の覚醒/能仁晃道
禅僧の死に様 (一) 明庵栄西/藤田琢司
善財童子の求道ものがたり (十八)―善根で飾られた十層八角の楼館主ラトナチューダ(法宝髻)長者/小林圓照
回想―花園大学―その六/北西弘
宋の南遷と禅 (中) 要説・中国禅思想史25/伊吹敦
NHKラジオ第2放送「宗教の時間」公案の指し示すもの/小川隆(聴き手・金光寿郎)
品格について/平塚景堂
土に親しみ、人情を味わう グループ農園二十五年/松田高志
技を訪う―かみ添 嘉戸浩川辺紀子
私のなかの宗教 三余居窓話 (六十四)/西村惠信
聖域巡礼 (二十) 川蔵北路を歩く(七)/李建華
グラビア 巣松翁蔵 禅林墨蹟 東嶺と遂翁 (一)
寺庭さんのリレー・エッセイ――和顔愛語の心/千葉喜代子
和尚さんの身体講座 (二十六) ハングリー身心/樺島勝徳
わが歳月はうつくしからず―稲葉京子の「われ」を見つめる歌/佐伯裕子表紙解説

表紙解説/藤元裕二
漫画 今日も上天気/杜康潤
いっぷく拝見
編集後記〈禅文化漫筆〉
『禅文化』バックナンバー
禅文化研究所の本
カット・左野典子

by admin  at 07:30
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