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大理喜洲 -中国-




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雲南省大理にある喜洲は、大理古城から距離にして19キロほどの所にあるペー(白)族の村である。唐代の南昭国の時代にはここには王宮が建てられ、 南詔国の重要な軍事拠点となり、西南シルクルート中の重鎮として栄えたという。
訪れた厳家大院は、明 ・ 清 ・ 民国時代に造られた「三房一照壁」「四合五天井」というペー族の民居を代表するもので、家屋には精密な彫刻が施され、白い壁には優美な絵が描かれている。
住居の屋上から眺める街並みは、緩やかな曲線の屋根が続き、往時の面影を今に伝えている。

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大理四僧塔



大理四僧塔

今回の大理での行事の一つは、明代に起こった政争に巻き込まれこの地で没した、4人の日本人留学僧が葬られている四僧塔での法要である。
この供養塔のことは、以前このブログでも紹介されているが、埋葬された中の1人、闘南という僧が、現在の臨済宗建仁寺派妙光寺(京都市右京区宇多野上ノ谷町)の僧であったことから、崇聖寺との友好寺院締結が生まれた経緯がある。
最近になって新聞報道などにより注目を集めた四僧塔であるが、彼らがどのような運命を辿ったかは日本側の史料には見出せず、中国側の史料によってその一端が窺い知れるだけというから、600年もの間日本人に関心が示されなかったのも仕方がないことであろう。

大理四僧塔_法要

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雲南省 大理

蒼山

雲南省の中西部にある大理は、海抜2000メートルの高地にあり、13世紀まで大理王国の首都として栄えた町である。
じ(さんずい+耳)海と呼ばれる人間の耳の形をした湖と、19の峰が連なる蒼山とに囲まれる。年間を通して温暖な気候に恵まれ水も豊富で農業が盛んである。日中の日差しはかなり強いが、心地よい風が肌に気持ちよい。風の町とも呼ばれるらしく、山の頂には風力発電の風車が回っていた。
ガイドの話によると、町の中が綺麗なのは、一日中吹く風がゴミを掃除してくれるからだという。
雲南省は少数民族が多い地域だが、大理はその人口の大半を白(ペー)族が占めている。
白族はその名の通り、男女とも白を基調とした服装が特徴である。

今回この地を訪れたのは、禅文化研究所が事務局を務める日中臨黄友好交流協会と、大理にある崇聖寺とが結んだ友好寺院締結を記念した式典に参加するためである。
これから数回にわたり訪中で訪れた地を紹介してゆきたい。

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北京便り 1

北京在住の禅文化研究所研究員 李建華さんから届いた北京便り(1)。




わが家の窓から見える除夕の爆竹風景


中国は旧暦のお正月・春節を祝う慣わしなので、毎年の西暦の年始日は違ってくる。
今年の春節は2月7日。中国語では「過年」(年を過ごす)といわれる。春節の前日は除夕(じょせき)といい、つまり日本の大晦日に当たる。春節には爆竹を鳴らしたり、赤い桃符を貼ったり、餃子を作って食べたりするが、わが家は餃子だけを作った。

わが家の手作り餃子

実家に帰省して年を過ごすのが習慣だが、民族大移動のためにどこでも混雑を極める状態なので、帰らないでいるが、その代わり雰囲気のないお正月を迎える。
しかし今年は大変だ。例年吹雪とは無縁だった中部と東部、南部で138万平方キロに及ぶ氷雪害に見舞われたため、送電線や家屋、農作物の被害はもとより、道路や鉄道、空港は麻痺状態となり、帰省客8000万人の足を直撃した。
一方、一衣帯水の隣国では毒入り冷凍餃子で騒いでいる。情報が結構錯綜していて疑惑が相当あることは別として、天声人語に「きれいな環境に慣らされた体が、取るに足らない異物にも反応するようになった」とあるように、無菌状態におかれる日本人の胃腸が綺麗すぎるから、やはり海外のものを食べないほうが一番安全であろう。


手作り餃子でお正月


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杭州 霊隠寺 -中国4-

霊隠寺の山門

杭州では、西湖のさらに西にある霊隠寺(れいいんじ)も訪ねた。 このお寺は、東晋の時代(326年)にインドの僧・彗理が創建したもので、1600年以上の歴史がある古刹である。 全盛のころに比べると縮小はしているようだが、それでもかなり大きなお寺である。 また沢山の人たちが参詣に訪れ、香をたき、仏前で五体当地の礼拝をしている。

飛来峰

山門をとおると、まずは有名な飛来峰である。岩壁には300を超える数の石仏が彫られている。 これは五代から宋代、元代までに彫られたもので、独特の風格があり、とても精緻で美しい。

大雄宝殿

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杭州 銭塘江と六和塔 -中国3-

西湖

北京での業務を終え空路2時間弱、杭州へ。 杭州には李建華さんの友人で、今回の邦訳のお手伝いをしてくださる王さんがおられる。 空港まで愛車でお出迎えいただき、さっそく市内のホテルに移動して打ち合わせを行なった。

西湖 花港観魚

西湖の遊覧

さて、実は杭州には初めて来た私としては、ちょっとした観光時間も楽しみにしていた。 私は滋賀県に住んでいるので、湖があり緑も多い杭州は、北京や上海と違い、とても落ち着いた気持ちになった。 街の西にある西湖は、美しい景観を楽しむことができる名勝区であり、数々の文化財もある。

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北京での仕事 -中国2-

電飾の天安門広場

今回の訪中は、主に2つの仕事のためである。 その一つは、研究所が事務局を兼ねている、臨済宗黄檗宗の公式サイト、臨黄ネットホームページの中国語版を作成するため、その翻訳についての打ち合わせである。 既に、英語版ページは去年の冬からオープンしているが、今度は中国に向けても発信しようということになっている。そもそも禅は中国から渡ってきたわけであるから里帰り的ではあるが、日本と中国の友好を深める意味もある。

もう一つの仕事は、研究所が日本国内で発行発売している書籍の中国語版の出版についてである。現在、予定に上がっているのは、禅僧の修行生活を絵をつけて書かれた『雲水日記』、山田無文老師の説話集『和顔』および『愛語』。この3種類である。

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オリンピックを迎える北京 -中国 1-

北京

星野監督率いる日本野球チームが、北京オリンピックの出場を決めた。 その激戦のころ、研究所の刊行物を中国語化して中国でも売ってもらおうと、短期間ではあるが、久しぶりに中国北京を訪れた。 来年の夏にはオリンピックが行なわれることで、いろいろと注目されている北京である。

オリンピックへのカウントダウン

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お墓つれづれ(その二)-中峰明本禅師墓塔-

西天目山

今年もお盆が近づいてきた。このころになると、中国の西天目山で出会った農民たちを思い出す。
去年の夏、日本で我が家の墓参りを済ませてから、中国浙江省杭州市の西に位置する西天目山へ登った。
目的は、山の中腹にある中峰明本禅師(一二三六~一三二三)のお墓にお参りすることであった。
山頂から少し下ったあたり、中国では珍しい、直径1mほどもある杉(中国名は“柳杉”)が立ち並ぶ森の中に作られた林道をしばらく歩く。登山客の通る山道から鬱蒼と草の生い茂った脇道へ入り、しばらく草を踏み分けて行くと、少し小高いところに、杉樹に囲まれるように中峰明本禅師(一二三六~一三二三)のお墓が現れた。

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博客と禅客

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「ブログ」は、“web log”の略語からきているという。最近、始めて知った。
中国語では、“博客[bo2ke4]”と書いて「ポォクォ」と発音する。音訳語である。これから連想するのが“黒客[hei1ke4]”(ヘィクォ)で「ハッカー」の音訳語。
「客」には、他郷を転々と仮住まいして渡り歩き、専門の技能や職業を行う者のことを表わす意味がある。
「説客(ぜいかく)」「刺客(しかく)」「剣客(けんかく)」などなど。
忘れてならないのが、我が禅宗の祖師方が「禅客」と呼ばれ、師を求め諸方を行脚されていたことだ。道を求めて、時には命懸けで諸方を巡るさまは、まさしく「客」というにふさわしい。
かたや、現代の「博客」「黒客」は、何を求めてさまよい歩くのか?
(Y.K Wrote)
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中国のお寺つれづれ(その一)-出家者の条件-

仕事の関わりで、中国の仏学院について、HPの情報を渉猟していたら、中国仏学院入学要項なるものにたどり着いた。これまで、明文化したものを見たことが無かったので、抜粋訳を紹介しておく。


中国の僧院

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中国仏学院学生募集要項
一、応募資格:
(1)高校卒業以上の学歴あるいはそれと同等の教育程度を持ち、一定期間の出家生活を経験し、敬虔な信仰心を持ち、学業品行ともに優れ、積極的に仏教活動に従事できる青年僧であること。
(2)未婚者あるいは恋愛関係のない者に限る。
(3)年齢は、満19~25歳までとする。
(4)顔立ちが端正で、心身共に建康で……。(以下省略)
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お墓つれづれ(その一)-大理日本四僧塔-

思いをはせるT局長


わたしはお墓が好きだ。というより、とても気になる。 お墓といっても、秦の始皇帝陵や明の十三陵などの大規模で歴史に名を残し観光地ともなっている墳墓ではない。有名無名、大小に関わらず、苔むし草だらけの墓塔でありながら、地元の人々に伝承され護られて、今も昔も変わらぬ姿を見せてくれるお墓がよい。
毎年、仕事にキリがつくと、休みを取って中国へ渡り、少しずつお寺巡りをしている。最近の楽しみは、古い禅僧のお墓を見つけることだ。
先日、弊所T局長が中国大理への出張から帰国され、お願いしていた「日本四僧塔」の写真を見せてもらった。

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