──もくじ─────────────────────────────
◆ご挨拶
◆発売日決定! 新刊の御案内
◆「読む」コーナー“季刊『禅文化』より”の更新
◆ブログ更新
☆おすすめ拝観寺院
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◆ご挨拶
11月に入りました。「一年って、早いなぁ・・・」と皆さんおっしゃっている
頃でしょうか。
11月と言えば、茶人の正月といわれ、炉開きの季節です。寝かせておいた新
茶も茶壷から取り出され、挽きたての抹茶が味わえるのが、まさにこの時期
なのです。
また、炉にする事によって、火(炭)が客の方へ近づきます。
ですがどうでしょう。最近の温暖化の影響で、11月に入った今でも昼間は暑
いくらいの陽気ですね。
利休居士は、「炉開きは、柚子の色づくを見て・・・」とおっしゃったそうで
すが、地球の温暖化は、我々の文化の有り様まで変えてしまうかもしれま
せん。
温暖化防止の為、夏のクーラーのみならず、冬の暖房も厚着をする事によ
って、なるべく温度設定は低くしましょう!
それでは、禅文化研究所からのお知らせです。
どうぞお付き合い下さい。
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◆新刊の御案内
《平成18年12月8日発売》
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
『訓読 五灯会元』―中国禅宗祖師の列伝―
全3巻 訓読・能仁晃道
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
『五灯会元』は、『景徳伝灯録』以下、『嘉泰普灯録』に及ぶ五つの禅宗灯
史(五灯)の重複を整理し、集成して一書としたもの。
過去七仏に始まり、南宋に至るまでの諸祖の伝灯の次第と機縁の語句を収め
る。簡にして要を得た編纂の巧みさと、五家七宗に分類された構成の整斉さ
は、古来より高く評価されている。
本書は灯史の決定版として広く流布し、禅を語る者は多く本書に拠ったとい
う。我々も、本書の中からあまたの著名な公案を見出すことができるであろ
う。
今回、初めて全文に訓読を施し、さらに全ての漢字に振り仮名を付して通読
に便ならしめた。さらに、巻末には、号・諱・諡・地名から引ける人名索引
を付した。
B5判上製函入・平均700頁・分売不可・定価 52500円(税込)
>http://shop.rinnou.net/shop/A125/QSgyt6ZbX/syoinfo/570
《平成18年11月17日発売》
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
『臨済録をめぐる断章』―自己確立の方法― 西村惠信著
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
録中の王として珍重されてきた『臨済録』は、もともと禅門修行者のための
テキストで、その格調はすこぶる超俗的である。それをいま一般人のために
平易に説いて、現代人の「自信」を喚起させようとする著者の細心が全編に
漲る。
同じ著者の『無門関プロムナード』とともに、広く一般読書人に薦めたい。
四六判上製本・約288頁・定価2,415円(税込)
>http://shop.rinnou.net/shop/A125/QSgyt6ZbX/syoinfo/571
発売中 ◆特別頒布品◆
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
山谷詩抄 嘯岳鼎虎禅師自筆本 長州毛利洞春寺蔵
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
15,750円
(本体価格:15,000円 消費税:750円)
嘯岳鼎虎禅師自筆本 長州毛利洞春寺蔵
監修 日下 元精/解説 岩城 秀夫・根ヶ山 徹/発行・洞春寺
A4判コート紙影印本/上製函入/324頁
黄山谷は蘇東坡と並んで、禅僧の間で広く読まれていた詩人であるが、その
詩は典故に富むとともに、用語にも特異なところがあり、難解を以て知られ
る。
また、蘇東坡に比べ、何故か研究書や解説書の類は乏しいというに近い。
ここに山口・洞春寺より公刊された洞春寺珍蔵の『山谷詩抄』は、「洞春寺
開山嘯岳鼎虎禅師手沢本」の貴重な影印本である。
この度の公刊を記念して、特別に禅文化研究所より100部限定で頒布させ
ていただくことになった。ご注文はお早めに。
>http://shop.rinnou.net/shop/A125/QSgyt6ZbX/syoinfo/573
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◆「読む」コーナー“季刊『禅文化』より”の更新
*聖域巡礼
-東チベット・シャングリラからラサへ行く(2)-
李建華(禅文化研究所客員研究員)
>http://www.zenbunka.or.jp/03_magazine/zenbunka/li/202.htm
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◆ブログ更新
平日は毎日更新!禅文化ブログです。
先日から、《Flowers and Plants in Tibet》と題して、上記「読む」コー
ナーの、李建華氏のご子息、叡さんのチベットの草花の写真も掲載し始めま
した。>http://blog.rinnou.net/zenken/archives/4/
京都は大徳寺の月釜のお話、金剛流のお能の話などもございます。
>http://blog.rinnou.net/zenken/archives/3/cat25/
スタッフの旅物語には、飛騨高山・金沢・白川郷どぶろく祭など!
>http://blog.rinnou.net/zenken/archives/3/cat22/
ブータン旅行記も続いてます!
>http://blog.rinnou.net/zenken/archives/3/cat20/
どうぞご高覧下さい。コメントなどもお待ちしております!
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★おすすめ拝観寺院
《大徳寺塔頭 高桐院》
大徳寺山内の南西に位置する塔頭で、細川三斎公がその父幽斎の菩提所とし
て慶長6年(1601)に建立しました。
開基は玉浦宗紹(幽斎の弟)で、本堂に祀られています。清巌和尚、出雲の阿
国などの墓もあります。
受付までの参道が、一歩進むごとに静寂の世界へといざなってくれるかのよ
うです。一見、拝観はしていないように見えますが実は拝観できます。
団体客と一緒にならない限り、訪れる人もまばらで、静かに時を過ごす事が
できます。
◇細川三斎・ガラシャ夫人の墓
利休愛蔵の「天下一」の灯籠が墓石として使われています。
利休が、秀吉にこの灯籠を所望され、それを拒む為自ら灯籠を鉈で欠いてま
で拒んだものです。利休割腹後、細川家に譲られ、現在に至るまで細川三斎
・ガラシャ夫人の墓として高桐院にあります。「無双」という銘です。
お庭に降りて、墓の前まで行く事もできますし、その横には細川家歴代も眠
っています。
◇意北軒
利休の聚楽第の屋敷を移築したもの。
◇袈裟形の手水鉢
加藤清正公が朝鮮出兵の際に持ち帰り、細川公に贈ったとされる手水鉢。
京都の寺の庭には、こういった朝鮮から武将が持ち帰った手水鉢を置く庭が
よく見られます。
◇松向軒
二帖台目の名茶席。寛永五年(1628)に三斎公によって建てられたもの。
茶室には珍しい黒壁ですので、他のお寺や美術館などに行って茶室を見て、
その黒壁にどのような効果があるのかを比較してみるのもおもしろいと思い
ます。
三斎公は利休七哲の一人でもあり、茶人としての顔も持っていました。
その父、幽斎も茶の道に精通しており、おもしろいエピソードが残っていま
す。
山崎の合戦を制し、晴れて天下人になった秀吉の元へ、筒井順慶が井戸茶碗
「筒井筒」を贈り、秀吉はこの名器を大切に所蔵していました。しかしある
時、小姓がこれを落として割ってしまいました。
そこに居合わせた細川幽斎が機転を利かせ、
筒井筒 五つに割れし 井戸茶碗
咎(とが)をば我に 負いにけらしな
と、『伊勢物語』の
筒井つの 井筒にかけし まろがたけ
過ぎにけらしな 妹(いも)見ざるまに
という古歌になぞらえて一句詠んだ事から、秀吉の不興がとけたとのことで
す。
※「筒井筒」の銘は、筒井順慶が所蔵していた、深めの茶碗(深い茶碗を筒
茶碗といいます)であったことから、筒井筒と呼ばれていました。
文武両道であり、咄嗟にこのような句を詠んでみせる細川幽斎。こういった
エピソードからも彼の人柄を伺い知る事ができます。三斎と共に、その後何
代も続く細川家の基盤を作った人物である事にも納得がいきます。
また、その栄光の裏には、ガラシャ夫人の非業の死があったことも忘れては
なりません。
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最後までご高覧いただき、有難うございました。