禅文化研究所紀要35号発刊のお知らせ
季刊「禅文化」260号(特集「在家禅 居士と大姉」)発刊のご案内
古来仏門において、維摩居士をはめ出家しないまま仏道を真剣に行じてきた在家信者は維摩居士をはじめ、枚挙にいとまがありません。特に禅門においては、名だたる戦国武将や文化人など、各時代のリーダーたちが禅に参じてきました。
今回は、それら在家の仏者が日本の禅門および社会に与えた影響を知るとともに、出家・在家相互の立場から、今後の禅門に思いをめぐらしてみます。龍澤僧堂師家・後藤榮山老師がこれまで関わってこられた居士や大姉とのエピソードを筆頭に、「居士とは何か」を考える論稿を掲載させていただきました。
また、僧堂の老師に道場や雲水への想いを語っていただく「叢林を語る」。第二回は、梅林僧堂(福岡県久留米市)の東海大玄老師にお出ましいただき、将来一寺の住職となっていかれる修行僧たちへ厳しくも温かいお言葉をいただいております。
新連載や誌上提唱など、詳細はこちらをご覧くださいませ。
よろしくお願い申し上げます。
新刊『維摩経ファンタジー』西村惠信著
季刊誌『禅文化』に連載されていた「維摩経を読む」が、改めて書き下ろしで単行本化されました!
弊所の書籍としてはとてもあでやかなカバーの本になっています。「維摩経」の入門書としてオススメします。
また先般(3/11)、京都新聞の特集記事「地域プラス」面の「宗教をガクモンする」というシリーズ記事に、著者の西村惠信先生がインタビューをうけ掲載されました。
【本書ご紹介文】
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これはオモシロイ!
摩訶不思議な小部屋(丈室)で維摩居士が説く、ブッダの教えを根本にした大乗仏教のボサツ道。
ブッダから見舞いの指示をうけた多くの弟子や菩薩たちが、病に伏した維摩居士のところへ行くのを頑なに断わるその理由とは……。
在家の居士である維摩は、出家の仏弟子や菩薩たちに大乗仏教の核心を説いて、次々と論破していくそのさまはまことに痛快で、ほかの仏教経典の様子とはまったく異なる。それは不思議かつ神通自在であり、決定的に実相を説いているのであった。そして読者は、あまりにもファンタジックなこの物語の中で、自分自身も維摩を中心とする菩薩たちの集まりのなかにいるような気になってしまうのだ。
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ご注文はこちらから⇒『維摩経ファンタジー』 定価1430円(税込)
講演「禅と鎌倉~禅とともに歩んだ鎌倉文化~」
いまやアジアのみならず世界に広がった「禅-ZEN」。日本における禅のふるさと鎌倉から、講演会のお知らせです。
鎌倉に禅寺が誕生してから今日に至るまで――。禅と共に歩んだ鎌倉の文化を、90分に凝縮してわかりやすくご紹介いただけます。
もちろん感染症対策を万全に施しての実施です。このため大幅な人数制限をしておられることもあるやもしれませんが、この状況下、なんと追加講演の開催が決定したそうです。昨年以来、オンライン講座など新たなスタンダードが受容されつつあるとはいえ、やはり対面での学びは強く望まれているのだなと思わされます。
講師の舘隆志先生は精力的に研究成果のご執筆にも励まれており、さまざまな場面で先生の文を拝読することができます。しかし流れるようなお話ぶりが素晴らしい方で、文章とはまた異なる感動があるはず。諸々ご都合の許す方には好機かと、ブログを書かせていただきました。
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