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トゥルク ジャミヤング リンポチェ来日講演記録




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チベット仏教寺院にて_ブータン

先日よりこちらでご案内させていただいております、チベット仏教僧・トゥルク ジャミヤング リンポチェ(リンポチェとは、「大いなる価値」という意味で、人に対する場合は「高貴なるお方」となり、尊称であります)の講演内容についてをご紹介させていただきたいと思います。

私が一番心に残っているのは、リンポチェが御自身の胸のあたりを手で指しながら、宗教にしても何にしても、「自身のdarumaに合うものを探しなさい」と仰った事です。
darumaというと、「仏法」などと訳される事が多いのですが、リンポチェは「nature」と仰っていました。

「自身のnatureに合うものを」というお言葉から、如何にリンポチェが一人一人の“存在”を尊いものとしてお考えであるか、また、それぞれが現世で生きる意義を見出し、本当の幸せとは何であるかを考え、より良い生き方をする事を望まれているかが伝わってきました。

私自身、茶の湯の稽古をし、禅に惹かれ、禅文化研究所で働かせていただいていますが、まだまだその他に自身のnatureに合うものとは一体何であるか、日々模索中です。
人生は、自身で“これだ”と思うものに如何に多く出会うかの旅路であると思っている私にとっては、とても心に響く言葉となりました。

また、ある方がリンポチェに、「あなたが今日ここで話した事は、既に色々なメディアで言われている事であって、知っている事ばかりで、私はがっかりしました」と言ってのけました(驚愕しながらも、リンポチェのお答えが楽しみだった私…)。
するとリンポチェは、、、

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神魂(かもす)神社




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島根県松江市にある神社。式内社ではないが古い由緒を伝え、杵築大社(出雲大社)の宮司家である出雲国造家の継承儀式は旧意宇郡であるこの地まで出向いて行われたという。近くにはその時滞在した国造館の跡もある。
出雲国造はもとは出雲東部の意宇郡を本拠とした大豪族で、出雲西部の出雲大社の神職専任と定められるまでは意宇郡の郡司も兼任していた。

写真は室町時代に建てられた本殿。
現存最古の大社造の建造物として国宝に指定されている。
今拝すれば柱・梁・桁は太く床高く、屋根の上には内削ぎの千木を戴く。
その雄大かつ荘厳な姿はまことに大祓詞の「下つ磐根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて」の語句そのままであり、高天原の神の宮居もかくやと思うばかりである。
出雲大社再建の手本となったという話も頷ける。
神社建築の美を遺憾なく発しており、見る者を魅了せずにはおかないだろう。

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庭の水遣り




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連日の猛暑が続いている。9月に入ってもその勢いは止まず、予報では今月中旬まではこの暑さが続くらしい。8月は殆ど雨が降らず、梅雨の頃はあれほど晴れ間を願っていたのに、今はいつ雨が降るかを願う毎日である。
人間にはまだ冷房という逃げ場があるが、草木にとってこの連日の照りようはかなり厳しいものだ。
昨年は殆どすることがなかった寺の庭木や苔への水遣りも、今年は定期的に行なうようになった。
赤茶けてカサカサになったいた苔も少しの水を与えるだけで緑が蘇ってくる。朝の忙しい合間の作業となるが、本格的な雨が降るまでの辛抱である。

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-平常心是道- えしん先生の禅語教室 その15




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-平常心是道(へいじょうしんこれどう)-

今回も馬祖道一禅師の語録から、一般的によく知られている語を採り上げてみました。馬祖の唱えた禅は、自分で「雑貨舗」と読んでいるほど、実に生活に密着した生き生きとしたものです。『馬祖の語録』(禅文化研究所刊・絶版)を読むと、後に臨済が出てきて言いそうなことは、もう既に馬祖が先取りしていると言っていいほどです。

「平常心是道」という禅語は、馬祖が弟子の問いに対して答えた語ではありません。馬祖がある日、廊下の辺りで、その場にいる門人たちに説いて聴かせた、いわゆる「示衆」の中に出てくる語として記録されています。その部分を訳すと次のようになります。

仏道というものは、わざわざ坐禅修行して手に入れるものではない。ただ汚染されなければいいのだ。では何を「汚染」と言うのかというと、生死ということが気になってわざわざ修行したり、何か生死を脱出したいというような目的を持ったりすること、それが汚染というものだ。もしズバリと仏道を手に入れたいと思うなら簡単、「平常心」つまり平常な心でいること、それが「仏道」なのだ。

では、「平常心」とはどういうものであるか。それは、わざわざ修行などしないこと。これは善いこと、これは悪いことなどという価値判断も要らぬ。取捨選択というような選り好みもしない。この世界にはいつまでも無くならないような永遠な実体があるとか、もともと何にも無いんだとかいうような固定観念を持たない。また、これは凡人の見方だとか、聖者の見方とかいうものを持たないことを言うのである。

まあ、この場に於ける馬祖の示衆はざっとこういう内容なのです。私たちは日常生活に於いても常に是非、善悪、美醜というように、物を二つに分けて相対的に価値判断します。実際、そういう分別が無いと、日常生活はできません。そして私たちは、そういう分別をすることによって、無用な神経をすり減らしつつ、生活しているわけです。

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お知らせ -トゥルク ジャミヤング リンポチェ来日講演-

先日こちらでもご紹介しました、チベット仏教僧・トゥルク ジャミヤング リンポチェの東京講演が開催されますので、ご案内させていただきます。



時 :9月5日(日)
   午前の部9:00~11:30 午後の部13:00~16:00
場所:田道三田分室住区センター2階 第三会議室
料金:午前の部 3000円  午後の部 2500円
  (諸事情により値段に差がありますがどうぞご理解ください)

申し込み:主催者の瀬上貴稔氏にメールで前日までに申し込みをください。
メールアドレス: segatak hotmail.com(hotmailの前に、@を入れて下さい)

とてもシンプルに、わかりやすく仏教の教え・真理をお話くださいます。
シンプルでわかりやすいからこそ、その教えは胸に残り、聴いた者に“気づき”を与えてくれます。
是非お時間の都合がつけば、ご参加なさってください。


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朝顔の開花




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以前、このブログに書きました“手入れを怠っていた朝顔”が無事に開花しました。
一度に咲く花の数は少ないですが、緑のカーテンに毎日きれいな花が咲き、家族を楽しませてくれています。
来年は手入れを怠ることなく、今年以上にすてきな朝顔を育ててみたいと思います。

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暑い⇒熱い⇒厚いで思い出した『多効能 漢語大詞典総合索引』

こう毎日アツ~クては、大いに痩せるはずなのに、その反動でビール腹に拍車がかかってしまう毎日である。
今どきエアコンのない自分の部屋で、扇風機をフル稼働させながら、扇風機にあわせて回転椅子をくるりと回していると、『諸橋大漢和辞典』と並んで、中国上海・漢語大詞典社発行の『漢語大詞典』全12巻が所狭しと書架に並んでいるのが目に入った。
その12巻の隣に『多効能 漢語大詞典総合索引』なる一書がある。1700頁を超えるアツ~イ辞書索引である。

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この辞書はそもそも、中国の国家事業として始まったものだが、途中から漢語大詞典社が引き継いで完結させた、中国随一の大辞典である。その掲載する漢字数3000字、語彙数35万語を数える辞書の索引が、先に書いた『多効能 漢語大詞典総合索引』であるが、この索引作成を行なったのは、この禅文化研究所なのだ。
序文に、4年かかったと書いてあるとおり、35万語の語彙を、当時のパソコンで単漢字から検索して索引を作るのには、かなり大変だったのが思い出深い。

当時、禅文化研究所の編集主幹だった芳澤勝弘先生(現・花園大学国際禅学研究所教授)を中心にして、禅文化研究所が行なっていた禅籍研究の仕事で、中国の俗語を多く載せる『漢語大詞典』は大変に役に立つ辞書だったが、いかんせんピン韻のわからない文字をこの辞書で探すのは面倒なことだった。
「えーい、どうせなら、データにして索引を作ってしまえ」ってことで、漢語大詞典社に持ちかけて、エイヤッ!とはじめたような感じであったが、今から思うと、なかなか骨の折れる仕事だった。当時、パソコンでユニコードは使えず、JIS水準だけだったのだから。
前書きには私の名前や、当時、非常勤職員として勤務し、この仕事に関わっていたTさんという女の子の名前まで書いてもらっている。もちろん、中国との仕事なので、このブログにチベット写真で登場している李建華さんも大いに関わっている。そういえば、月に二度も訪中したこともあったり、重いデスクトップパソコンや、品質のよい日本のFAX機を、腰を悪くしながら持っていったりしたことも思い出される。

ただ、アツーイ思いでやったこの辞書索引も、残念ながら、もう本土にさえも在庫がないらしい。おかげさまで関係学者からは一定の評価を得たし、我々にも成果とともに、忘れられない経験となったのは事実であるが。
ちょっと思い出したので、忘れられないように書き留めておきたい。

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京都御苑にて学びの時間




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大好きな場所。京都御苑。
四季折々の花の開花が待ち遠しかったり、先日は大文字を見に行ったり。一人佇んでじっと大文字を見てらしたおじいさまが、火が消えると手を合わせ、最敬礼してから去ってゆかれる姿は、あまりにも美しすぎました。

さて、広い広い御苑内には、色々な“学び”があります。
自転車でウロウロしていますと、上写真のような看板をみつけました。小学生の課外学習にもぴったり!などと一人思っていた私です。
また、下写真のように“コオロギの里”なんかもあります。もう少し秋が深まったら行ってみてコオロギの大合唱を楽しみたいと思います。
秋の一般公開も楽しみですね。日本文化の真髄がある場所。大切にしたい場所です。

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研究所HP -読む-コーナーのご紹介




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季刊『禅文化』217号 川蔵北路を歩く(8)より 

禅文化研究所のHPにて、季刊『禅文化』より抜粋しましたいくつかの記事をご覧いただけます。
客員研究員で、北京在住の李建華氏による-聖域巡礼-では、厳しくも美しいチベットの写真が満載。
是非ご覧になってみて下さい。そして、『禅文化』のご購読もお願い申し上げます。

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季刊『禅文化』217号 川蔵北路を歩く(8)より
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高野山にて




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初めて高野山へお参りにでかけました。
宗派を問わず信仰されるお大師(弘法大師)さんの聖地。
世界遺産にも登録され、「最近はもう観光スポット的になっているんじゃないの?」などという思いもなきにしもあらず。
ですが、実際訪れて、自分のそんな思いが一掃されました。百聞は一見に如かずとはよく言ったものです。世界遺産に登録され、多くの人が訪れ、魅了されるのも当然で、素晴らしい事と感じました。
それは、奥の院の弘法大師の御廟を目にした時、「あぁ、弘法大師さんは生きてはるんやん」と自然と頭に湧いてきたからです。
何故そう思えたのか自分でもわかりませんが、威厳に満ち満ちた、邪悪なものを一切寄せつけないような神聖なパワーに圧倒されてしまいました。“気”をいただいて帰って参りました。
御廟をお参りする間中、「すごい…」という言葉しか出てこなかった私でした。

後で色々と調べてみると、Wikipediaでは、「真言宗では、宗祖空海を「大師」と崇敬し、その入定を死ではなく禅定に入っているものとする。高野山奥の院御廟で空海は今も生き続けていると信じ…」とありました。確かにこの身で感じてまいりました。

皆さんも高野山へお参りにおでかけになる際は、奥の院の御廟へのお参りをお忘れなく!


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館蔵の名品展 -承天閣美術館-




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墨蹟を学びたい方必見の展観です。
臨済宗大本山・相国寺内にあります承天閣美術館にて、館蔵の名品展が開催中です。
禅の巨匠の墨蹟が多々出展されており、関心のある方には非常に興味深い展示となっていました。
「どの禅僧の字が私は好みかな…。この方が気になるなぁ……」などという所から、その禅師について調べてみたりするのも楽しみの1つです。
是非お運び下さい。>来年3月27日まで


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東福寺塔頭 光明院




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前々より伺ってみたかった東福寺塔頭・光明院さんを訪れました。
散策には暑すぎるからか、夕暮れ間近だからか、1人ぽつんと庭を眺め…。

拝観料は志納、団体客やマナーを守れない方の入山はお断り。
どこへお参りするにも緊張感を持ってお参りすべきでしょうが、入り口に書かれてある事で妙に意識しつつ……。書いていなくては守れない者がいるというのは、由々しき問題だなぁ…とも思い…。

重森三玲作の庭、カラスの鳴き声、蝉の声。その中に身を置く不思議な感覚。
一人旅の方に是非お参りいただきたい塔頭です。

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オルメカ文明展 -京都文化博物館-




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京都文化博物館にて、-古代メキシコ オルメカ文明展 マヤへの道-が開催中です(9/26まで)。

“オルメカ文明”。皆さん御存知でしたか? 私はこの展観で初めて知りました。
マヤ文明よりもさらに遡る事、紀元前1200年頃にメキシコ湾岸を中心に栄えた文明だそうです。
マヤ暦の元とも言われるような独自の暦などもあり、天文学・宗教・文化のレベルの高さには目を見張るものがあります。
日本初の展示との事です。

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アートキャンパス2010 -細見美術館-




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京都市の細見美術館において、アートキャンパス2010-日本美術の見方 京都(みやこ)編-が9月26日まで開催中です。

美術館をキャンパスに!という試みですので、普段足を運ばない方も是非。
わかりやすい解説などがあり、楽しめるよう工夫されています。

私と友人が虜になったのは、初めて目にした小川華岳の「蝶々踊図屏風」です。
天保年間に行われた豊作を祈願する奇祭らしいのですが、仮装行列が今宮神社を目指すのだとか…。
どじょう、かたつむり、だいこん、忍者、さらに高野山の行者の姿をした者まで、それは様々に工夫をこらしていて、見ていて飽きないのでした。現代に復活したら、どんな行列になるのでしょう…。楽しすぎて妄想が膨らみます。

期間中は館長による講演などもあり、ワークショップや茶会など、様々な催しを試みている美術館。オススメです。

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平安女学院大学 有栖館 -有栖川宮旧邸-




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現在は平安女学院所有となっている、有栖川宮旧邸を訪れました(9/30まで一般公開)。

有栖川宮家は、「四親王家」と呼ばれた宮家の一つ。明治時代に東京へ移り住まれた後、京都御所建礼門前に建てられていた邸は京都裁判所の仮庁舎等として使用され、明治24年にその一部が現在地に移されました。現在は平安女学院大学「有栖館」として受け継がれています。書院造の建物は「玄関棟」「住居棟」「客間棟」の3棟に分かれ、「上段の間」、15畳の「能舞台の間」など、幕末から大正時代にかけての宮邸のおもかげを今に伝えています。11代小川治兵衞(じへえ)氏作庭の白砂と緑の鮮やかな庭園もみどころです(パンフレットより)。

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いつも春になると塀の外から、「なんて立派な枝垂れ桜だろう…美しいなぁ」と思っていた桜。その全貌が明らかに!!!
醍醐寺三宝院から移植されたもので、太閤秀吉の「醍醐の花見」当時の桜の孫の木となるそうです。前に置かれた床几から、どれだけ立派な枝ぶりかがおわかりいいただけるかと思います。

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生存のエシックス -京都国立近代美術館-




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京都国立近代美術館において開催中の、-生存のエシックス-を訪れました(8/22まで)。

この展観、正直申しまして自分でも、何のことか…、わかっているのかわかっていないのかそれもわからない…というような展観でしたが、世の中にこういった研究や試みをされている方々がいるのだなぁ…という感心を持ち、美術館を後にしました。
一緒に訪れた友人とは、制作者の意図するところと合致するのかどうかは不明ですが、箱にすっぽり納まってみた自分達について、いまだ色々語り合っています。
なんだか面白い展観ですので、お時間ありましたら是非どうぞ。

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展覧会 愚堂東寔遺墨選




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本ブログでも紹介してきたが、今年は、近世初期を代表する傑僧、愚堂東寔(ぐどうとうしょく)禅師(大円宝鑑国師/だいえんほうかんこくし)の350年遠諱に正当しており、禅文化研究所は、遠諱事務局より依頼を受けて禅師の「語録・年譜」と、ゆかりの寺院を訪ねて撮影した「墨跡集」を制作している(現在印刷中)。
そして、この10月1日には遠諱大法会が大本山妙心寺にて行なわれるが、それにあわせて、花園大学歴史博物館で、愚堂禅師の遺された墨跡や袈裟や硯などの品々を展示される、「愚堂東寔遺墨選」が下記の日程で開催される。
前回は禅師300年遠諱の時に開かれた展覧会。今回、50年ぶりに開かれる愚堂禅師の遺墨展を是非ご覧いただきたい。

◇愚堂東寔遺墨選◇
大圓寶鑑國師350年遠諱記念/花園大学歴史博物館開館10周年記念
  会場:花園大学歴史博物館
  入館料:無料
  会期:平成22年9月21日~10月31日
  開館時間:10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
  休館日:日曜/全学休講日

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トゥルク ジャミヤング リンポチェ来日講演





クリックしてご高覧下さい

皆様こんにちは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
急なお知らせですが、お時間のある方は是非ぜひ!

チベット仏教の高僧、トゥルク ジャミヤング リンポチェ師による来日講演があります。私もお手伝いに伺える事になり、今からわくわくしています。

京都・大阪での日程は下記のとおり。


時 :8月18日(水) 15:00~17:00
場所:Restaurant HIMARAYA
  (京都市中京区河原町三条上ル下丸屋町406 グリントランドビル6F)
電話:075-211-8940
料金:2000円(1ドリンク付)
        


時 :8月19日(木) 18:30~20:30
場所:京都国際交流会館
  (京都市左京区粟田口鳥居町2番地の1)
電話:075-752-3010
料金:1500円


時 :8月20日(金) 15:30~17:00
場所:ネパールレストラン シュレスタ
  (大阪市天王寺区堂ヶ芝1-11-8 ジェム・エックスビル1F)
電話:06-6773-0802
料金:2000円(1ドリンク付)

その他詳しくはこちらからどうぞ。

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ブログ再開




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皆様こんにちは。ご無沙汰しております。

お盆はどのようにお過ごしになられましたでしょうか。
ご先祖様をお迎えになられましたか?
と、このような御挨拶で始まりますのも弊所ブログくらいでしょうか?!

私(在家職員です)の実家あたりでは、茄子と胡瓜におがらで足を付けてお供えしますが、色々ないわれがあるようです。
ご先祖さんが早く帰ってきて下さるよう、馬に見立てた胡瓜、そしてゆっくりと色々なお供え物を載せて帰っていただくよう、牛に見立てた茄子を御供えしておく…。また、日本の祭祀が元となっているので、季節の野菜を供えるところから胡瓜と茄子が選ばれたのだとか、胡瓜も茄子もインド原産だからだとか…。
古くからの習わしと民間信仰などが入り交じり、現在の形になったのでしょう。

ちなみにうちの母は、「胡瓜じゃあ足をつけにくいから、ズッキーニじゃあダメかしら?」と申しておりました…。母よ、ズッキーニはかぼちゃの仲間だし、メキシコ原産らしいし、胡瓜よりカタイと思うし、胡瓜が全く日本では収穫できなくなったというわけでもないのだし、昨今ではスーパーに普通に並ぶとはいえ、仏壇前に御供えするにはやはり違うのではないか?と、その柔軟すぎる発想に絶句した娘でありました。

残暑厳しい折、皆様どうか御身おいといいただいて、弊所ブログにもおつきあいの程、宜しくお願い申し上げます。

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お盆を迎えて、人の一生を想う 




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先般、113歳の東京都最長寿の男性が、実は30年ほども前に亡くなっていたというニュースが取りざたされ、各地で100歳を超えた老人の所在確認がはじまっている。既に40人以上の人が所在不明とのことで、驚かされる。全国で4万人以上もいるようだが、実在されるのはいったいどれだけだろうか。

個人情報保護法の影響で、民生委員や官庁が所在を確認しにくい状況になっているとはいえ、大した確認もしないで、年金を支払ったり、長寿の御祝をさしあげたりしてきたというのは、お役所の無責任極まりないのは言うまでもないが、それよりも驚くのは、どうして家族や親族が、その所在を知らないのかである。

100歳を超えた、あるいは超えていなくても、永きを生きてこられた方が、忽然と消えるはずはないのである。猫じゃあるまいし、人に見えないところで死んでしまうということも、人である以上、そう簡単にできることはできない。もちろん、亡くなっているのに死亡届も出さないで埋葬することなどできない。したら死体遺棄である。
では、この所在不明の老人たちはいったい、どこでどうやって身罷ったのだろう。不思議でならない。

昨今、家族葬なる新語があらわれ、いつのまにやら首都圏では40%もが、葬儀をしないで火葬に伏して、一生はそれでおわり、だそうである。
それどころか、今回の事件で、自分にこの世に産んでくれた父母、あるいは親族が、いつ死んだかどうかもわからず、所在も不明なのに、何も考えないで長年を過ごして来ている人達が、こんなにいるのだということが露呈したわけだ。

私たちは誰一人として、この世に、自然発生した者はいない。先祖から、もっと言えば生物発生の時から、一度も途切れることなく受け継がれてきた命の縁によって、父母によってこの世に産んでもらったのである。とすると、産んでくれた両親が亡くなったとき、礼をもってお見送りするのが当たり前ではないか。
自分の両親は2人、その両親である祖父母はそれぞれ2人で4人、その両親である曾祖父母は×2で8人。そして10代前になると1024人の縁者がいるわけだ。そこまででも全部合計すると2046人の縁がないと、此の身はこの世にないわけだ。
当たり前だが、この当たり前を忘れてしまって、現代人は先祖への崇敬の念ををおろそかにしていないだろうか。

お盆を迎えるにあたって、自分が今生かされていることの意味とともに、先祖からずっと繋がっているこの命というものを今一度考え直して、ご先祖とともに、生きとし生けるもの、三界万霊に供養をしていただきたいと想う。


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弊所は、8月7日~15日の間、夏季休業とさせていただきます。
この間にご注文いただきました本の発送は16日以降となります。
メールやお電話などでのお問い合わせ等も、16日以降のご返答となります。
ご迷惑をおかけ致しますが、ご了承くださいませ。

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慈照寺




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東求堂同仁斎 秋の特別拝観では書院飾りが再現される

DVD禅の庭シリーズの第4作目となる『銀閣寺』の制作が始まり、猛暑が続く7月末に行なわれた撮影隊に同行した。

当初、早朝から本番の予定であったが、気象条件が万全といえず庭の撮影は取りやめ、寺側関係者と打ち合せ後、今後の撮影に備えて銀閣寺執事長の案内で東求堂と観音殿(銀閣)内部を見せていただいた。
これまで東求堂は何度かあるが、銀閣2階に上がるのは初めてで、これも制作者側の役得といえる。

撮影は1年かけて行なわれ、銀閣寺の四季の移ろいと共に禅院の庭が持つ深い精神性や自然観を追い続ける。

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銀閣2階より東求堂を望む
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季刊『禅文化』217号発刊




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季刊『禅文化』217号が7月25日に発刊されました。

一読者でもある職員Kの今回の注目記事は、2月に開催されました第6回臨黄教化研究会での基調講演録。
JT生命誌研究館館長の中村桂子先生に、「“生きている”を見つめ“生きる”を考える」と題してお話いただいたものです。
私もこの研究会のお手伝いの傍ら拝聴していましたが、中村先生のような一つの道を極めた方が仰る「私達は何も知らないんです。わかっている事なんてほんの少しの事なんです」というお言葉にいたく心打たれました。
人間、全てをわかったようなつもりになって驕ってはいけないなぁと思ったものです。

小さな生き物達が“ひたすらに、よく、巧みに、わきまえて”生きる姿、古代インドの宇宙観、四季折々の生命が数多く描写されている『源氏物語』、宮崎駿監督が『風の谷のナウシカ』の発想を得たという堤中納言物語の中の『虫愛づる姫君』など、様々なお話から、“生きる”とは?!を考えさせられる、非常に興味深い内容となっています。

また、今回スペシャルな記事の1つに、福井謙一先生の奥様、福井友榮さんによる「朋あり、遠方より来たる」があります。福井先生と同時にノーベル賞を受賞されたロアルド・ホフマン氏の来京に際しての心の交流、千家十職の樂家を訪れ、日本文化の真髄に触れられた際の事など、非常に印象深く心温まる記事となっています。

グラビアの、巣松翁蔵「禅林墨蹟 東嶺・遂翁・卓洲」や、いっぷく拝見の墨蹟などもお楽しみいただけるかと存じます。

他にも色々と詳しくご紹介したいのですが、下記もくじにて……。
ご購入はこちらから。

季刊『禅文化』217号発刊の続きを読む

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継続は力なり




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私が大学を卒業して10年が経ちます。
周りの友人やその他色々な方に話すとびっくりされますが、卒業後ずっと、2ヶ月に1度のペースで、母校や教授宅を訪れ、途切れる事無くゼミを続けています。
それもこれもひとえに、松田高志先生のお人柄によるものと、感謝せざるを得ません。

ゼミ担当教授の松田高志先生は、京都にいらした頃、御自身に様々な迷いや問題を抱えられた時、上田閑照先生などもいらした相国寺の居士会、智勝会にも参加しておられ、禅文化研究所の哲学研究会にもいらっしゃいました。
どのような御縁か、私がこうやって禅文化研究所にて働かせていただくようになり、松田先生には現在、季刊『禅文化』にご寄稿いただいています。

ゼミでは、“人生科”と題して、「人間とは?」「教育とは?」「宗教とは?」「生きるとは?」など、おおよそ人が生きる上での様々な大問題について、先生や仲間の意見を聞き、自身の考えを発表するという時間を過ごして来ました。
三十代になり、親の事、子供の教育の事、パートナーの事、自身の仕事や生き方の事など、それぞれが違う人生を歩み始め諸問題を抱えるにあたり、学生時代よりも更にゼミの内容も深まっていっている気がします。
方向性がわからなくなった時、迷いそうな時、「ここに戻ってこれば大丈夫」という大きな“安心”がいつも与えられています。

キリスト教系の大学で、日本人に馴染み深い神道や仏教とはまた違う宗教というものに近く触れ、参禅経験もある松田先生の著書やお言葉から多くを学び、その他、先生推薦のシュタイナー教育、神谷美恵子さん、和田重正先生、ネイティブアメリカン、佐藤初女さん、サンテグシュペリ、ミヒャエルエンデなどなど、様々な本を読み過ごした学生時代とその後のゼミは、私の人生におけるぶっとい柱となっています。

就職氷河期で、大学に入った時からもう就職の事を考えなくてはならない時代になっていますが、後々の自分の糧となり、自分を支えるのは、大学生時代に好きで学んだ事だと思います。禅宗でもよく言われますが、“今、ここ”を大切に、立処をしっかりとみつめ、励んで欲しいものだなぁ…と思う今日この頃です。

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朝顔




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5月中旬に朝顔の種を購入し、早々にも種まきをしようと思いながらも、なんだかんだと時間は過ぎてしまい、6月下旬にようやく種まきを行ないました。
その後も、毎日の水やりとネットの設置だけは行なうものの、そのほかの手入れを怠っていたら、このようなお恥ずかしい状態に成長しました。
先日には二輪ほど花が咲きましたが、綺麗な花が手前にある葉で隠れてしまうという事態になりました。
ずいぶんと遅くはなりましたが、次の休日を利用して、綺麗な花が見られるよう手入れを行ないたいと思います。

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ブログ禅 ついに1000エントリー!




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このブログ禅をはじめたのは2006年7月1日でした。それから、あっと言う間に4年が経過し、ついに、このエントリーで、ついに1000を数えることになりました。
最初の2~3週間は、多少の歯抜けとなっていますが、それ以後は、研究所の休みでない限りは、ずっと毎日更新を貫いてきました。

爆発的なアクセス閲覧数にはならないものの、おかげさまで毎日、弊所のホームページと同程度の閲覧数があり、キーワードによっては、検索サイトで上位に表示されるあり、大変うれしく思っています。
本ブログを通じて坐禅をはじめた方、弊所の刊行物を手に取ってみようと思われた方、京都に行きたくなった方、お寺に出向かれた方、禅ってなんだかもっとしってみたいと思われた方、いろいろな方と、ご縁ができたようです。毎日読んでいて下さる方も少なくありません。

なかには拙い文章で、削除してしまいたいようなものもありますが、いろんなスタンスから、少しでも禅のことに近づいてくださる方を見つけられたら、このブログの意味もほぼ達成しているというふうに思っています。

これからも、おつき合いの程、よろしくお願いいたします。
すでに連日の猛暑日ですが、この夏も爽やかにのりきっていただきますよう、皆様のご自愛を祈念申し上げます。

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通勤前に蓮見物 -日蓮宗・立本寺-




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この時期になると、毎年通勤前に日蓮宗本山立本寺の蓮を観にでかけます。
今年も本堂前にはたくさんの蓮が。
ホームページを拝見して初めて知ったのですが、かの名将・島左近の墓があるそうな。
有名拝観寺院はほぼ参拝した方、立本寺さんへのお参りはいかがでしょう。
春には桜も美しいですよ!

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Nightstand Buddists -東京禅センターより-




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妙心寺の東京禅センターさんのホームページには、様々な講座の案内があり、私なども「東京近辺に住んでいれば行きたいのになぁ…」と思うものが多々あります。
久々にホームページをチェックしていると、なにやら気になる文字が。
「Nightstand Buddists……なんだろう」と思いクリックすると…。

週に一度、それも一週間の仕事を終えた金曜日に更新というのが良いのです。
今では私も毎週楽しみに拝読しています。 皆さんにも是非オススメしたく、こちらでご紹介させていただきました。携帯の「お気に入り」にご登録下さい!

なお、東京国際ブックフェアにて禅セミナーを開催し、多くの方にご参加いただきましたが、引き続き禅に関心があり、学んでみたいという方は、東京禅センターさんのセミナーに是非足を運んでみて下さい。最近では、ZEN Cafeが好評のようです。

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真夏の緑




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嵐山近くにある研究所の倉庫へ。
年に何回かでかけますが、山々の緑の変化が楽しみです。
今は力強い夏の緑。濃い、濃いですね~。

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パオン寺院 -インドネシア-




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先日ご紹介致しましたムンドゥッ寺院につづき、パオン寺院です。
ムンドゥッ寺院とボロブドゥール寺院を結ぶ直線上のちょうど真ん中に、パオン寺院があります。
“一直線上”である事から、この遺跡群は、現在ではもう朽ち果ててしまった寺院を含め、かなり大規模な寺院群を構成していたのではないかと推測されるようですが、まだはっきりとした事はわかっていないようです。

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8世紀後半~9世紀頃の建造物との事。
こじんまりした寺院です。内部には何も残っていません。

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不響は終わりだ! -ブライトンホテル-




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我が家近くの京都ブライトンホテルでは、「不響は終わりだ!」と題し、7月は毎夜8時より、ロビーにて30分のミニコンサートが開催されている。しかも無料なのだ。
先日は時間があり、オペラ歌手中丸三千繪さんが出演される日に足を運んだ。

オペラには興味を抱きつつも、これまで全く縁の無かった私であるが、彼女の名前はもちろん存じており、「あれだけ有名な方なら……」というミーハーな思いからでかけた。

その姿を拝見した時、まずは「はぁ…世界の舞台で活躍する人のオーラとはこういうものか…」と思い、その後は歌はもちろんの事、身のこなし、ドレスやアクセサリーのセンス、少しユーモアを交えた会話の巧みな事、彼女の全てに魅了され、私の全細胞がうっとりとした幸福感で満ち満ちるような感覚であった。
本当の癒しを求めるのなら、本物の芸術に触れるのが一番だと思う。

お能が好きでたまに観にゆくのだが、お能の世界では、表情動かぬ面をつけ、極力感情を内に秘めた中で、人間の持つ生の苦しみや哀しみなど様々な感情を表現し、最後には昇華させるような感じだが(これはあくまでも私がこう思っているだけの事です)、土地や文化や人が違ってヨーロッパにゆけば、同じものを外に向かって高らかに歌いあげ昇華させるのだな…と、どちらもの素晴らしい芸術文化に改めて畏敬の念を抱くに至った。

ミニコンサートのはずが、終了したのは10時! 心広き世界のディーヴァ、まさに女神の名に相応しい彼女のすべてを2時間堪能し、来年また…というよりも是非それまでに彼女のコンサートへ…と心に誓った真夏の夜。
もしかしてもしかすると、人一人の人生を変えてしまうくらいに素晴らしい企画かも?!と思える、ブライトンホテルさんの試みにもいたく感心した夜であった。

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男らしさ




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「あの人は男らしいね」「あいつは女のくさったようなヤツだ」とかいう言葉は、「ジェンダー(社会的性差)論」や「女性学」がすでに目新しくない昨今でも、立派に横行している。それでと考えてみる。「男らしさって何だ?」「女のくさったのってどんなん?」 すっぱりと答えの出せる人は意外にというか、当然多くはないだろう。「らしさ」というのは「なんとなく」の域を出ない漠然としたものだからだ。しかし、らしさ―「男らしさ」「子どもらしさ」「女らしさ(これには違和感をもつ人も多少はあるかもしれないが)」―という言葉は、考えてみれば「なんとなく」どころではない底力を持っているのかもしれないのだ。

先般、面白い本に出会った。『大日本帝国の「少年」と「男性性」―少年少女雑誌に見る「ウィークネス・フォビア」』(内田雅克著、明石書房、2010年6月発行)である。「ウィークネス・フォビア(weakness phobia)」とは筆者の造語で「「弱」に対する嫌悪と、「弱」と判定されてはならないという強迫観念」だと定義されている。「フォビア」といえばまず頭に浮かぶのが「ゼノフォビア(xenophobia、外国(人)嫌い)」だが、狭量な視野から生じたステレオタイプな偏見という含意が自ずと浮かんでくる。

本書は副題が指し示しているように、戦前の、少年少女雑誌の記述を通して、どのようにウィークネス・フォビアが形成され、変容し、再編されるに至ったかを検証する。取り上げられる雑誌は、『少年世界』(1895年創刊)、『日本少年』(1906年創刊)、『少年倶楽部』(1914年創刊)および『少女世界』『新少女』『少女の友』などである。画像や記述の分析を通して、いかに「男らしさ」という実体のないイメージが構築されていったのか、どのようにしてそこに正義という「根拠のない価値づけ」がなされたのかが次第に浮かびあがる。戦時には「強い日本男子」、軍縮時代には「弱さ」に対する寛容、「軍靴の音が忍び寄る時代」の到来で、再び「強さ」のイメージが復活する。そこに体制側の思惑や世相が反映されてゆくさまが本書においては見事に可視化されている。

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館蔵の名品展-書画と工芸 -承天閣美術館-




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臨済宗大本山相国寺内、承天閣美術館で7月3日から、「館蔵の名品展-書画と工芸-」が開催中です。

展示されるのは、墨蹟・絵画、工芸を中心としたもので、同展の目玉として美術館の方にうかがったのは、『無門関』を編んだ無門慧開の賛(!)による「政黄牛・郁山主図(双幅)」、「即心即仏」(夢窓疎石筆)、「蘭梅図」(惟肖得巌・江西龍派賛)など。個人的には、どこかで見た(学習参考書だったか)「異国通船朱印状」(西笑承兌筆)の実物や、「黄瀬戸大根文鉦鉢」も捨てがたいところです。
ちなみに、「蘭梅図」で賛をしている惟肖得巌と江西龍派は、当時の五山で文名をはせていた禅僧たちです。現代に続く日本の芸術文化を完成させたと言われる室町時代。そして、その文化的精華である金閣・銀閣に代表される、北山・東山文化。それらの文化の基礎とも言われる、「禅」の美術的側面を味わってみてはいかがでしょうか。

8月10日(火)までは、『京の夏の旅』協賛の特別公開として、本山相国寺の方丈・法堂も公開されています。
※ただし、8月1日・2日は、行事のために方丈襖絵が見られないということですので、ご注意ください(拝観は可)。

是非ともこの機会に、一度足をお運びください。

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良寛遺墨展 -何必館-




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祇園にある私も大好きな美術館、何必館(かひつかん)にて、先日(7/19)まで「没後180年 良寛遺墨展」が開催されていました。
早くにご案内できればよかったのですが、ぎりぎりに参りましたので事後報告となってしまいました。
こじんまりした美術館で、心ゆくまで良寛さんを堪能。5階の茶室ではふーっと深い呼吸を。こちらの美術館へは、一人でゆかれる事をオススメします。

研究所の書籍、良寛和尚逸話選もなかなかに面白いですよ。機会がありましたらご覧になってみてください。

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第17回 東京国際ブックフェアを終えて




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去る7月8日~11日、お知らせしていたように、東京ビックサイトにて「第17回 東京国際ブックフェア」が開催され、今年も多くの来場者がみえた。
昨年比で135%の増加だそうで、四日間合計で約87000人もの方が、一年に一度の、いわば「本の祭典」にお越しいただいたようだ。

禅文化研究所は、筑摩書房や河出書房、中央公論など、大手出版社に近い大通りにブースを構えさせてもらい、スタッフ一同、張り切って集客に務めた。
もちろん、一般書のようにはいかないが、毎年お越しいただく愛読者の方々はもちろんのこと、我々が呼びかける「禅文化研究所」の声を聞き止めていただき、ふと立ち寄っていただいた方も数多く、新刊『禅語に学ぶ 生き方。死に方。』を中心に、たくさんお買い求めいただき、ありがたいことだった。
ブックフェアでは多くの出版社が割引販売をしており、特に高額書籍を求めるのには絶好の機会だと思う。去年までは我々スタッフも、休憩時間に他社の書籍をみたり求めたりしたいのだが、今年は大盛況で、そんな時間さえなかったほどで嬉しい悲鳴だった。

一方、今年はあらたな企画で、妙心寺派東京禅センターのスタッフである若手僧侶のお二方(小林師と富岡師)にお願いして、合計13回に渡る「禅セミナー -椅子坐禅と禅語に学ぶ-」を、ブース内で開催した。
椅子席を10席ほど用意してのミニセミナーではあったが、13回すべてが満席で、土日には立ったまま熱心に聞き入る方、椅子坐禅ならぬ起立坐禅までしておられる方もおられた。
もちろんフェア開催中のことであるから、他のブースからの呼びかけ声や、来場者の話し声はかなりの音量で響いていたのであるが、我が禅文化研究所のブースでは、簡単な坐禅の説明の後、拆(たく)と引磬(いんきん)が鳴って止静(しじょう)に入ると、ブース内だけが静寂になり、参加者からのα波が出ているのか、話ながら通りかかる人達も声をしずめるほど、独特の空気を放っていた。

来年もブックフェアは、同じ東京ビックサイトで行なわれるが、東館という更に大きなエリアで開催されるとのこと。現時点で、禅文化研究所も出展の仮申請を済ませたが、正式に出展するということになれば、またお知らせするので、是非ご来場いただきたい。

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祇園祭




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四条界隈へゆくと、山や鉾の準備が始まっていました(2~3日前の画像です)。
中京区(なかぎょうく)の人々のちょっと浮き足立った感と同時に高揚感がなんともいえません。「あぁ、今年もこの時期が来たのだなぁ」と微笑ましく思いながら写真を一枚。季節の行事と共にある京都での暮らしが大好きです。

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ムンドゥッ寺院 -インドネシア-




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メインのボロブドゥール遺跡の前に、その近くにあるムンドゥッ寺院をご紹介します。

8世紀~9世紀頃の建造と伝わる小さな堂内には、3体の美しい仏像が安置されています。殊に中央に座す如来像(下写真)の美しさは秀逸で、専門家にも高く評価されているそうです。

またこの寺院は、ボロブドゥール寺院から直線上で結んだ3キロ東にあり、その間にさらにパオン寺院という小さな寺院が残っており、宗教的にも意図があったに違いないようですが、まだ詳しくは解明されていないようです。周辺の小寺院を巡礼し、最後にボロブドゥールに辿り着いたのでしょうか。

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尺八の音色




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本日(7/12)、海外より研究所にお客様がおみえでした。
関心があるから……との事で、研究所のN先生(尺八歴40年以上)が皆様に尺八を披露する事となり、私もこの機会にと便乗して尺八の音色を間近に堪能する事ができました。
海外で高く評価されている尺八ですが、案外我々日本人は「聞いたことがない」という人の方が多いのではないでしょうか?
私は昔、あの五線譜では表せないなんとも言えない音色に惹かれ、習いたいとまで思った事もあり、その時には調べてみたりもしたのでしょうが、その情熱がどこかへ去るのと同時に知識も失い、本日は海外からのお客様の熱心なご質問により、こちらの方が勉強になるくらいでした。
日本人は、「あまりに質問しすぎると悪いかしら」というような遠慮から、なかなかに相手を質問ぜめにするのを嫌う傾向がありますが、色々な事を学びとろうとするならば、あのような姿勢は見習うべきだなぁ…と感心したのでした。

昔は尺八の音でも低音が好きだったのですが、高音の透き通るような音色が今の自身の心には響くなぁ…と感じたのでした。あのような音色を出す事により、悟りを得るというのもあるのだろうなと思いました。
また、長く使いこまれた尺八の美しさに、先生がどのように尺八を吹いてこられたのかが見えるようで、その事にもいたく感動したのでした。物に心は宿りますね。

さて、尺八にも色々な流派があるようですが、N先生は普化尺八(明暗)をなさいます。中国の普化宗(臨済禅師と交流があった普化を祖とし、臨済宗の一派ともみなされています)が日本に伝わり、禅の修行や托鉢に尺八を使い、また、坐禅をするよりも尺八を吹く事によって悟りの境地を求めたという事実もあるらしく、“吹禅”ということばもあるそうです。
なかなかに複雑な歴史を持ち、ここで皆様に詳しくご説明をさせていただくには、私の知識はあまりに乏しいので控えたいと思いますが、インターネットで調べると、流派の公式HPなども出て参ります。
是非皆様もこの機会に日本の誇るべき文化の一つ、尺八について学んでみられてはいかがでしょうか。

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-即心即仏- えしん先生の禅語教室 その14




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-即心即仏-
そくしんそくぶつ

前回二月に、馬祖道一の「平常心是道」の話をしてから、この教室をしばらく中断して、別に『禅語に学ぶ、生き方死に方』(禅文化研究所刊)という、美しい写真をいっぱい入れた本を書いていました。
今月の中頃(2010.07)には、店頭に並ぶ筈ですから見てください。さて、元に戻って私たちの禅語教室を再開しましょう。

馬祖の有名な語に、もう一つ「即心即仏」というのがあります。この頃の人は余り書きませんが、昔の禅僧はこの語をよく揮毫しています。この前の「平常心是道」もそうですが、禅は「仏心宗」と言うだけあって、心とは何かがいつも問題になるのですね。禅宗は仏教の一派ですから、他宗とは違って仏様は二の次。先ずはしっかりと我が心をつかみ取らなければならないのです。

我が心と言っても、デカルトが「われ思う、故に我あり」と言ったような、自我の本質というような心ではありません。禅僧の求める心は「仏の心」です。実際「経典」にも仏の心は自分の中にあるのではなく、世界中に充満していると説いてあります。「へー心は自分のうちにあると思っていたのに、自分の外にあるなんて」と、皆さんはきっと驚かれるでしょうね。

しかしよく考えてみると、心などというものは自分の中のどこを探してみても、見当たりそうもありません。ところが心なんかないと言っても、美しい花を見たりすると「なんという美しさだろう」と感動しますし、恋しい人と別れると悲しくて、胸をかきむしられるような思いになります。好きなもの出会うと喜び、嫌いなものと出会うと嫌悪を感じるというように、喜怒哀楽、心とは千変万化ですね。これはいったいどういうことでしょうか。

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Flowers and Plants in Tibet -№20-




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禅文化研究所客員研究員・李建華さんのご子息、叡(えい)さん による、チベットの草花の写真です。
硬そうな土、栄養分や水分などは含まなさそうな大地から力強く生えて、極力水分を必要とせぬよう進化を遂げたのでしょうか、力強い姿です。

専門家さえその品種を特定するのが難しい植物もあるとの事で、植物の詳しい説明は避けたいと思います。どうか、写真をお楽しみ下さい。
尚、チベットの植物について詳しい方がいらっしゃいましたら、どんどんコメント宜しくお願い致します。

追伸:お父さんの李建華さんによるチベット紀行もご覧下さい。
チベットの荒涼とした大地、チベット人の信仰、寺院など、ご覧いただくだけでも価値あり!です。

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東京国際ブックフェア 本日より開催




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昨年の様子

本日より、東京ビッグサイトにて東京国際ブックフェアが開催されています。
弊所は3回目の出展。少ない人数でなんとか頑張っています。
お近くの方、この日は東京近辺にいらっしゃるという方、是非禅文化研究所のブースへ遊びにいらして下さい。そして、お声をかけてください(かけていただきたいのです)!

今回から、東京禅センターさんのお力もお借りして、簡単なセミナーを開催しますので、お時間のある方は是非そちらもご参加下さい。

本日より4日間(日曜日まで)です。どうぞ宜しくお願い致します。

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「出会う」ということ




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ユダヤ人作家、エリ・ヴィーゼル『夜』に出会ったときの衝撃は忘れがたい。
『夜』は、第二次大戦中、自らが移送されたアウシュヴィッツ第二収容所(ビルケナウ)の証言記録である。高い文学性を備えた本書はすでにホロコースト文学の古典となっているが、証言の不可能を突き破った語りは、読者を否応なく出来事の「当事者」にする。証言を受け取らないという道が絶たれているからである。

解放後、ヴィーゼルは、このホロコーストという「出来事」についてはけっして語らないと心に誓っていた。そのヴィーゼルに書き記すことを促し、翻意させたのは、敬虔なキリスト教徒でありすでに著名な文学者であったフランソワ・モーリアックである。

ヴィーゼルのエッセイには二人の最初の出会いが極めて美しく記されている。
敬虔なキリスト教徒であったモーリアックは、ヴィーゼルに、彼の信仰上の根本命題である、神の一人子イエスについて、その偉大さ、神性、十字架上の死について語る。しかし、それがヴィーゼルを激しく傷つける。2千年も前の一人のユダヤ人の死が、十年ほど前の六百万人のユダヤ人の死よりもかくも重いものであろうか、と。ホロコーストはキリスト教圏で起きている。ヴィーゼルが、作品を通じてはっきりと言明しているように、大量虐殺はキリスト教の背景を抜きにしては考えられない。しかしヴィーゼルの怒りに対するモーリアックの態度は、 ヴィーゼルを狼狽させるほどに真率なものであった。彼は、「唇に微笑をたたえたまま、 涙をぬぐいもせずに」ヴィーゼルの言うことに耳を傾けたのである。モーリアックは、 戦前から反ファシズムの論陣を張り、 第二次世界大戦中は、 レジスタンスに参加していた。このことをヴィーゼルは十分承知していたが、 何よりもヴィーゼルを突き動かしたのは、この老作家の率直さといさぎよさだった。老作家はエレヴェーターまでヴィーゼルを見送りにきて、彼を抱き締めたあと言う、「このことを話さないのは間違っている。話すべきです、それでも話すべきです」。
 
真の「霊性」の出会いとはこのことか。ヴィーゼルはこれを契機に語り始める。
やがて証言は、時空を経て私のもとに届く。モーリアックとヴィーゼルの出会いが私において成就するのはまさにこの時なのであろう。

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6月30日の京都のデパ地下




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水無月の夏越の祓する人は
    千歳の命延というなり

今年もいよいよ残る半年。折り返し地点を過ぎました。
元旦に誓った今年の目標、ふと頭に浮かびますね…。

各神社では6月30日に半年の罪穢れを祓い清め、残る半年も息災に…と「夏越の祓」の神事が執り行われましたが、この日に京都では皆が食べる「水無月」というお菓子があります。
古来より、宮中では氷室より取り出された氷が献上され、やんごとなき方々はそれを口にされ、夏越の祓の行事をされたとの事ですが、一般庶民の口にそのような物が入るわけもなく…そこで作られた菓子が水無月との事です。

悪魔祓い、邪気祓いのつぶつぶ小豆が上に散らされ、氷の形をしたお菓子。これを食べるともうすぐ祇園祭が…と、様々な季節の行事と共にある京都です。

私も仕事帰りにデパ地下の菓子屋へと急ぎましたが、どの菓子屋にも「水無月」を求めるものすごい行列が…。
「当たり前」と、この日にこの菓子を食べる。この「当たり前」が来る年も来る年も続いているという事は、やはり素晴らしい事だなぁ…と、列に並びながらぼ~っと考えます。

それにしても、これは京都ならではの現象ではないでしょうか?
皆さまが住まう地ではいかがですか?

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インドネシア更紗(バティック) -インドネシア-




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バティック作りの版木

インドネシア旅行記のつづきです。
どの国を旅しても、“布”が気になる私です。
その道に詳しい方に尋ねると、ジョグジャカルタの町には、昔は草木染の工房もいくつかあったようですが、現在の工房は化学染料?を用いているとの事でした。
近代化の波は、インドネシアの伝統的かつ素朴な染め物にも押し寄せているようです。
それでも、観光客向けとはいえ、工房を見学するのは楽しく……。

インドネシアバティックについては、以前細見美術館での展観を興味深く拝見しましたので、この旅行でも工房を訪れるのを楽しみにしていました。

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技を訪う―葛籠(つづら)

日々の生活で出会った素晴らしい職人さんを、季刊『禅文化』にてご紹介しています。本ブログでもご紹介させていただきます。
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季刊『禅文化』213号より
“技を訪う―葛籠(つづら)”  川辺紀子(禅文化研究所所員)

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マンションに葛籠

 梅雨のある日、クローゼット奥にカビを見つけた。冬には、水が滴り落ちるほどの結露に恐れおののいた初めてのマンション暮らしだったが、「このままでは着物が危ない」と、着物の収納について真剣に考え始めた。そこでまず思いついたのが桐箪笥だった。箪笥屋のショールームに赴き、美しく象牙色に光るその姿にうっとりしたが、一人暮らしの狭いマンションのフローリングにも真っ白な壁にも似合わない。いやその前に誰がこの大金を出すのだ!と、その選択肢はすぐに消え去った。

 そんなころ、雑誌で“京葛籠”を知った。塗りの上品な光り具合、家紋が入ると引き締まる全体の印象。たちまち心を奪われた。加えて、柿渋や自然素材を使うので、虫や湿気から着物を守り、機能性が抜群らしい。すぐに購入したいと思ったが、やはり写真で確認するだけではなく、実際にこの目で確かめなくてはと、直接訪ねてみた。それが、葛籠作りの全工程を手がける“渡辺商店”だった。

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「来年のことを言うと鬼が笑う」

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将来のことは予測しがたい、ということを表すことわざ。

『日本国語大辞典』は出典として1656年の「世話尽」を挙げるが、江戸時代にはすでに存在した古い言葉のようだ。

この言葉、言わんとしている意味は非常に明瞭なのだが、なぜ「鬼」なのか、子供の頃からその必然性がいまいち分からなかった。

一般には「怖い鬼でも笑ってしまうほどばかばかしいこと」と漠然と考えられているようだが、やはりしっくり来ない人が多いと見えて、インターネットで検索してみても、様々な説が入り乱れている模様である。

しかし、今回調べてみると(実は偶然見つけたのだが)もとは中国の俚諺(ことわざ)から来ているらしいのである。さらにさかのぼれば、唐代のある詩に行き着く。

中国となると、この鬼は日本式の虎皮のパンツをはいた赤鬼青鬼ではない。漢文学習者には常識の「死者の霊魂」である。

こうなれば、冒頭のことわざの意味はもう自明であろう。来年のことをあれこれ取り沙汰する現世の人を見て、死者たちがあざ笑うのである。「人間たちよ、いつまでも命があると思うなよ」と。

出典などもあえて伏せておくので、興味のある方はご自分で調べてみてはいかがだろうか。

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所長出演番組 テレビ放映情報




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弊所所長・西村惠信出演予定のテレビ番組の御案内です。
是非ご覧ください。

-比叡の光-

★第1週目「親子の絆①」

7/17(土)8:45~9:00 東京メトロポリタンTV
7/18(日)7:45~8:00 びわこ放送
       8:45~9:00 京都放送

★第2週目「親子の絆②」

7/24(土)8:45~9:00 東京メトロポリタンTV
7/25(日)7:45~8:00 びわこ放送
       8:45~9:00 京都放送

★第3週目「親子の絆③」

7/31(土)8:45~9:00 東京メトロポリタンTV
8/1 (日)7:45~8:00 びわこ放送
       8:45~9:00 京都放送

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建仁寺 両足院の半夏生




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両足院

仕事で建仁寺さんを訪れました。
本山内にある塔頭の両足院さんにて、半夏生の美しいお庭が特別公開されているようです。>7月11日まで。
多くの方がおみえでした。詳しくは両足院さんのHPをご覧ください。

半夏生(はんげしょう)。特別に目立つわけでもなく、日が経ち白い部分がまた緑色になれば見向きもされなくなります。ですがじめじめとしたこの季節、茶室に涼を添えるその姿が私は大好きです。

それにしても本日も30℃を超える真夏日。拝観の皆様も汗だくで、なかなかにお疲れのご様子でした。
京都観光の際は、暑さ対策は万全になさっておでかけください。


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新刊『七十を過ぎてわかったこと』 西村惠信著




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先日、新刊『禅語に学ぶ 生き方。死に方。』(西村惠信著・定価1,470円)をご紹介した折にもふれたが、「第17回 東京国際ブックフェア」への出展にあわせて、数冊の新刊を発売する。
本日ご紹介するその1冊が、『七十を過ぎてわかったこと』(西村惠信著・2,100円)。






「人生、七十歳になってやっと見えてくることがある」  西村惠信







季刊『禅文化』連載の三余居窓話を一冊にまとめたもの。
『禅坊主の後ろ髪』に続く第二冊目。7月30日発売予定。ご予約承り中。

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紫陽花




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あぁ、雨だ。通勤が面倒くさい。憂鬱…。
身体にまとわりつくような湿気を帯びた空気。
それにしても、じめじめとうっとおしいなぁ。

自分の気持ちが浮かないと、そんなこんなが頭の中をぐるぐるめぐるこの季節。

そんな時に庭に目をやると、家人が丹精込めて育てた深い深い海のような色の紫陽花がこっちを向いている。
晴れ渡った雲一つ無い日よりも、雨の日や曇りの日が似合うこの花。
何も言わずに咲くこの花に、心癒され、この季節と現状を乗り越えてゆくパワーをもらう。

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ジョグジャカルタのあれこれ -インドネシア-




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インドネシア旅行記です。
世界遺産、プランバナン(ヒンドゥー寺院)とボロブドゥール遺跡を訪れる際の拠点となるのがジョグジャカルタです。
世界遺産観光の拠点となるだけあって、宿泊先も5つ星ホテルから、おしゃれなこじんまりしたホテル、安宿まで旅のスタイルによって選ぶ事ができます。ジャカルタのような大都会ではなく、庶民的な面が多分に残る街で、散策も楽しめ、私の好きな雰囲気です。
上の写真のような小さなツーリストオフィスでは、レンタルバイクなどもあり便利です。それにしても、看板の左に書いてある「ZEN BORNEO」とはお店の名前?!
ボルネオはボルネオ島のことなのでしょうが…。
何故ここで?というような所でちらほらと、ZENという文字をみかけました。

さて、イスラム教徒が大半を占めるこの町。ジョグジャカルタで一番大きなショッピングモールへゆくと、マクドナルドの店員さんだってコーヒーショップの店員さんだってヒジャブを被っています。
ヒジャブ専門ショップには、結婚式のおよばれ用?のような華やかなヒジャブから、普段用まで、乙女心?をくすぐるような物がたくさん売られていました。

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